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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。

作者:炎の剣製
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0160話『続・サラトガの出撃任務と夜戦型艦攻』

 
前書き
更新します。 

 





昨日に引き続き最後のサラトガの出撃任務をやろうと思う。
最後の出撃任務は『夜間作戦空母、前線に出撃せよ!』というKW環礁沖海域(6-5)に出撃するというものであった。
まだ今月は6-5は攻略していないので幾分楽に攻略は出来るだろうなという思いである。
よって私はメンバーを集める事にした。

「大淀、榛名。メンツはいつも出撃するメンバーから一人サラトガに変えればいいと思うのだけど、大丈夫かな?」
《問題はないと思いますよ。提督がそれでいいと感じたのでしたらきっと大丈夫です》
「そうですね。榛名さんの言う通りです。提督はもっと自信を持った方がいいと思いますよ」
「そうだな……わかった」

私は任務でもなければいつものメンバーは秋月、アイオワ、瑞鶴、翔鶴、摩耶、北上の六名を使っているんだけど今回は瑞鶴をサラトガに変えて、あと戦艦はアイオワからビスマルク、秋月はもう少しでカンストしそうな照月に変更。
よって再編成されたメンバーはサラトガを旗艦に、ビスマルク、翔鶴、照月、摩耶、北上の六名になった。
そして決まったメンバーを招集する。

「提督。サラトガ、最後の任務も頑張りますね」
「ああ。頑張ってくれ」

私はサラトガにねぎらいの言葉をかける。
一昨日から頑張ってもらっているからな。
この作戦が終わったら休ませてあげようとするか。

「ビスマルクさん、戦艦として頑張ってくださいね。私とサラトガさんが制空権は維持しますから」
「頼むわね、ショウカク。アイオワの代わりだなんて言わせないんだから!」

翔鶴とビスマルクがそんなやり取りをしている。
ビスマルクはいつも6-5攻略にはアイオワを使うから力不足だと思われたくないのだろう頑張って強がって胸を張っている。

「サーモン海域北方では頑張れなかったから張り切っていこうかー。ね、照月?」
「はい! 今度こそ頑張りますね!」
「お前らも少し根に持ってんだなー」

先のサーモン海域北方での任務でメンバーチェンジで活躍できなかったのを悔やんでいるのだろう北上がやる気を出しているのはいい事だな。
そんな北上に摩耶がそんな言葉を言っている。
うん。ごめんなー。
そしてみんなのやる気も確認できたので私はみんなに話しかける。

「さて、それじゃみんな。このメンバーでKW環礁沖海域に出撃してほしい。特に体調は悪い者はいないよな?」
「あたしは平気さ! しっかりと対空防御をしてやるぞ!」

真っ先に摩耶が声を上げる辺り性格が出ているよな。

「摩耶は大丈夫と……他も大丈夫か?」

それで各々に確認を取っていき、みんなは体調は万全いつでもいけるということで、

「それじゃ出撃してくれ。戦果を期待しているよ。まだ今月は最初の攻略だからそれほど難しいという事はないだろうしな」
「「「了解」」」

それでみんなは出撃していった。






KW環礁沖海域に進撃している一同はまだ道中が敵深海棲艦がいないために話をしながら進んでいた。

「しっかし……KW環礁沖海域っていうとボスは空母棲姫だよな?」
「そうですね。でもそれがどうしましたか……?」

摩耶がふとそんな事を確認するように口を出す。
それに照月が反応して答える。
摩耶は少し難しい表情をしながらも、

「いや、夏の大規模作戦ではあいつって水着着ていたじゃん? それなのにいつもより強く感じたし道中も邪魔ばかりしてきたからな。だからよ、ぼこぼこにしてやろうぜ……?」

まるで悪だくみをするような表情で摩耶がそんな事を言い出した。
それで他のみんなもいつも空母棲姫には苦い思い出を持っているのかやる気……殺る気を出していた。
そして戦闘海域へと突入していき、

