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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。

作者:炎の剣製
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0141話『ドーバー海峡沖海戦・前哨戦その1』

 
前書き
更新します。 

 




一日の休養を得てみんなは大体が疲労が抜けたみたいだな。
数人、逆に遊び過ぎて疲れているのも見受けられるけどその件に関しては自業自得として諦めてもらおう。
さらには貸し切りのビーチではなかったためにナンパを受ける事もあったらしいけど、町内会の人がすぐにガードしてくれたというので特に被害はなかったという。いつもありがとうございます、町内会の皆さん。
それじゃというのもなんだけど最終海域の攻略を開始するとしようか。
それで私は大淀とともに先行者たちのありがたい情報を確認していた。

「……しかし、昔に比べまして複雑なギミックも増えましたよね。普通に攻略する分には道中で燃料弾薬が尽きてしまうというのは何とも言えませんね」
「そうだな。羅針盤妖精さんが思わず叫んだという報告も受けているからな。分かりやすくギミックを用意しているのものなんだけどルート解放のために検証勢がどれだけ資材を消費したかと思うと頭が下がる思いだな」
「はい、そうですね。それではそろそろ皆さんをお呼びしますか。まずは対潜部隊を中心にした連合艦隊で攻めていきましょう」
「そうだな」

それで私は内線を取って決めた部隊のメンバーを執務室へと招集する。
そして少しして一同が執務室へと入ってきた。
第一艦隊旗艦はビスマルク、そして金剛、ザラ、摩耶、千代田航、千歳航の六人だ。
そして第二艦隊は対潜が可能な艦娘を中心に編成してあるためにメンバーは旗艦を阿武隈、そして唯一対空要員である照月、リベッチオ、朝霜、北上、大井の対潜チームの計六人だ。

「さて、みんな。昨日はゆっくりできたか?」

私はいきなり作戦については触れずにまずは昨日の出来事について聞いた。
まさか不満を持っているとは思えないけど一応はメンタルチェックはしておいても損はないからな。
だけどそこで阿武隈が少しふくれっ面になっていた。どうしたんだ……?

「阿武隈……? どうした、昨日になにかあったのか?」
「それなんですけどー……北上さんと大井さんがー……」

うん。予定調和な話題が始まりそうだったので、

「うん……いつも通りで安心したよ」
「まだなんにも話していないんですけどー!?」
「諦めなさいな。あなたはそういう星の巡りの人なのよ」
「まぁ阿武隈だから仕方がないよねー」
「なんでー!?」

阿武隈が嘆いて大井と北上がすかさず追撃する辺りやはりいつも通りで落ち着きすらあるな。
実際他の面々も苦笑いだろうけど三人のやり取りを面白そうに見ているしな。

「それで他にはなにかなかったか……?」
「提督、酷いですぅー……」

阿武隈に関しては一応無視を決め込んでおこう。別に阿武隈の事が嫌いなわけじゃないからね、一応だ。

「そうね。コンゴウやオイゲン達と一緒にビーチバレーをしていたらいやらしい目で私達を見てきた男たちがナンパというのかしら……? まぁ、そんな事をしてきたのよ。でもいつもお世話になっている町内会の皆さんに助けてもらったから安心したわね」
「ホントーに感謝デスネー!」

結局昨日は金剛はおとなしくみんなのもとへと戻っていったけどそんな事があったのか。

「それは災難だったなビスマルクに金剛。まぁ町内会の皆さんには後で感謝の言葉を贈っておくとするか」
「そうしてもらえるとありがたいわね」
「ああ。それで他にはないか……?」

それでメンバーのみんなに各々聞いていくけど特に大事なことは無かったという。
それなら安心かな……?
だから私は本題に入ろうと思って口を開いた。

「それじゃほのぼのとした話はそろそろ終わりにして、本題に入るとするか」
「待っていたわ!」
「イエス!」

戦艦の二人が一早く反応を示した。
気力もばっちしだしやる気も十分なのだろうな。

「提督ー! 対空に関してはあたしと照月に任しておきな!」
「はい! 頑張ります!」

対空メンバーの二人も気合が入っているな。
だけど、

「対空もだけど、今回はギミック解除のために阿武隈達対潜チームが要になってくる。話によると今回の最終エリアは今回の各海域での今までのボスが大体出没してくるらしいからな」

潜水新棲姫や空母夏姫、港湾夏姫、戦艦夏姫といった姫級がぞろぞろと道中に配置されているらしい。
だから丙作戦でも苦労をするだろうという話をみんなにすると、

「望むところじゃん! 最終海域なんだからそれくらいしないと手応えないからね!」
「朝霜、一応言っておくけど……」
「あんだよ?」
「各地の提督は丙作戦ですら結構な悲鳴を上げていると言う。だから舐めてかからずに本気で頼むぞ?」
「そんな事か。だったらなおの事あたい達に任せておきなよ!」

