魔法少女リリカルなのはVivid ーオーブ列伝ー
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第8話 覇王の想いと聖王の願い[前編]
前書き
サボテン超獣 サボテンダー
蛾超獣 ドラゴリー
大魔王獣 マガオロチ
登場
ガイは何故かスーツを着てヴィヴィオと一緒にミッドから少し離れたベルカ博物館でオリヴィエとクラウスの服や王冠等の物が展示されていた。
「オリヴィエ・・・・クラウス・・・・」
ガイは二人の遺品を見て泣いていた。
「ガイさん?」
ヴィヴィオはガイの顔を見た。
「何だ?ヴィヴィオ?」
ガイは涙を袖で拭いて聞いた。
「どうしたんですか?」
隣に居たアインハルトはガイに聞いた。
「いや、ただ二人の王のことを考えていただけだ」
そうガイは言った。
ーーー喫茶店ーーー
ガイとアインハルトとヴィヴィオの3人はリオとコロナと合流した。
「それにしてもガイさんが博物館に来るなんて意外でした」
そうコロナは言った。
「確かに」
リオは笑顔でそう言った。
「いや、なのはさんに頼まれたからな」
ガイはそう言ってコーヒーを飲んでいた。
「なのはママとフェイトママが仕事で代わりに来てくれて助かります」
ヴィヴィオはそう言ってコーラを飲んでいた。
ーーーベルカ歴史博物館ーーー
「ぐあああああ!」
一人の警備員が何者かに斬られた。
「ついに見つけたぞ、闇を統べる王のカード」
そう言って刀を持っていたのはジャグラスジャグラーだった。
「この中に闇を統べる王のカードが入っている!」
ジャグラーはそう言ってショーケースを破壊した。
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!
警報が鳴り響きジャグラーはカードが入っている入れ物を片手に持ちゆっくりと歩き出した。
ーーー15分後ーーー
スバルとガムとノーヴェとアスカの四人は破壊されたショーケースを調べていた。
「やっぱりあの男の仕業かな?」
スバルはそうガムと話していた。
「ジャグラーでしたっけ?」
ガムはスバルに聞いた。
「それで盗まれたのは何なんだ?」
ノーヴェは館長に聞いた。
「盗まれたのは王の封印のカードです」
そう館長は言った。
「王の封印のカード?」
アスカは頭に?を浮かべながら言った。
「ベルカの戦乱に二人の王が封印した闇を統べる王が封じられているらしくそのカードはオリヴィエとクラウスの二人が力を合わせて封印したらしいんですがまさか盗まれるとは」
そう館長は言った。
「そのカード何故ジャグラーが盗んだんだ?」
ノーヴェはそう言って考えた。
「あの、この歴史書に書かれているのは?」
アスカはベルカの闇を統べる王のカードの下の説明書を見せた。
「それはかつてそのカードが封印されていたオリヴィエとクラウスの墓の近くで発掘された場所と最強の怪獣が封じられている場所の説明文です」
そう館長は言った。
「ガム、それがどこにあるか解る?」
スバルはガムに聞いた。
「待っていて下さいすぐに調べます」
そう言ってガムはパソコンでオリヴィエとクラウスが眠る墓の場所を調べた。
ーーー?ーーー
ガイは一つの墓の前でオーブニカを吹いていた。
その墓の名前にはオリヴィエとクラウスの名前が書かれていた。
「お二人が亡くなってかなりの年月が経ったな」
ガイはそう言って悲しげな顔で二人の墓に手を合わせた。
「そこで泣いていても何もならないぞ」
そう言ったのは黒いスーツを着たジャグラーだった。
「ジャグラー!何でお前がここに居るんだ?」
ガイはジャグラーに聞いた。
「お前は魔王獣を倒してウルトラマン達のカードを手に入れたみたいだがウルトラマン達以外にも魔王獣のカードもここに揃っている」
ジャグラーはそう言って魔王獣のカードを見せた。
「まさかお前そのために魔王獣達を復活させたのか!」
ガイはそう言ってジャグラーを睨んだ。
「ああ、そのおかげで大魔王獣が甦る!」
そう言ってジャグラーは2枚のカードをダークリングにスキャンした。
[サボテンダー!]
[ぎゃろろろろろろ!]
[ドラゴリー!]
[バロロロロロ!]
ジャグラーは2体の超獣を出現させた。
「やめろジャグラー!」
ガイはそうジャグラーに言った。
「早く超獣を倒さないとミッドの街が火の海になるぞ」
ジャグラーは笑みを浮かべながら言った。
「関係ないやつらまで巻き込むな!」
ガイはそう言ってジャグラーの胸ぐらを掴んだ。
「お前が守りたかった場所が破壊されてもいいのか?」
ジャグラーは笑みを浮かべて言った。
「っく!」
ガイは走り出してオーブリングを片手に2枚のカードをスキャンした。
「ギンガさん!」
[ウルトラマンギンガ!]
「ショウーラ!」
ガイの左にウルトラマンギンガが出現した。
「エックスさん!」
[ウルトラマンエックス!]
