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ラブライブ!ー闇のウルトラマンー

作者:末武克之
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第1話 俺がウルトラマンに!?

 
前書き
地底怪獣 マグラー

古代怪獣ゴメスS 

 
高校2年生になった春。

黒木英二は幼馴染みの家まで走っていた。

「おはようございます!」

ガララララララー!

英二はそう言って店に入った。

「あら、英二くん」

英二の顔を見て近づいたのは幼馴染みの母親だった。

「おはようございます、穂乃果はまだ寝てますか?」

英二はそう穂乃果の母親に聞いた。

「う~ん、まだ寝てるわよ」

そう穂乃果の母親は笑顔で言った。

「わかりました、なら起こしてきますね」

そう言って英二は2階に上がった。


ーーー穂乃果の部屋ーーー


部屋に入ると穂乃果はすやすやと眠っていた。

「おい!穂乃果起きろ!」

英二はそう穂乃果に言った。

「ふにゃふにゃ」

彼女の名は高坂穂乃果。

英二とは幼馴染みでよく一緒に遊んでいる女子高生だ。

「おい!起きろ!」

英二は穂乃果の体を揺すって起こした。

「ん?あれ?」

穂乃果はようやく起きて英二を見た。



ーーー音ノ木坂学園ーーー


英二は教室で空を見ながら昔の事を思い出していた。

「ウルトラマン・・・・・・」

そう言ってかつて自分を助けてくれた巨人の事を思い出してその巨人が自分にくれたカプセルをじっと見ていた。

「あれ?英二くん何を見てるの?」

英二に話しかけたのは幼馴染みの南ことりだった。

「ん?」

英二はことりをじっと見た。

「またそのカプセルを見てたんですか?」

そう言って来たのは同じく幼馴染みの園田海未だった。

「ああ、かつて俺に勇気を与えてくれた巨人の片身だよ」

そう言って英二はカプセルを見ていた。

「それにしてもその巨人は何だったんでしょうか」

海未は巨人のデータを調べているが中々ヒットしなかった。

「その巨人って50年前に出現したウルトラマンじゃないかな?」

穂乃果はそう言った。

「ウルトラマン?」

そう英二は頭に?を浮かべた。

「うん、かなり昔に怪獣や宇宙人や超獣から地球を守るために戦ったっておばあちゃんから聞いた事があるよ」

穂乃果はそう英二に言った。

「ウルトラマン・・・」

そう英二は呟いた。

かつて自分を助けてくれたのもウルトラマンだったのかなと。


┫図書室┣


英二はかつての資料を見ていた。

それは怪獣災害が起きたときに戦った戦士を調べていた。

すると1枚の写真に一人のウルトラマンが写されていた。

そのウルトラマンは赤と銀に緑色に近いランプをボディに付けていた。

「初代ウルトラマン」

そう英二は呟いた。

「あれ?英二くん何してるの?」

英二に話し掛けたのはことりだった。

「いや、ウルトラマンが気になったから調べてたんだ」

そう英二はことりに言った。

「へぇーそうなんだ」

ことりはそう言って英二に近づいた。

英二はまた黒いカプセルをじっと見た。

あの黒い巨人が助けてくれなかったら今の自分はなかったと。

「あっ!ことりちゃーん!」

穂乃果は大声でことりを呼んだ。

「穂乃果!声でかい!」

そう英二は口元に人差し指を近づけて言った。

「あっ!ごめんね」

穂乃果はそう謝った。

「ねぇ、今から寄り道しない?」

そう穂乃果は英二に言った。

「えっ?」

英二は本を戻して穂乃果を見た。

「寄り道ってどこに?」

ことりは穂乃果に聞いた。

「う~ん、あっ!パン屋さんに新作メニューが出たか見に行かない?」

穂乃果はそう二人に聞いた。

「仕方ないな」

英二は仕方ない顔をして片手にカバンを持って歩き始めた。

「ことりちゃんも行こうよ!」

穂乃果はそうことりに言った。

「うん!」


┫パン屋・北斗┣


パン屋で新作のパンが無いか見ていた穂乃果とことりは店の店主の北斗星司と話をしている英二を見て何を話しているのか気になっていた。

「しかしでかくなったな!英二」

そう星司は英二に言った。

「星司さんもお変わりなく元気そうで何よりです」

英二はそう星司に言った。