「おらおらっ! 摩耶様の登場だ! 雑魚は消えな!」
「摩耶さん、少し怖いよー」

摩耶が対空射撃をしまくって襲い掛かってくる艦載機を照月とともに根こそぎ叩き落としている。
そんな摩耶に感化されたわけではないのだろうがビスマルクも日ごろの鬱憤を晴らすがごとく、

「マヤには負けていられないわね! 全砲門、ファイア!!」

戦艦の火力で深海棲艦を次々と屠っていた。
そんな二人を北上は見ながら、

「あたしは装備もあれだし~……雷撃でも頑張るとしましょうかねー」

それで先制雷撃を放っている少しおとなしい北上の姿があった。
みんながみんな活躍するのをサラトガと翔鶴は見ながら、

「みなさん元気ですねー」
「ちょっと元気が良すぎると思いますけどね……ボスエリアへの到着前にばてないといいのですけど……」
「そうですね。あ、サラの子達、お願いしますね」

翔鶴の言葉に反応しながらもサラトガは艦載機を発艦させていた。
そしてほぼ無傷と言ってもいい状態でボスエリアへと到着する。

「シズミナサイ……!」

空母棲姫率いる連合艦隊が登場したのだけど、そこに航空基地隊の陸攻が襲来して襲い掛かっていった。
それによって半数以上が撃沈していた。

「ひゅー♪ やっぱり景気がいいねー。それじゃ砲雷撃戦開始するぜ! みんな、あたしに着いてきな!」

旗艦でもないのだけど摩耶がそう言って砲撃をかましていく。

「負けないわよ!」
「あたしも頑張るよー!」

それであまりの勢いに少し引き気味の照月が、しかし大人しく対空射撃をしまくっていたのはまぁ性だから仕方がない。
まぁそんなこんなで、

「カッタト……オモッテイルノカ? カワイイナア……」

そんな捨てセリフとともに空母棲姫は沈んでいった。

「勝利しましたね。それでは皆さん、鎮守府に帰投しましょうか」
「「「了解」」」

サラトガの号令でみんなは鎮守府に帰投していった。
そして提督はというと、

「みんなの会話を通信で聞いていたけど、みんなストレスが溜まっていたのか……?」

ついそんな本音を漏らしていたり……。
そして任務が完了したので、

「それじゃ今回は報酬で貰うのは『夜間作戦航空要員+熟練甲板員』と『熟練搭乗員』としようか」
「そうですね。F6F-5Nは今のところ出来る目途が立っていませんから現実的に行きましょうか」
《できれば欲しいところですけど欲張ってはいけませんからね》

提督と榛名と大淀はそんなやり取りをしながらも現状では出来る任務である『夜間作戦型艦上攻撃機の開発』を行って『TBF』を改修して『TBM-3D』をゲットした。
これで先に受け取っておいた『F6F-3N』と一緒に装備する事で夜間での航空機発艦を行うことが出来るようになる。

「これからもさらに戦いは激化していくだろうから空母が夜戦をできるというのはありがたい事だな」
「そうですね。深海棲艦も強化されているでしょうからいい事だと思います」

そんなやり取りをしていきながら提督達は今後について色々と話し合っていったのであった。


 
 

 
後書き
装備さらし。


サラトガMk―Ⅱ 村田隊、岩本隊、52型熟練(MAX)、F6F-3N
ビスマルク   Iowa砲×2、夜偵、一式徹甲弾
翔鶴改二甲   村田隊、52型熟練(MAX)×2、彩雲
照月改     10㎝連装高角砲+高射装置×2、13号対空電探改
摩耶改二    90㎜単装高角砲(MAX)、5inch連装砲 Mk.28 Mod.2、FuMO25 レーダー、Bofors
北上改二    甲標的、10㎝連装高角砲+高射装置×2


F6F-3NとTBM-3Dを装備したサラトガがとても強かったです、はい。
夜戦が出来るだけでここまで変わるものなんですね。
でも、残念な事と言えばイベントでは連合艦隊編成がほとんどですので第二艦隊に入れられない空母が夜戦で活躍する機会は少ないという所でしょうか……。
無理に大鷹に載せてもスロットを無駄にするだけですし少し考えモノですね……。



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