Blue Rose
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最終話 薔薇は咲いてその七
「俺はそっちか」
「そうなのね」
「ただ大型はな」
この免許はというと。
「やっぱり必要だよな」
「そうよね、引越センターの人なら」
「どうしてもな」
「あった方がいいわよね」
「だからな」
それでというのだ。
「俺も取っておくか」
「そうするのね」
「入社してから言うか」
「龍馬も頑張るのね」
「そうしたいな、実際に」
優花に笑顔で話した。
「俺にしても」
「そうなのね」
「俺なりに資格も取ってきたしな」
「大学でね」
「経済学部で取れるものな」
「そうだったわね」
「そういうの使ってな」
そうしてというのだ。
「運送で頑張っていくさ」
「そうしていってね」
「身体を壊さない様にしてな」
「それだよな、やっぱりな」
「身体を壊したらね」
働いていてもというのだ。
「どうしようもないから」
「そうだよな」
「そう、気をつけてやっていってね」
「そうするな」
「それで何処から通うの?」
「寮に入ろうかって思ったけれどな」
会社のだ、龍馬は優花にこのことも話した。
「暫く家から通うことにしたよ」
「そうなの」
「そっちの方が食事とかな」
「あっ、健康にいいもの造りやすいから」
「だから家から通うことにしたんだよ」
「そうなのね」
「そう言う御前はどうするんだ?」
「私も考えたけれど」
それでもというのだ。
「お家からね」
「通うことにしたんだな」
「そうなの」
こう龍馬に話した。
「結局ね」
「そこは一緒か」
「そうね、だからよく会うわね」
「これからもな」
「出勤の時会ったら宜しくね」
「こっちこそな。それでお互い時間があった時は」
休日にでもとだ、龍馬は優花に笑って話した。
「遊ぼうな」
「そうしましょう」
「二人でな。あと俺も結婚をな」
「しようって考えてるのね」
「そうなんだよ」
このことをだ、龍馬は優花に笑顔で話した。
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