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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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593部分:第四十六話 馬岱、乳を羨むのことその七


第四十六話 馬岱、乳を羨むのことその七

「今から」
「じゃあ」
「はい、では今から」
 こうしてだった。劉備の肩や手を洗う。自分の手でだ。
 その光景を見てだ。孔明がその顔を真っ赤にさせていた。
「はわわ、何か今のお二人は」
「恥ずかし過ぎます」
 鳳統も真っ赤だった。
「魏延さんってあからさまに」
「劉備さんに対して」
「わかり過ぎる位わかるわ」
 神楽は流石に赤面していないがそれでも言うのであった。
「好きとかそういうレベルではないわね」
「このままいったら」
「危ないのんじゃないですか?」
 ミナと月は本当に心配していた。
「この状況は」
「かなり」
「そうよね。じゃあ何かあったら」
 馬岱は湯舟から今にも出ようとしている。
「私がね」
「いや、それには及ばない」
 趙雲がそれを止める。
「魏延は最後までは絶対にいけない」
「絶対になんですか?」
「そうだ。そこまでの勇気はない」
 そうだというのだった。
「精々胸止まりだ」
「じゃあいいんですか」
「そうだ、いい」
 また言う趙雲だった。
「見ているだけでな」
「ううん、そうなんですか」
 馬岱は今は動かなかった。しかしその間にもだった。
 魏延はさらに洗っていく。そしてだった。
 今度は劉備の腹、そして遂に胸だった。その胸の感触は。
「こ、これは」
「あの、胸は」
「大きいというものではありません」
 まさにそうだというのだった。
「大きいだけでなく」
「弾力が半端ではない」
「あれは素直に羨ましいのだ」
 関羽と張飛がまた話す。
「あそこまでの胸はな」
「けれど愛紗お姉ちゃんも」
 張飛はふとだ。関羽を見て話すのだった。
その胸は」
「私の胸か」
「凄過ぎるのだ」
 それを言うのだった。
「桃香お姉ちゃんとどっこいどっこいなのだ」
「私の胸はだ」
「お姉ちゃんは?」
「自然とこうなったのだがな」
「そうなのだ」
「そうだ。気付いたらこうなっていた」
 そうだというのであった。
「それは駄目なのか」
「私もだが」
「あたしもだよ」
「私もよ」
 ここで趙雲、馬超、黄忠も言う。
「胸というものは自然にだ」
「大きくなるんだけれどな」
「子供が生まれたら特にね」
「それはないのだ」
「絶対にないわよ」
 張飛と馬岱が三人の言葉をすぐに否定した。
 
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