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魔法少女リリカルなのはエトランゼ番外編1 FATAL FURY

作者:南條 綾
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1部 サウスタウン
1章 出会い
  嵐を呼ぶ男参上

 
前書き
エトランゼの方ではジョーの登場は無かったんですが
こちらではしっかりと登場してもらいます
何のために再構築なのか・・・ 

 
 俺自身もあまり詳しくはなかったKOF
イベントの目玉の格闘大会は1ヶ月間に及ぶ大掛かりな大会なのだが、
イベント自体は6ヶ月にも及ぶ大きなイベントだった。

 メインイベントのKOF決勝は11月第4木曜日
日本人の俺には馴染みがないのだが調べたら家族が団らんする日なのかなっていうぐらいの感覚だったのだがアメリカでは大切な祝日のようだ。

 俺たち家族がこちらに来たのが7月だったのでオープニングイベントも終わりサウスタウンのあちこちで色々な出し物などが出されて結構な賑わいを見せている。

 表のサウスタウンは本当に健全な街だと言えるのだが、一歩間違えると裏の顔が出てくるのがこの町の特徴だった。

 学校は今は言ってないっていうか行く予定の学校今長期休暇で始まるのが
始まるのが9月からという6月下旬から8月いっぱいまで休みってすごくないと思ってしまった。

 そんなわけで今日も夜遊びをするべく部屋にダミーを置いて大人モードになりサウスタウン・ペイから町の南東部
サウスタウンペイに向かった。

 サウスタウンペイにはこの町の象徴であり俺の父親の勤めている会社の企業パートナーのハワード財団本拠地のギースタワーや最近では行きつけのパオパオカフェなどがある地域だ

 丁度カフェに入った瞬間
階段から美女が下りてきて一凛のバラを投げ取り合いになり最後にキャッチしたのが友人のテリーだった。
全く男って本当に馬鹿だと思う
たかがそれだけで乱闘が組めるんだから、テリーが投げ飛ばした男がこちらに来たのでボクシングスタイルでそれをかわしてのパンチを食え合わした。

「テリー、私に何か恨みでも?」
「ご機嫌だなぁ綾、そっちに行っちまいやがったか悪い」

 俺とテリーは軽い会話をしながら乱闘を開始

「女がいるんならリリィをあきらめてそのバラをよこせ」

 そんなバトルの最中にそんなことを言いながらこちらに来たのでテリーと同時にパンチをくらわして向こうにぶっ飛ばしたのだが、
テリーは気にしてなかったのだが、俺は一人の日系人の方にその男が言ってしまったのに悪いと思ってしまった。
よくこんな乱闘で寝れるなぁと感心してしまった。

 騒ぎが収まり俺とテリーだけになった。
テリーは地面に落ちていたバラをつかんだ。

「リリィさんとやら後始末の方はよろしく頼むな。綾もサンキュー」

 そのバラをリリィに渡そうとバラを投げた瞬間フォークが飛んできて先端の又でバラを挟みその勢いで壁まで飛んでいった。
俺とテリーは同時に投げた本人の方を見たけれど俺はビックリしてしまった。

「せっかく良い寝心地で寝ていたものをどうしてくれるんだ!!」

「それは悪かった。すまん」

「謝って済めば警察はいらないんだぜ」

 なんであの人がここに現ラジャダムナン系ムエタイチャンプ ジョー東
俺のボクシングスタイルの師匠でもある

 ジョー兄が構えを取った瞬間、テリーも構えを取った。

「ムエタイか面白そうだな」

 しまった止め遅れたか・・・
お互いが構えて円を描くように隙を見ながらゆっくりと回りだした。
ジョー兄が前に出た瞬間テリーは後ろに軽くジャンプをして構えをマーシャルアーツをした瞬間
俺はこちらに向かってくる気配を感じた瞬間扉が開いた。

「動くな店で暴れているのはお前たちか?」

 二人組の警官が銃を構えてこちらに言ってきた。

「お、俺は関係ねえよ」

 ジョーは警官にそう言ったのだが聞き入れてくれず

「三人とも大人しくしろ!」

 俺は近くにあったテーブルをノーモーションで警官の方に投げ飛ばした。

「テリー、ジョー兄、今のうちに出るよ」

 俺は投げて警官が狼狽えたすきに脱出とテリーたちに呼び掛けた。

 テリーとジョーは綾について行った。

 俺はテリーとジョーに手招きをして物陰に隠れて警官たちを巻いた。

「やれやれ、あんた達のせいで飛んだとばっちりを受けちまったぜ。」

「すまん、いっぱいおごろう」

「いやそれには及ばねぇ。あんたアンディの兄貴のテリーだろ」

「弟を知っているのか?」

「やっぱりそうか、あの構えを見た時ピンと来たぜ!
アンディとは日本で知り合って一番のダチ公で一番のライバルだ
俺の名はジョー東、俺の部屋で一杯やろうぜ」

「あぁ、こちらが」

「それには及ばねえ、綾見違えたけれどなんでお前がここにいるんだ」

「テリーとは友達で食事しようと」

「じゃなくなんでお前がアメリカにいるんだと」

「久しぶりで起こる事ないでしょうが親の都合でこちらにね」

「それにお前お酒なんてお前の年齢は!!!!」

「女性の年齢を言おうなんて恥と思ってよ」

 俺は思いっきり弁慶の泣き所を蹴ってやった。

「おあいにく様、男性二人の部屋にのこのこ行くほど軽くは無いよ」

「そ・・・そうか、でも言いパンチを放つようになったな」

「ん、ありがとう」

「綾、ジョーとは」

「恋人っていうのは嘘でジョー兄が気まぐれでパンチを教えてくれたの。
ジョー兄って将来が期待されていた高校生ボクサーだったんだけど、急にタイに行って最強の立ち技って言われているムエタイを習得するって行ったきり、そしてチャンピオンで格闘世界では嵐を呼ぶ男、ハリケーンアッパーのジョーって言われるぐらいの有名人になるなんてね」

「まあなぁ、俺様は天才だしな、きちんと帰れるか」
ダチ公

「大丈夫表の道から帰るから」

「おぅ気をつけてな」

「うん、テリーもジョー兄もじゃあね」

 
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