魔法少女リリカルなのは~闇騎士さんの物語~
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第2話
次の日
楓馬が通っている学校は私立聖祥大学付属小学校。
この学校は毎日騒がしい。
そんななか、楓馬は欠伸を噛み殺し、教室のドアを開けた。
その音に気付き、一人の少女が近づいてくる。
「あっ、楓馬君おはよう」
「ん、おはよう~」
楓馬に挨拶をした少女の名前は月村すずか。
まあ、いろいろあって、楓馬の友達第一号になった優しい少女だ。
すずかに挨拶をかえしたあと、席について本をひろげる。本の題名は『ノーゲー○ノーラ○フ』だ。
「なに読んでるの?」
いきなり隣の席の『高町なのは』がのぞきこんできた。正直あまり彼女とはかかわりたくない。なぜなら、この歳でこんな膨大な魔力をもっている少女なんて見たことがない。しかも、なのは自身が全く自分の魔力に気付いてないので、なおさら質が悪い。いつかこの少女に滅ぼされるかもしれない。
………高町さんには悪いが逃げるか……
「……………さらばっ」-__-シュバッ!
楓馬は一瞬でドアまで走って教室から逃げた。
…………大丈夫……まだ授業は始まらない!
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