魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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アリサへの依頼
「ねえ綾ちゃん、アリサちゃんが校長室に呼ばれたんだけど」
「呼ばれたねぇ」
「なんだったのかなぁ」
「なんかの論文で優勝したとかなんかじゃないのかな。
そんなに心配なら後で聞いてみたら?」
「う・うん」
「なのは調子悪い?」
「な・なんで?」
「すこし顔が赤いような気がするし、言葉がすこし変な気がするから?」
「にゃ、にゃ、うん、なんでもないよ」
「ならいいけれど」
俺たちがこんな馬鹿話をしていたときアリサ自身困ったことが身に起きていた。
「アリサ・バニングス入ります」
「呼び出しをして悪かったねぇ、バニングスさん」
「いえご用件はなんですか?」
「来月にディベート大会があることは知っていますよね」
「はい、私も楽しみにしていますが、まさか中止になったとかですか?」
「そんな状況ならバニングスさんではなく、水野さんを呼び出しすると思わない?」
「はい?」
なんで私を呼んだんだろう、世間話がしたいわけではなくディベート大会の事っていうのはわかる。
今回のディベート大会何かするって言ってたよね。
思い出した。
「学園長ゲストの事でしょうか?」
「流石ですね。バニングスさん」
「その方のエスコートかなんかですか?」
「大当たりです。お願いできるかしら」
「それはもちろん」
そう言うのはそれこそ生徒会などのしごとじゃなかったかとかアリサは思っていた。
もしかしてそれ以外に何かあると身構えていた。
「良かった、引き受けてくれないかと思ったので、
無理なら南條さんに頼もうかと考えてたの」
「綾・・・あ、いえ南條さんにですか」
「そうですね。本来は生徒会長さんにお願いをしようと思いましたが、
この時期は忙しいですので」
「水野生徒会長や南條さんが必要って事はゲストってもしかしてVIPですか」
「さすがバニングスさんですね」
「さすがにこれだけヒントをもらえれば」
「時間もなんですからお相手はエルシード王国のセシエラ王女が来日途と共に参加をいたしますので、静養先としてお願いしたいと思いまして」
「わかりました。」
「では日にちは後日お知らせいたしますのでよろしくお願い致します。」
「はい」
アリサが教室に戻る途中で教室の前で綾がたっていた。
「アリサどうしたの?」
「綾なにが?それを言うのは私の方だと思うのだけど、私たちの教室の前で立ってるんだから?」
「校長先生の呼び出しで何かあったと思ってね」
「頼まれごとよ、それ以上はまだ言えないわ」
「そっか、手伝いが必要なら言ってね」
綾はアリサの微妙な雰囲気でやはり何かあったと確信はしていたのだが、聞いても答えてはくれないだろうと思っていた。
「あの件で怒ってないの」
「それはそれこれはこれでしょ。一応納得はしたしね」
「そうね、そのときが来たらお願いするわ」
「了解」
こういう時綾は察しが早くて助かる
多分完全な詳細は知らないとは思うけれど、
今回は最上級VIP
いくら綾でも口外は出来ない。
面倒なことにならなければいいのだけど
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