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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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2部 P・T事件
7章 勇気
  敗北・・・そして

「まさかまだ居たとはなぁ」

「例え貴様が琰魔焦熱地獄を放とうがDBの悟空のかめはめ波を撃とうが俺には届かねえよ」

 いくつか考えれる現象はある
多分これが正解だと思える。
俺は多重のフェイントをしながら相手の出方を誘い出す。
奴が攻撃をし、当たる瞬間を見定めてかわし、渾身の炎をまとった拳によるストレートを放った。

 絶対防御
誰もが欲しいと思える能力かもしれないが大概この手の技や呪文は欠点がある
これをしている限りこちらも何もできないとか
DQのアストロンや暗殺教室の殺先生がこのタイプ
BASTARDのΩアビゲイル一世はむき出しになった顔や攻撃を離したときに最大の隙が出来
いかなる呪文や技も効かないとあったがその瞬間だけ攻撃が通った事
前者は形態が解けるまで待たないといけないこと
やはりこれとは違うがDQダイの大冒険の魔王バーンの凍れる時間の秘法もはいる
大概の絶対魔法防御呪文もあいての魔法が効かない代わりに自分も呪文が使えなくなるいう制限が着くのがこの手の弱点ともいえる

 相手が攻撃をしてきたからカウンターで相手を倒すために繰り出したのが、アークエネミーという打撃呪文を相手にはなった。

 その瞬間信じられないことに俺の炎が消えスピードも並みになりただのパンチと化した俺の攻撃をあえて食らい、そのまま腕を持たれて下に投げ落とされた。

「ぐっ・・・はぁ」

 俺は立ち上がろうとした瞬間に髪を持たれて右の裏拳を食らい殴り落とされた

「同僚のよしみだ。なのはを渡せば痛い目を見ずに済むぜ」
「なにが・・・同僚だ・・・」

 俺は無我夢中になりパンチを繰り出したのだが、今回はスピードも落ちず
威力もそのままのような感じが出て相手も驚いたかのような表情になったのだがそれをかわされ腹を蹴られてその場に座り込んだ。

 普段から体強化の呪文をかけているにもかかわらず
それさえも解除していき年相応の肉体では意識を離しそうになっていった。
俺の心が折れていくのが分かる
俺は気になる女の子も守れずに倒れるというのか・・・


「綾起きろ」

「あ、あれ、おやっさん」

 白い上下のスーツに白い帽子の白づくめで俺の目の前に立っている男性がいる。
おやっさんこと鳴海壮吉探偵
この町の隣の都市風都の探偵をしていて俺の記憶が戻ったきっかけの事件の時の命の恩人

「おやっさんが助けてくれたの」

「いや、まだ終わってない」

「でも、このまま起きても・・・」

「なら、諦めるのか?綾」

「奴には私の能力が・・・」

「だから諦めるのか?それもいいだろう」

「おやっさん」

「諦めるやつに何も残るものは無い。その後何が起きても後悔はするな
お前には次何が起きるかぐらい予想はついているんだろう」

「私やなのはは、助けが間に合わなければ凌辱される」

「本当にそれでいいのか?」

「嫌だ、でも今の私は怖い・・・」

「何に対しての恐怖だ」

「私は人を殺す力があるそれをどんな相手でも実行するのが怖い」

「俺だって怖いさ、だが力を持ったのなら何のためにその力を持ったのか、それを知りその恐怖を受け入れないといけないときは来る。それが今ってことだ」

「もしそれを乗り越えれないのならそのまま寝ているがいい。次に起きたらすべてが終わって日常生活が待っている。苦しいが前に進みたいのならその恐怖も自分の力も受け入れろ。
綾お前ならきっとできると信じているし、泣いている女の子を泣かせたままにしないと俺は信じている。なにせお前は俺の弟子なんだから」

「う、うん。初めてだね。弟子って言ってくれたの」

「どうする?」

「私は前に進む道を選ぶよ。そして心配して来てくれたおやっさんにありがとう」

「そうか、奴を破るきっかけはお前は知っている」

「え?」

「お前の攻撃の違いを思い出せ。そろそろ時間だ。頑張れ」

 おやっさんが俺の目の前からいなくなりそして意識が回復した。
 
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