サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ーー同時刻ーー
サントアンヌ号にて、、、
サトシ達が無人発電所に浸入している頃、
クチバシティを出航したサントアンヌ号では
クルージングパーティーが開かれており、
各地方の財閥や社会の有力者達が
グラスを片手に立ち話をしていた。
カンナ:「わざわざカロス地方から
お越し下さったのですね(笑顔)」
クセロシキ:「えぇ、、実はわたくし、
ここ数年前まで刑務所にいましてね」
カンナ:「過去に記事を拝見させて
頂きましたわ。囚役生活は
さぞご不便でしたでしょう、、、」
シバ:「これからの時代、社会を動かすのは
一部の人間だけではなく1人ひとりの意見が
議論に反映され、皆で社会を
動かす世の中になって欲しいものですな」
財閥A:「おぉ〜」
財閥B:「ごもっともですな」
財閥C:「後方支援する側も政治家を
選ばなければいけませんからね〜。
これがまた頭を悩ませるんですよ」
ワタル達は他の地方から来た招待客の
話し相手をしていた。
ワタル:「ダイゴさん、、、。
以前申し上げた件ですが、
ご返答を頂けますでしょうか?」
ダイゴ:「、、その件でしたら、
話すには少々目立ち過ぎませんか?」
ワタル:「ごもっとも、、。では、
場所を変えましょう。部屋は手配してあります」
ワタルとダイゴは
パーティー席を外す事にした。
ウエイトレス:「お客様、飲み物は
いかがでしょうか?」
席を外すワタル達に、女性のウエイトレスが
ワインを運んできた。
ダイゴ:「ほう、、このワインは?」
ウエイトレス:「ジョウト地方で収穫された
”きのみ”をブレンドし30年寝かせた
赤ワインです」
ダイゴ:「うむ、、。
せっかくのパーティーですし、
ワタルさん、いかがされますか?」
ワタルはウエイトレスを見た後、
ワインを手にとった。
ワタル:「、、、いや、飲み物は
部屋に用意してあるからね。
すまないが、他のお客さんに渡してくれ」
ウエイトレス:「かしこまりました」
ワタルは手にとったグラスをトレーに戻し
ウエイトレスはその場を去った。
ワタル:「では、場所を移しましょう」
そして、ワタル達はVIPルームに向かった。
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