『反芻』
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
『紫陽花』
残酷にも流れは止まらない。
時間の流れるまま生かされてく。
此の手中に在るものは総て意味を成さない。
見厭きた穢い思想。
裏の顔いくつ在るのと問いたい。
虚しさと情けなさで向き合えない。
禁じられてるからこそ魅力を感じるというの?
守るべきものはどうするの?
空の果てに何を思う?
無害なフリした紫陽花みたい。
綺麗なものには棘がある。
薔薇や曼珠沙華みたいに美しいとは思わない紫陽花。
でも有毒だなんて気付かない。
其れが狙いなんでしょ、アナタは。
そう、覚悟なんて出来てる、とっくにね。
ページ上へ戻る