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魔法少女リリカル☆イリヤ

作者:マッハ
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次元航行船アースラ

「なんでお前らまでついてきてるんだよ」

「見張り?」」

「なんのだ!?はぁ、美遊を呼んで正解だった」

「?」

今こうしてなのはを待っている
理由はジュエルシード
最後の一つらしくこれでようやく終わる

「すみませーん。待ちましたか?」

「いや、そんなに待ってないよ。ただこの二人が面倒なだけ」

「?それじゃあ」

「待って」

「どうしたクロ?」

クロが真剣な顔をして俺達を止める
まるで敵と対峙したような感じで
そして

「誰かに見られてる。」

「ど、どこ!?」

「いえ、これは多分監視カメラのような物で見てるわ....出てきなさい!」

『まさかばれるとは思いませんでした』

そこに空中にディスプレイが現れる

「あ、えとこれはですね」

「管理局の人間か」

「「「え?」」」

管理局...そのままの意味でとらえてもらってかまわない。それは方と秩序を守る警察と同じ立場だ

『話が早いのですね。どうですか。我々のアースラに来て話し合うというのは』

「....どうする?隠蔽は必須なんだろ?」

「相手は未知の存在、それに警察のようなものなら話し合うのも手だと思う」

「私はどっちでもー」

「クロテキトーな事言わない!私もミユに賛成かな」

「なら決まりだな。わかりました。互いに手の内さらけ出しましょう」



アースラ艦内

「ほえー、これがアースラ。次元を渡る船」

「宇宙空間なのに無重力じゃない?むしろ重力がちゃんとあって言葉も発せる?それに」

「ミユー、考えすぎはよくないわよ...」

俺は予め知っていたからあまり驚かないがさて、どうしたものか。敵陣に乗り込んだと同じ状況だ
それでいて情報がまるでない

「君達がなのはの言っていた魔導師でもない魔法使いだな?」

「貴方は?」

「僕はクロノ・ハラオウン。執務官だ。案内するこっちだ」

案内されるまま入った部屋は...和室だった

「え、なんで和室?」

「その前になんで別の世界の人が日本の文化を知ってるかをだな」

「そもそも言語が通じてる事にも問題がある」

「いらっしゃい。さ、座ってどうぞ」

「....」

俺達は座る。

「先ずは自己紹介からしましょうかリンディ・ハラオウンです」

「ハラオウンってまさか」

「えぇクロノの母です。それで貴方達は?」

「衛宮総刃です」

「イリヤスフィール・フォン・アインツベルンです!」

「クロエ・フォン・アインツベルンよ」

「美遊・エーデルフェルトです」

今気づいたけど俺だけカタカナ入ってねぇ!
このハブられた感、むなしい
いや仲間はずれとかじゃない。うん持って生まれた物だよな。そういや美遊の本当の名前って?

「貴方達は魔術師と聞いてるけれど本当にリンカーコアがなくて魔法を行使してるの?」

「えーと」

[それは私達カレイドの礼装がいるからです]

「あら、自立型デバイス?」

いえただの精霊です。てかリンディさん緑茶に砂糖って...

[我々は魔術礼装と呼ばれる物です]

「魔術礼装?」

[簡単にいえば魔力のこもった便利アイテムと思っていただいて構いません]

「俺はゼロを使ってですから普通の魔導師です」

弁明だけしておく
それにしても本当に別世界の技術は凄いな
空飛ぶ船とか

「んー...」

「えっとどうかしたんですか?」

「本当なら私達は貴方方を見逃せないの」

「へ?どうしてですか?」

「ここは管理外世界で別の方法だけど魔法を使う原住民がいるって聞いたら黙ってる訳にはいかないの」

つまり俺達は実験材料?いや違うか
研究対象とかか?

[私達も魔術の隠蔽はしなければいけないのですがなんだか最近ばれる事が多くなってどうでもいいかと]

「「よくない!」」

まったく、ルビーはいつも適当なんだから
さて、どうしたものか。今更逃げるなんてできないしなぁ

「まぁ今回はジュエルシードを集めるのに協力してくれましたから見逃す事にしましょう」

「よかったー」

「...あの、金髪の子...フェイトの事なんですが」

「フェイトさんの事を知ってるんですか?」

「いえ、よくは知りません。ですが何か理由があってジュエルシードを集めてるんだろうなって。それでどうなったんですか?」

「まだ見つかってないの。でもなのはさんがフェイトさんに勝負を挑んだの。勝った方がジュエルシードを総取りってルールでね」

でも、それを許容していないはず。なら勝っても負けてもフェイトにはジュエルシードが渡らないはずだ

「...その戦い、俺達も見ることができますか?」

「....これ以上関わってしまうと貴方達の秘密を守る事ができなくなりますよ?」

「俺はなのはに協力すると決めています。せめて俺だけでも」

「私も!」

「イリヤ?」

「関わったのに今更関係ないで追い出されるのはイヤ!ソウが行くなら私も!」

「イリヤと総刃が行くなら私も」

「なんだかよくわかないけど私だけ仲間はずれはイヤだから私も一緒に行くわ」

「...という事です」

しばらく沈黙が続いた後

「わかりました。地球の時間で5月27日。早朝5時に我々が用意した舞台で始まります。ですのでそれまでにアースラに乗っていただきます」

「わかりました。それでは俺達はこれで」

見送られて家に帰った頃には3日後の事を考えていた
 
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