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IFもしも、ラインハルトに双子の妹がいたら。

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子供編
  あんたねぇ〜。

 
前書き
お気に入り登録ありがとうございます‼︎ 

 
ふざけるな‼︎(怒)ラインハルト兄上‼︎少しはおとなしくしていろ‼︎
と言えたらどれほど良いか。せいぜい、私が言えるのは
「ラインハルト兄上。暴れないでください。わざわざ、他の人に謝りに行くのは面倒です。アンネローゼ姉上にも迷惑がかかりますよ。」
としか言えない。
私は、自分で言うのも何だが、美少女だ。
ラインハルト兄上にそっくりなおかげでラインハルト兄上が暴れたら、私が説教される。
私、何もやっていないのに‼︎ひどい!

あれから、5年が経ち私とラインハルト兄上は7歳になりました。
その間に母は亡くなり、父は酒に溺れて、幸せだった家族は霞のように消えて無くなりました。
ラインハルト兄上はさらに喧嘩ばっかりで、
アンネローゼ姉上は、綺麗ですが、すぐに消えて無くなりそうです。
もう少し、あと少しで良いのです押しの強い女性になって欲しいです‼︎
それにラインハルト兄上、あんたは、働け‼︎
アンネローゼ姉上は、私達が学校に通っているせいで行けないんだぞ‼︎
それなのに感謝もせず………。
今日という今日は言います。
幸い、今は授業中。それでなかったら、今頃ラインハルト兄上の事を叩いていたでしょうね。絶対に。
あら、チャイムが鳴りましたね。
逃げられないようにすぐにラインハルト兄上に近づき紐で私とラインハルト兄上の手をつなぎます。
ラインハルト兄上が、ギョッとしたように
「くっクラウディア?一体何をしようとしているのだ?」
とのラインハルト兄上の言葉。
私は、にぃっこり笑って
「ふふふ。何をしましょうか?今日という今日は逃しませんよ。ラインハルト兄上。」
ラインハルト兄上は顔を歪めて、目も合わせてくれない。
何でだろう?まあ、良いや、さて、ラインハルト兄上の手を握って早く帰ろう。
それで、アンネローゼ姉上の手伝いを2人でして、ラインハルト兄上には、家事を手伝って貰おう。多分、これでかなり楽になるはず。
アンネローゼ姉上が、勉強する時間が出てくる‼︎
やっと、目標達成出来た!
あとは、ラインハルト兄上を家に連れて帰るだけ‼︎
なのに何故か、私とラインハルト兄上の前には、何人かの男の子が立ち塞がっている。
ラインハルト兄上が、突然
「何の用だ‼︎」
と声をあげる。
私はそこをどう通ろうか思案し遠回りして帰ることにした。
わざわざ、喧嘩買うとか時間の無駄だし。
なのにラインハルト兄上は動かない。
イラッとし声をかけようとしたら、
アンネローゼ姉上のことを馬鹿にした。
ラインハルト兄上は殴ろうとしたが、私が邪魔で動けない。
「どけ!クラウディア‼︎姉上のことを馬鹿にしたんだ‼︎」
ええ、わかっていますよ。だけどね。
ラインハルト兄上、暴力以外にも方法はあるんですよね。
ラインハルト兄上。あなた、単細胞過ぎです。
もう少し、ちゃんと考えて行動してください。
お願いですから。
これのどこが、金髪の有翼獅子(グリフォン)ですか、ただの子供いえ、シスコンじゃないですか。
「クラウディア‼︎」
ラインハルト兄上がうるさいですし、さっさと終わらせますか。
「ラインハルト兄上、うるさいです。それから、そこのあなた、まだお漏らししているくせにアンネローゼ姉上のことを馬鹿にしないでいただけます?それから、そこのあなたもです。確か…………………………………。」
言い終わった時、何人かの男の子は、皆泣いていました。
おとなげない?いいえ、私、子供ですから。
ええ、帰るのが遅れてアンネローゼ姉上に迷惑をかけてしまう。
やつあたりではありませんよ。
あの、何故、ラインハルト兄上は顔を真っ青に染めているのですか?
「ふふふ。ラインハルト兄上。喧嘩とはこういう風にやるものですよ。さあ、帰りましょう。」
さらに、ラインハルト兄上の顔が青くなりましたが、知ったことではありません。
早く帰って、アンネローゼ姉上を楽させてあげるのです‼︎ 
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