勇者って...何?
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第41話 抹茶、月白って...何?
「あ、あの、竜帝さん?」
「ん...な~に~?」
「名前つけて良い?」
「いいよ~」
何にすっかなぁ...雷霧に合わせようと思うんだけど...無理だろうなぁ...
いっそ、変えるか?
雷霧、名前を付け替えちゃっていい?
『私は構いませんが』
ありがとう
じゃあ、決めたわ
「竜帝さんは抹茶、後で漢字も見せるから、雷霧は...月白
で良いかな?」
「うん、いいよ~」
『名残惜しいですが...ありがとうございます』
「さて、抹茶、本題なんだけど...目の前にいるのって本当に紫竜?」
「気配が変わっちゃってるけど...そうみたいだね~、操られてるみたいだよぉ~」
「じゃあ...どうすれば良いの?」
「こいつを倒すかぁ~、操ってる本人を倒すか~、アーチファクトを壊す事だね~
「その、アーチファクトって何?」
「レリックとも呼ばれる、考古遺物?だったはずだよぉ~、右目に埋まってるのが多分それだねぇ~」
「一番良いのはそれを壊すことだけど、取れないよね?」
「う~ん...可愛そうだけど...右目を刺すのが一番じゃないかな~」
「そこまでいくの...難しいよね?」
「風属性魔法でぇ~、飛べるよ~?」
「じゃあ、教えて?」
「面倒くさいからぁ...呪文でいいよね?
我、風属性魔法を行使する、我、望は飛空
ほらねぇ、飛べてるでしょ~、いつもは使わないけどねぇ~」
「ありがとね...
我、風属性魔法を行使する、我、望は飛空
頑張るかぁ~」
だけどなぁ...目を刺すのはちょっと怖いわ...
さっきからこっち見ないんだよなぁ...竜
目が悪いとかなのかな?
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