ドラゴンクエストⅢ アルスと愉快な仲間達
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第9話 アッサラーム
俺達はまほうのカギを求めるためアッサラームに着いた。
「アルス!アルス!俺から一つ提案があるがいいか?」
オニギリが提案なんて珍しいこともあるんだな
「せっかくアッサラームに来たんだから夜の街を楽しみたいです!なのでここで1泊休むことを提案します!」
欲望に忠実なのは嫌いじゃないよ。だが却下だ
「なんでだよ!?」
いいか?俺達はいわゆる勇者一行だ、ここで油を売る暇があるならバラモスを倒す旅に出た方がいいだろ?(本音は早くこのパーティから離れたいだけ)
「でもこの前みたいにアルスさんがまた自暴自棄になったりしたらどうするんですか?」
その話題はやめろ、心にくる
「ならないためのリフレッシュだと思えばいいのですよ。暇でしたら宿屋で1日寝ていればいい話ですしね」
ふむ、確かにそうだな。なら今日はこの町で自由行動だ、各自適当に過ごしてくれ
俺がそう言うとオニギリは劇場に
アイスは武器や防具などを買いに、そしてチョコは…
「何よなんか文句あるわけ?」
いや別にないけどさぁ…なんで俺と一緒にいるわけよ
「私の勝手でしょ」
はい出ましたツンデレ発言、鳥肌立ってきたわ
「それよりアルスあんた暇でしょ?」
おまえさっきの流れ知っているよな?
「別に関係ないでしょ。ほら外に出て散歩に行くわよ」
まじかよ。まぁスクルトかかっている状態のじごくのハサミをかち割ることができるこいつがいるなら大丈夫か
「アンタさ、バラモス倒したらどうするの?」
アッサラームを出て何分かしてチョコが話しかけてきた。
っていうかさっきまで黙りだった癖にいきなりだな
「私の勝手でしょ!」
バラモス倒した後って言ってもゾーマがあらわれるからなぁ…
「ぞうま?なんか雑巾みたいね」
んー…とりあえず当分は静かに過ごしたいかな。旅の疲れ癒したいし
「ふーん…普通すぎてなんも面白くないわね」
普通すぎて悪かったな、お前はどうするんだ?
「えっ私!?」
流れ的には次はお前だろ(本当は聞いてほしいオーラがやばかったから聞いたんだよ)
「やっぱり町娘かしらね…」
人間離れした力を持っているのに町娘って勿体ないような気がするけどまぁいいか、突っ込んだら負けだな
「もし…もしもの話なんだけどさ」
この流れは…まさか
「あんたがまた旅に出る時は…」
誰か!!誰かこいつのツンデレ発言辞めさせろ!!
おい太陽!!てめぇ何空気読んで沈もうとしてるんだよ!!
「私も一緒に…」
聞こえないフリ聞こえないフリ!!あーあ!!なんにも聞こえない!!
「探しましたよ〜姉御、なんでこんな砂漠のど真ん中にいるのですか?」
俺が覚悟した瞬間にオニギリがやって来た。
「2人じゃ危ないですよ。ってどうしたのですか姉御?顔真っ赤に…」
そうオニギリがいいかけた瞬間凄まじい蹴りの連打がオニギリの頭、胴、股間にクリティカルヒット
「アルス!!早くこんなところでいないで帰るわよ!!」
はい!
「後さっきの事は忘れなさい、忘れないとわかってるわよね?」
Yes!すぐ記憶をリセットさせていただきます!
俺のその言葉を聞いてチョコは元来た道を歩いていった。
すまんオニギリ、明日遺体は回収して蘇生させてやるから1日ここで待っていてくれ
俺はオニギリに向かって手を合わせながら心の中で思うのであった。
後書き
GWも平常運転で頑張ります
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