魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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5部 Sweet Songs Forever
1章 香港国際警防隊
訓練
「綾です。短い間ですが、お世話になります」
当然ながら大人モードでのご挨拶。
さすがに小学生では練習参加無理らしいから大人モードで、
そのための先日の大人モードでの練習だったんだろうと思われる。
普段は大人モード厳禁だから
士郎さんが言うにはそれに慣れるとと地力アップがきっと少ないと思うかららしい。
メリットは体が出来ているのである程度の練習が楽になる事
デメリットはこれは憶測なのだが大人モードでの戦いが基準になると
大人モードがもし使用不可の場合、何かと不利益が生じる可能性が出てくることと子供の時の成長率が多分落ちる可能性があるって言われたので現場以外は基本通常バージョンなのだが、まぁ今回はね
なんか騒々しいと思ったら、そりゃそうかと言いたい。
俺自身は忘れがちになるけれどこのスタイルって全世界でもちょっとした有名人って事
去年行われたKOF上位は一応の有名人になるらしい
特に戦いの世界では
とはいえ闘いと言っても此処での戦いは全く違ったものだと思うんだけど
こういう場所だからか格闘好きが多いのかもしれない・
とにかく警防のオフィス(本部でもあるらしい)に到着。
当然、丁寧にお辞儀だ。
なにごとも最初が肝心。
これからお世話になるところでもあるしね
「はい、よろしく。兄さんから聞いているとは思うけど、私が御神美沙斗です」
年の頃だととにかく、30代こ・・・前半に見えるノーネクタイの朱色のスーツに身を包んだ黒髪ロングなこちらの女性が、高町家の縁者さん。
でも・・・御神? 聞いた時にも思ったけど、御神流となんか関係あるのかな。
何か忘れている感じが最近生前の記憶特にこの世界に関する記憶が忘れて行ってる気がする。
「どうしたの?」
「いえ・・・」
さっきから、ここに入った瞬間から本能的な警報が鳴っている
ここは間違いなくヤバいと
「母さん、久しぶりっ!!」
「えぇ、久しぶりね。美由希」
・・・はい?
いやあの、ちょっとちょっと、気のせい?
今、確かに美由希さんは、こちらのお姉さんを『母さん』と・・・。
で、美沙斗さんも、こう、凄く自然に受け入れていた感じが
「・・・あぁ、そういえば知らなかったんだね。私、御神の母さんって呼んでるの」
「まぁ、色々あってね」
「な、なるほど・・・」
思い出したそうだ、高町家って少し複雑な家庭環境だったのを思い出した。
とらハでは、でもこの世界はとらハではなかったはず?
とらハでは確か、士郎さんと桃子さんの実子ってなのはしかいないんだよなぁ
夏織さんっていう人が恭也さんのお母さんになるはず。
美由希さんは本来は従妹になるはず
なんとなく思い出した
「・・・それで、美沙斗さん」
「あぁ、恭也、うん演習だったわね。・・・あなた達の準備が出来次第、
いつでも行けるわよ。
今回は外部との協力演習だから」
とにかく、僕達はすぐに演習が行われる廃ビルへ、
美沙斗さんの案内で向かった。
香港到着から1時間も経たずに、戦闘態勢に移行することになった。
時間は待ってくれないというけれど、ちょっとぐらい休みでもいいと思うんだけどな。
演習のルールは、俺達がビルにいて。侵入してくる敵を潰し、
指令部を押さえられたら、こちらの勝ちらしい。
うん、はっきり言って俺邪魔だね。
恭也さんや美由希さんレベルで隠密行動なんて出来ないし。
やっていることはコナミのメタルギアだよね。
スネークって言いたい
俺はMSX2でしか知らないけれど
確かジャンルはステルスゲームだっけ?
まぁ文句は言えない好意で参加させてもらっているし。
これも当たり前だが俺はバリアジャケットじゃない。
サバゲーやったことないけれど、恭也さんと美由希さんとお揃いのカーキ色のサバイバルスーツ一式に身を包んでいる。
装備はダガー
海鳴に来てからスカートばっかだったからやはりスカートの方が動きやすいかも男の時はわからなかったけれど・・・
「綾ちゃん、緊張してる?」
そう声をかけてきたのは・・・着替え終わった美由希さんだった。
なんかお尻のあたりがへんな感じそんな風に顔をしかめていたからそう感じたんだろう。
「ははぁ、さすがにこんなのは初めてですし」
「綾ちゃん大丈夫あの恭ちゃんに神速の重ね掛けまでしたんだから、強いんだよ?
これくらい、楽勝楽勝っ!!」
これジャンル違いませんか?