「それより二人はことりちゃんと穂乃果ちゃんだろ?どっちと結婚するか決まったのか?」

星司はそう英二に聞いた。

「いや、俺はまだ未成年ですから」

そう言って英二は二人を見た。

「まぁ、気長に頑張れよ!」

星司はそう英二に言った。

「えっと。はい!」

そう言って英二は外に出た。


┫夜の街┣



英二はことりと穂乃果の3人で家に帰宅しようとしていた。

「ウルトラの星」

そう英二は呟いた。

「ねぇ、英二くん」

穂乃果は英二に声を掛けた。

「んっ?何だ?」

英二は穂乃果の方を向いた。

「もしも英二くんの前にウルトラマンが現れたらどうする?」

穂乃果は英二に聞いた。

「お礼が言いたいかな」

そう英二は言った。

「どうしてお礼が言いたいの?」

ことりは英二に聞いた。

「もし、もしもだよ彼が俺を助けてくれなかったら俺は君達に会うことはなかったかもしれないからさ」

英二はそう二人に言った。

「そっか、それならお礼をしたいね」

そうことりは言った。

「私やことりちゃんや海未ちゃんと遊ぶこともなかったかもしれなかったかもしれないしね」

そう穂乃果は言った。

「ああ、だからあの巨人にお礼を言いたいんだ」

そう言って英二は歩き始めた。


すると空がいきなり曇り始めて雷が二本地面に降り注いだ。

「何だ?」

そう英二は言った。

その時大地が揺れ始めて地面が割れた瞬間2体の巨大生物が出現した。

「何だよ?」

英二はそう言った。

「あれって確か」

ことりはケータイで怪獣を調べた。

「古代怪獣ゴメス。もう一体は地底怪獣マグラー」

そうことりはデータ解析をした。

「マジで怪獣が出てきやがった!」

そう英二は言った。

その時英二のポケットから黒いカプセルが光輝いていた。

「まさか、俺に戦えっていうのか?」

英二は穂乃果とことりを見て前に出た。

「英二くん?」

穂乃果は英二の名を言った。

「俺戦うよ!」

英二はそう言って二人に背中を向けて覚悟を決めた。

「必ず勝ってね」

ことりはそう英二に言った。

「ああ、任せろ!」

英二は片手に持っていたブラックカプセラーのスイッチを押した。

闇の光に包まれた英二は黒いカラーに赤いボディのウルトラマンべリアルに変身した。

「フゥア!」

べリアルはゆっくりと歩き出しゴメスに殴り掛かった。

「バァウ!シャーシャー!」

ゴメスは鳴きながらべリアルに尻尾攻撃をした。

「ビギャアー!」

マグラーはべリアルに突進攻撃を仕掛けた。

べリアルはマグラーの攻撃を喰らい100m程吹き飛んだ。

べリアルはふらつきながら片手を前に出した瞬間ギガバトルナイザーを出現させた。


「喰らいやがれ!べリアルジェノサンダー!」

雷状のエネルギー波がマグラーに直撃した。

「ピギャアー!」

ズウウウウウン

マグラーはそれを喰らい地面に倒れた。

「トドメだ!デスシウム光線!」

べリアルは右手をゴメスに向けてL字に組んで必殺光線を放った。

黒い光線はゴメスに直撃して体を貫通した。

べリアルは地面に膝を着いて黒い光が収縮された。



┫?┣


「べリアルが甦ったか」

そう一人の年配の男性が言った。

「ああ、だがあのべリアルは何か違うな」

そうもう一人の年配の男性が言った。


┫街┣


べリアルの変身が解けて英二はフラフラになりながらブラックカプセラーを片手に持ちながらことりと穂乃果の方に向かっていた。

「あっ!英二くん大丈夫?」

そうことりは英二に聞いた。

「ああ、何とかな」

英二は片手にブラックカプセラーを持ちながら言った。

「それにしても今のウルトラマンって何て名前なのかな?」

穂乃果はそう英二に聞いた。

「彼の名前はウルトラマンべリアル」

そう英二は自分の恩人の名前を言った。



続く 
 

 
後書き
次回
闇のウルトラマンとなった英二は音ノ木坂で廃校になる真実を知りどうすればいいか穂乃果とことりと海未の四人で考えていた。

そして学校に地獄宇宙人スーパーヒッポリト星人と鋼鉄竜アイアンが音ノ木坂を破壊しようとした。

英二はべリアルに変身した。


次回 闇の戦士 
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