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『黄泉比良坂』

作者:零那
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『前置き』



18歳。
施設を出たものの、また道を踏み外し、違う施設に入る。

其れから先、また施設を出るもドツボに嵌まる。そして、失った者も居た。

私は一体、大事な仲間を何人失えばいいのだろうか。

其れでも...大事な者も居た。

此の躰に、命が宿った。
また此の躰に...。
奇跡だと思った。

もう命は宿らないと、あの日、もう諦めたから...。
いや、宿しては成らないと...。

それなのに...。

だからなのか...。

呼ばれたのだろうか...。


 
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