勇者って...何?
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第20話 魔王って...何?
「魔王打破、頑張りますか...」
「ん?また、勇者か...本当おかしいよなぁ...悪いのはあっちなのに、こっちが悪いように言われてよう...」
なんか、すごいこといってるんだけど...
「えっと、魔王?」
「あ?俺は魔族の国の王だが?今ですら、魔王と言われてるのか...」
「じゃあ、王様、さっき、言ってたのって...」
「ん?聞こえてたのか...ここだけの話、こっちの国とあっちの国が戦争を始めたのには理由があってな」
あっちの国の人が、こっちの国の国民を殺戮したんだよ...」
「そう...なのか...和解ってできないかな...」
「和解か?条件を飲むならいいぞ」
「条件とは?」
「お互いの国が全面的に関わらないこと、これだけだ」
「そうですか...なら、条件を飲むので和解しましょう、ね?」
「その方が楽だな、そうするか、勇者なら、あっちの王も聞くだろう、それとこれを持っていけ...」
その後王城で
「と、言うことだったんだけど、エスト、いい?」
「ふむ...ケンジ殿の言うことならばな、ただし、表向きは、ケンジ殿が倒したことにしておこう
その方が都合が良い」
「そうだね」
「じゃあ、ケンジ殿は元の世界に戻るか?」
「俺はいい、響は?」
「僕も、良いや」
「じゃあ、式典の準備だな...3日後にやろう」
「じゃあ、3日後に」
翌日
「さて、魔王にもらったこれを読んでみるか...」
この本は、先代勇者の残したたった1つの書物らしい
「...へえ、先代勇者は、魔法をたくさん覚えていたのか......ギフトについても書いてるな
ギフト名は...」
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