魔法少女リリカル☆イリヤ
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紡ぐ絆
前書き
本当に気軽に声をかけていただいていいんですよ?
「ぐはぁ!?」
吹き飛ばされ血を吐く。強い...今までで一番!
だけど負けられないだって...だって
「「次はきっとイリヤが呼ばれる!」」
「イリヤはもう...戦いを望んでいない!初めてだったんだ...私を...友達って言ってくれた人...だから!」
美遊の持つエクスカリバーから強烈な斬撃が放たれる。だがそれで魔力を使いきったのか美遊の中からカードが出てくる
[変身が解けた?美遊様!]
「戻ってサファイア!すぐに魔力供給を!」
[は、はい...!?]
サファイアがバーサーカーに掴まれる。まずいアレから奪い返すには斬り落とすしか。だがそんなことができるのか?
いや、1つだけある。余りにも勝算が薄いたった1つの活路!
「汝理を破りし者!交差!謎のヒロインX」
とある英霊、というかアーサー王の力を使いバーサーカーの進行を止める、ついでに腕を斬り落とせたら万々歳だ。だが同じ武器だからか金色に光る剣、エクスカリバーの斬り込みが入りにくい。変わりに闇落ちしたエクスカリバーは通る。だがそれも最初のうち、だんだん硬くなっていく
バーサーカーが瓦礫を投げてきた。だがそんなの避けてしまえばっ!しまった!後ろには美遊が!
「くっそ!」
飛んできた瓦礫を粉々に斬り刻む、だが
「がッ!?」
バーサーカーが見えないうちに近づいて俺を殴り飛ばした。
「総刃!」
「あー、やばいかもしんねーな」
[全魔力回復に回すぞ!]
俺のお腹に鉄の棒が刺さる。無理矢理身体を前にやり抜くが激痛が走る
「総刃!」
「馬鹿!自分の心配をしろ!前を見ろ!」
そう、美遊の前にバーサーカーが迫っていた
「な」
言葉もでない。俺は動けない。動くなと脳が警報を鳴らしている
ただでさえ血が抜けてるのにこれ以上血が抜けたら気を失う。
まだ、スラッシャーを飛ばすが弾かれる
ここまで...か
「ごめんな...イリヤ...もう会えないや」
「そんな事ない!」
え?
この声は...まさか!
「リンさん!効いたよ」
「 anfang(セット) 」
「 Zeichen(サイン) 」
獣縛の六枷(グレイプニル)
「ソウ!血が!」
「俺はいい!美遊の所にいけ、言うこと...あるんだろ?」
「...もうソウは...絶対安静だからね!」
それは約束できねーな。
「イ...イリヤ...どうしてここに?」
「ごめんなさい。私がバカだった。何の覚悟もないままただ言われるままに戦ってた。戦っても...どこか他人事だったんだ。こんなウソみたいな戦いは現実じゃないって...なのに...
その『ウソみたいな力』が自分にもあるってわかって....急に全部が怖くなって」
「イリヤ...」
「でも、本当にバカだったのは逃げ出したことだ!」
そう、どんな経緯だったとしても...自分が関わったことを...関わった人を...なかったことになんかできない
「"友達"を見捨てたままじゃ前へは進めないから!」
「これは...ステッキが共振してる?」
「うん...できるよ私達なら...私達3人なら!終わらせよう...そして前に進もう!」
並列限定展開(パラレルインクルード)
それは獣を縛る縄が千切られ敵が拘束を破ると同時のこと、鏡面界に太陽が現れた。
燦欄と輝くその黄金の光はまるで
「万華鏡(カレイドスコープ)...か」
「まずい!敵が動く!」
そんな中飛んで行く、飛来する二つの剣が
それはばつ字に落ちて魔力を噴出していた
「これがほんとのエックスカリバー...なんてな...イリヤ!美遊!行けーーー!!」
太陽が闇を貫き、そして俺達の夜は終わった
「総刃!ルビー!サファイア!治療を」
[助かる、俺じゃ応急処置程度しかできねぇからな]
[いえいえ、そこは我々マスターを弄り隊の仲じゃないですか]
[私はそんなものに入った覚えはありませんよ姉さん]
こ、こいつらひでぇ。それが従う奴の言うことかよ。てかいつそんなのに入った!?少なくとも風呂以外はゼロと一緒だぞ!?
[んなもんはいってねぇからな。]
そ、そうか。
「魔法って便利だな」
[俺のはルビーやサファイアみたいになんでもできるわけじゃないんだがな]
「まぁ適性とか色々考えたらそうだよな」
「本当よねぇ、貴方がどんな物なのか聞きたいわ」
[言うかよ赤い悪魔!]
「なんですって!」
「わー!リンさんソウは怪我人なんだから!」
覚えてなさいと捨て台詞を言うとその場に座り込んでしまう
「予想外の出来事もあったけどセイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、アサシン2枚、キャスター、そしてバーサーカーすべてのカードを回収完了これで...コンプリートよ」
俺の治療も終わり一息つく
[ちょっとちょっとみなさんせっかく勝ったというのになんですかこのだらけムードは。しょうがないですねここは一発ドでかい祝砲を]
「それはもういいから」
「イリヤ、美遊、総刃。勝手に巻き込んでおいてなんだけどあなたたちがいてくれてよかった。私達だけじゃ多分勝てなかったと思う。最後まで戦ってくれてありがとう。それじゃこのカードはわたしがロンドンに」
「「「あ」」」
「オーホッホッホ!最後の最後に油断しましたわね!ご安心なさい!カードはすべて私が大師父の元へ届けて差し上げますわーっ!」
「んなああああああっ!?」
この人達は最後まで馬鹿やって...はぁ。
「帰るか!」
「「うん!」」
そして
なんだこの状況は....
注目の的じゃねぇか
「なんていうか、もうあんた達の仲がどうなってるかわからんのだけど」
俺もわかんねーよ!おいそこの男子!睨むな!俺が美遊とつりあうわけないだろ!というか美遊とつりあう人なんているのか?
「昨日までケンカしてなかったっけ?というかなんでソウまでくっついてんの?」
「俺が聞きたい」
「一夜にしてなんというデレっぷり」
「イリ子とソウのやろ!俺達の知らないところで美遊ルート攻略しやがったのか!」
美遊ルートってなんの恋愛ゲームだよ
「ま、まぁ仲がいいのはいいことじゃない。仲直りしたんだよね?」
「う、うん」
仲直りつーか、元から美遊はイリヤのために昨日動いたって言うか
「まーいいや!ミユキチも丸くなったってことで今後とも仲良くしていこーぜっ!」
「は?どうしてあなたと仲良くしなくちゃいけないの?私の友達はイリヤと総刃だけ。あなたたちには関係ないでしょう。もう二人には近づかないで」
「う...うおおアアアアァァーッ!!」
「なっ、泣かせたぞー!?」
「ちょっとミユーッ!?」
「なにを怒ってるの?私の友達は生涯イリヤと総刃だけ他の人なんてどうでもいいでしょ?」
怖っ!?怖いよ。俺はそっと抜け出そうと
「そういやソウは二人のどっちを選ぶんだ?」
「は?」
「「....」」
おい、やめろよその質問、取り敢えず
「藤村先生に話があったんだった。ちょっと職員室行ってくる」
ズコーと美遊以外がこけた
そして藤村先生に何を話すか考えて出た結果
「先生、俺男友達できないんですがどうすればいいですか?」
「取り敢えず話かける所からやってみよう!」
それをしても睨まれるだけです...
後書き
クラスカード事件終わりです。次はジュエルシードとクロの話です。
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