詩集「Variationen」
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冬の幻創
白い花 咲き誇る
冷たい都会(ダイチ)を彩る
色鮮やかなイルミネーション
まるで大きな万華鏡
冬の幽かな幻は
伝わらない愛を
ただ…抱いていた
風が雲を吹き去らし
懐かしい陽射しを連れてくるよ
心晴れるようにと…
暗い空 泣いている
憐れな捨て猫みたいに
真冬に落ちた凍れる魂(ココロ)
それは純白の涙
とても愛しく想うのは
身勝手だからかな?
でも…忘れたくない
君の眩しい笑顔を
映し出す光に胸が痛い…
いつか優しくなれる?
束の間の微睡み
君のいない空虚な現実(イマ)を
忘れさせて…
風が雲を吹き去らし
懐かしい陽射しを連れてくるよ
心晴れるようにと
笑えるようにと…
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