| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

おぢばにおかえり

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四十話 神戸に帰ってその十四

「あと看護学校もね」
「天高だけじゃないっていうのね」
「しかも一部だけじゃ」
「そうよ、だからね」
 それでとです、私は妹達に言いました。
「二人共考えておいてね」
「おぢばの学校ね」
「そこへの進学もなのね」
「私は教会継ぐからおぢばに帰ったけれど」
 天理高校に通ってそれから天理大学も通っています。
「あんた達もおみち勉強したいならね」
「やっぱりおぢばの学校ね」
「そこに通うべきなのね」
「そうするのがいいから」
 おみちの勉強はおぢば以外の場所でも出来ますが。今そこにある場所がおみちを勉強する場所だって言われたこともあります。
「考えておいてね」
「そうね、私達も将来わからないしね」
「どうなるか」
 二人共私の言葉を聞いて考えるお顔になって言いました。
「それじゃあおぢばの学校に通わせてくれることも考えていって」
「将来のことも考えていって」
「そうしてね、二人共ひょっとしたらよ」
 私はまた前置きをして二人に言いました。
「教会の奥さんになるかも知れないし」
「教会の娘だから」
「それでよね」
「そう、そうなったら私と同じよ」
 私は教会を継ぎますが奥さんになるということは同じです。
「だからね」
「ううん、地元ばかりじゃないのね」
「そのこともあるのね」
「そうよ、中学まではそうでもね」
 私だってそうでした、ただ私は高校は天理高校を受験するって中学の時から決めていてそして実際に受験しました。
「そこからはわからないわよ」
「じゃあおぢばもね」
「考えていくわ」
「そうしてね、私は天理高校からね」
 本当にそこからでした。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