「そんなこと・・・」
「とにかく、いつもの綾ちゃんらしい戦い方で行けば、大丈夫だから」
「私らしい、戦い方ねぇ・・・」
「うん。・・・大丈夫、それが出来れば、きっとクリアしていけるよ。
高町美由希が保証する。だから・・・ね?」
励まして・・・くれてるんだよね。
きっとお姉ちゃんってこんな感じなのかな
「・・・はい。美由希さん、ありがとうございます」
「うん」
・・・そうして俺は現在、香港の廃ビルの中を走り回ってる。
てか・・・やり辛いしそして怖いっってば!!
俺は、暗器や陰行術が使えるわけじゃないから、
基本的には突っ込んで斬って、殴って、けるだけ。
なので、恭也さん達とは別行動で囮役。
適当に暴れて騒いで敵の目を引き付ける役目だ。
でも・・・てんでだめ。確かに相手はプロだ。
狙いも的確。動きも一級。
さすが最強で最凶って言われている警防隊の練習相手
生半可な相手ではない。
うんそこらの魔導師よりもキビキビしてる。
きっと命のやり取りと非殺傷の差だろうか
そんなの相手で弾幕を張られたら、近づけない。
うん、魔法無し・・・やばいよなぁ。。
俺は壁に隠れながら考える。
何かあったはず。
シェーンコップ准将を思い出した
あの時は特攻をした記憶が
プロな方々が、的確に放ってくる自動小銃の射撃をなんとか回避しつつ、
考える。考えてもやることは一つだから、
相手の拳銃を美由希さんから預かった煙幕で目隠しをして
全部、ぶった斬るっ!!
まずは現状の再確認。
ここは8階立てのビルの2階。1階は最初の段階で制圧済み。
で、ここと3階にいた大半が、廊下とホールで逃げ回っている俺を追っかけてる。
現在廊下を疾走中。
このまま逃げ回ってるだけでも、おトリとしては役に立っているはず。
司令部狙いで隠密行動やってる恭也さん達の手助けにはなる。
肉体強化の呪文だけは許されているから助かる
基本大人モードってそれの延長上だし
一般の女性並みならもう積んでいるはず。
それぐらいヤバい人たちそれが数十人対3っておかしくない
まったく。
心の中で愚痴を言いながら行動開始
目の前50メートルほど先の曲がり角から、二人来た。
連中は小銃を構える。
だから、踏み込む。
銃先を確認して引き金を引く瞬間に、
スライディングからしゃがみアッパーその場で吹き飛ばしてもう一人の方に相手の体を向けた手にして、超近距離でのダガーからの4連撃
戦士技能の「烈旋」もどきで思い出した。
いうか俺も隠密行動できた。
盗賊技能使用したらできたじゃん。
二人に気絶攻撃をして沈黙させる
もと来た道をまた走る。
とにかく、元来た道・・・というか、廊下を走っていると、
まずは二人来た。当然そいつらは撃ってくる。
俺は走りながら壁を横走りして
盗賊技能のクライムウォールの応用で横走りをしながら
太ももからダガーを数本相手に投げる。
盗賊技能って飛び道具に判定が付くから便利
ダガーは相手の手に当たり、
地上に降りそのまま距離を詰め、左に居た奴の胴・・・下腹部に、手に持っていたダガーの柄を突き入れる。
ほぼ零距離からの突きに、思いっきり前に吹き飛んで、転げていった。
右の奴も、こちらを振り向く前に上段後ろ廻し蹴りであごにヒットさせK・O
その頃司令部では
「子供3人に何をしている全く」
「・・・これで、ミッションコンプリート・・・ですよね」
真剣な表情の美由希が、ここ・・・司令部に居た。
「綾ちゃん、恭ちゃんミッションコンプリートしたよ」
「怖かった」
「お疲れ様綾ちゃん」
そうして俺は実践訓練に近い練習を終わらした。
こんな恐怖に耐えながら練習してたらそりゃ強くなるわ
多分昔はどうかわからないけれど、今のシグナムよりはきっと恭也さんの方が強いと感じる。
確か修羅の門だっけ
殺したものと殺したことのないものの差は大きいとあったような気がする。
それを言ったら俺もないんだけどな
俺の場合は基本が規格外だし仕方ない、でも基本負けが多い気もするけれど
でも最後になって隠密行動ができるの思い出すなんて、すっかり忘れていた。
これは反省点
盗賊技能って基本使用してないし、使う道がこの文明の現代社会で無いから
戦闘の時も合体技の二の太刀いらずかシェイドクロスしかやってないし・・・
自分に言い訳しても仕方ないから本部に戻るとするか
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