サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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無人発電所内部にて
研究員A:「何事だ!」
パーン!
研究員A:「にゃ」
研究員B:「奇襲だ!ブレーカーを戻せ!」
研究員C:「だめだ!暗くて何も見えない!」
パーン!
パーン!
研究員B:「にゃっ」
研究員C:「にゃ」
暗闇に包まれた所内は混乱しており、
ナイトスコープをつけたサトシとタケシが
麻酔銃で研究員を一掃していた。
研究員E:「本社に連絡を!」
スッ(携帯を手に取る研究員E)
研究員E:「圏外!?」
パーン!
研究員E:「ふにゃっ」
タケシ:「実験は夢の中だけにしとくんだな」
サトシ:「ヒカリ、コジロウに連絡してくれ」
サトシとタケシが銃を構え、
ヒカリは無線機でコジロウに連絡した。
ヒカリ:「コジロウっ、
所内に潜入したわっ。出てきてっ。
ナイトスコープはつけてるわよね?」
ガチャッ(通路のドア)
サトシ達がその場にいた研究員を
全員昏睡状態にすると、通路に続くドアが開き
コジロウが顔を出した。
コジロウ:「お前らこっちだっ」
サトシ達はコジロウの元へ駆け寄り通路に出た。
コジロウ:「他の研究室の奴らは
俺が部屋に鍵をかけたから大丈夫だ!」
サトシ:「そりゃあ助かるぜ!」
タケシ:「ところで、肝心のポケモン達は?」
コジロウ:「ここにはいないぜっ。
夜になるとポケモン達は
一旦ボールに回収されて奥の部屋、
回収室に置かれるんだ」
ヒカリ:「奥の部屋ねっ」
コジロウ:「ちなみに、ここの電気設備は
いくら電力をシャットアウトしても、時間が
経つと自動回復システムに切り替わる」
タケシ:「切り替わる時間は?」
コジロウ:「20分だ」
ヒカリ:「あと15分、、。
それまでにポケモンを解放出来るかしら?」
タケシ:「大丈夫だ。電力が回復しても
研究員は30分の間、目を覚まさない」
コジロウ:「たが、電力が回復したら
閉じ込めている研究員が必ずシルフに
連絡するっ。回収室に行ったら
非常口から俺が脱出し、事前に隠してある
”ポケモン強奪ネット”で全ての
モンスターボールを回収する!」
サトシ:「そうだな!ポケモンは予定通り
コジロウに任せる!その後は起爆装置で
実験設備を破壊して、みんなで脱出だ!」
ヒカリ:「そうね!
計画通りに進めれば大丈夫!」
タケシ:「ハッピーエンドといこうかっ」
チャキッ(銃弾)
サトシ:「油断は出来ないっ。
早く回収室に向かおうぜ」
サトシ達は通路から走り
そのまま回収室に向かった。
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