朝霜はそれで胸を叩く。頼もしいやらなんやらだな。

「わかった。それじゃまずは羅針盤のギミック解除のために潜水新棲姫が出没するエリアへと赴いてそれを撃破してくれ」
「「「了解」」」

そして一同は出撃していった。
していったんだけど上方のエリアの潜水新棲姫はなんなく倒すことができたという報告を受けるが、もう片方の下方のエリアへと羅針盤妖精さんが調子が悪いらしくて行かずに苦労しているという。

『提督ー……また上方の方に行っちゃったよー』
『提督? 少しばかり編成を変えた方がいいんじゃないですか……?』

北上と大井からそんな相談を受けるけど、

「そうなんだけどまた鎮守府までわざわざ帰って来て編成の見直しをするのは時間を押している事も関係して厳しいと思う。だから中継基地に一旦戻って羅針盤の調子が良くなることを祈っていてくれ」
『わかりましたー……』
『素直に中継基地で補給を受ける事にするよー』

それで二人からの通信が終了する。
それにしても厄介だな。
おそらくギミックの場所なんだろうけど羅針盤がランダムらしく固定できないから何回も同じ方へと行ってしまい疲労が溜まっていってしまうな。
今度こそはという思いでみんなが下方の方へと行ってくれるのを祈っていると、

『提督! 下方への進路を確保できたわ! このまま進撃するけど構わないわよね!』
「ああ。ビスマルク、そのまま進撃してくれ」
『わかったわ! みんなー、いくわよ!』

それで通信先でみんなの叫ぶ声が聞こえてくる。
うん、これなら大丈夫そうかな?
そして二つのエリアで潜水新棲姫をそれぞれ倒したという報告を受ける。

「よし。そのまま進撃して駆逐水鬼の艦隊を火力で撃破してくれ」
『わかったわ』
『やっとあたしと千歳お姉が活躍できるんだね!』
『必ず撃破しますね』
「頼んだ」

そして瞬く間に駆逐水鬼の艦隊を撃破した後に、もう一回出撃してもらい下方エリアの港湾夏姫も油断なく倒してもらった。

『提督。羅針盤妖精が新たなルートが解放されたと言うわ』
「そうか。それじゃ今度はまだ見ぬ最終ボスの弱体を図るためにもう一回駆逐水鬼と港湾夏姫を倒してくれ」
『わかったわ』

それでビスマルク達はもう一回進撃して言って駆逐水鬼に関しては倒すことが出来たんだけど、下方の港湾夏姫のエリアに行くためのルートが何度も逸れてしまったという。
これはもしかしてE-6でもあった輸送連合で挑まないと港湾夏姫へと進めないという事だろうか……?
とにかく今日はもう駄目だという事でみんなには帰投してもらった。
明日は輸送連合で編成を考えないとな。
水上打撃部隊のみんななら平気だったとしても輸送連合は使える艦に縛りがあるから火力で圧倒できない弱点があるしな。


 
 

 
後書き
装備さらし。


第一艦隊

ビスマルクドライ Iowa砲、試製41㎝三連装砲(☆6)、零観(MAX)、一式徹甲弾
金剛改二     Iowa砲、試製41㎝三連装砲(☆6)、紫雲、一式徹甲弾
ザラ・ドゥエ   強風改、SKC34 20.3㎝連装砲×2、零観
摩耶改二     90㎜単装高角砲(MAX)×2、5inch連装砲 Mk.28 mod.2、14号対空電探
千代田航改二   村田隊、岩本隊、52型熟練(MAX)、烈風(六〇一空)
千歳航改二    村田隊、52型熟練(MAX)×2、彩雲


第二艦隊

阿武隈改二    甲標的、四式水中聴音機、三式爆雷投射機
照月改      10㎝連装高角砲+高射装置(MAX)×2、13号対空電探改
リベッチオ改   四式水中聴音機、三式水中探信儀、三式爆雷投射機
朝霜改      四式水中聴音機、三式水中探信儀、三式爆雷投射機
北上改二     甲標的、四式水中聴音機、三式爆雷投射機
大井改二     甲標的、四式水中聴音機、三式爆雷投射機


まずはこれでギミックを解除しました。
上の潜水新棲姫にはいくのになかなか下のマスにはいかなくてイライラが溜まりましたね。

それとイベント期間が延長されて9/11まで延びたらしいですね。
まだまだ時間はありますのでまだクリアしていない人は頑張ってください。





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