「イークス!」
右にウルトラマンエックスが出現した。
「しびれるやつ頼みます!」
オーブリングを空に向けた瞬間ガイはウルトラマンオーブライトニングアタッカーに姿を変えた。
ーーーミッドの中心街ーーー
サボテンダーとドラゴリーは街を怪光線で破壊していた。
「皆さん!早く逃げてくださーい!」
ヴィヴィオとアインハルトは市民の避難誘導をしていた。
「「ディバインバスター!」」
なのはとスバルはサボテンダーとドラゴリーに魔力砲を放った。
しかし2体の超獣には全く効いていなかった。
「あれは!」
一人の市民が空から下りてきたオーブに涙を流していた。
「電光雷轟・闇を射つ!」
オーブはそう言って走り出した。
サボテンダーは目から怪光線を放った。
オーブはそれを避けて回し蹴りでサボテンダーのボディに打ち込んだ。
「バロロロロロ!」
ドラゴリーはオーブに攻撃を仕掛けようとした。
「ウオッラ!」
オーブはドラゴリーのボディにパンチを15発打ち込みそのままサボテンダーと並べた。
オーブは空を飛び体を両手両足を大きく広げて必殺技アタッカーギンガエックスで2体を同時に倒した。
オーブは地面に着地して辺りを見ていた。
ーーー二人の王の墓ーーー
ジャグラーは笑みを浮かべながら王の封印カードを取り出す為に地面から闇の力を刀に集めてそれを封印されている入れ物に放った瞬間封印された器が破壊された。
そして中から禍々しいウルトラマンのカードが出てきた。
「ついに手に入れたぞ!べリアル!」
そう言ってジャグラーは片手に闇を統べる王のカードを持って二人の王の前にダークリングを突き出した。
「そこまでです!」
そう言ったのはギンガだった。
「おやおや、まさかあなた方がここに来るなんて意外ですね?」
ジャグラーはそう言って片手に刀を持ってギンガ達を睨んだ。
「さて、では甦らせるとしましょうか!甦れマガオロチ!」
[魔王獣!ウルトラマンべリアル!]
魔王獣のカード六枚がスキャンされた瞬間オリヴィエとクラウスの墓から紫色の肉の塊が出現した。
そしてべリアルのカードがスキャンされた瞬間一枚のカードがべリアルにより破壊された。
「甦れ!マガオロチ!」
そう言ってジャグラーは姿を消した。
肉の塊が一つの怪獣の形になりその姿は禍々しく見た目は邪悪な感じだった。
ーーーミッドの街ーーー
マガオロチは口から白い稲妻を放ちながら街を破壊していた。
「あれが、マガオロチ」
オーブの中のガイはそう言ってマガオロチに攻撃を仕掛けた。
ライトニングアタッカーはパワーとテクニックに特化している。
「ウオッラ!」
オーブはパンチを連続で打ち込んだ。
しかしマガオロチには全く効いていなかった。
「っく!なら、アタッカーギンガエックス!」
オーブは必殺技アタッカーギンガエックスをマガオロチに放った。
巨大な爆発が発生した。
オーブは着地してマガオロチを見た。
倒したと市民はそう思っていた。
だが煙が晴れてマガオロチは全く無傷だった。
「なら!」
オーブはカラータイマーを光らせてスペシウムゼペリオンに姿を変えた。
「喰らいやがれ!スペリオン光線!」
オーブは両腕を十字に組んで必殺光線を放った。
しかしマガオロチのボディはスペリオン光線を弾いていた。
マガオロチは尻尾でオーブに攻撃を仕掛けた。
「力には力だ!」
そう言ってオーブはカラータイマーを光らせた。
[ウルトラマンオーブフォトンビクトリウム!]
オーブ片手に大地の力を集めた。
「フォトンビクトリウムナックル!」
オーブは走り出して大地の一撃をマガオロチに打ち込んだ。
そのままマガオロチのボディにパンチが打ち込まれた瞬間マガオロチは巨大な爆発した。
オーブは地面に膝をついてマガオロチの爆発が消えたのを見た。
マガオロチはボディが石の様になった。
「やった!オーブが勝った!」
そうリオは言った。
「やっぱりオーブは強いね」
コロナはそう言った。
だが。
「グルゥウウウウウウウ!」
どこからか唸り声が聞こえた。
それはマガオロチから聞こえた。
石になったマガオロチにヒビが入りマガオロチは無傷のまま蘇った。
「グルゥウウウウウウウ!」
マガオロチは口から稲妻を放ちオーブを苦しめた。
オーブはカラータイマーが点滅し始めた。
そしてオーブのカラータイマーの光が消えてオーブはそのまま姿を消した。
ーーー破壊された街ーーー
ガイは変身が解けて意識を失い力尽きていた。
「これで終わりだな」
そう言ってジャグラーはガイが魔王獣から手に入れたウルトラ戦士のカードを盗んで笑みを浮かべていた。
続く
後書き
ガイ「ガイのウルトラヒーロー大研究」
ガイ「今回のヒーローはこの人だ!」
[ゾフィー]
「ゾフィーさんはウルトラ警備隊の隊長を勤める優秀な人なんだ!必殺技のM87光線はあらゆる敵を倒してきたんだ」
「そして今回の怪獣は?」
[マガダークザギ]
ガイ「俺が初めてミッドに来る前に戦った闇の魔王獣の1体だ。持っていた力で戦ったが俺は深傷を追いオリヴィエとクラウスに出会う切っ掛けを作ることが出来たんだ。」
ガイ「次回も見てくれよな」
次回予告
ウルトラ戦士のカードが盗まれ俺は何も出来ずにマガオロチをどうやって戦うか悩んでいた。
そしてあの人達がマガオロチを倒すために立ち上がった。
次回 覇王の想いと聖王の願い[後編]
闇を抱いて光になる!
ページ上へ戻る