艦娘達と少し頼りない提督
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着任~艦隊合同作戦
新たな邂逅 頼れる人
前書き
今回から深海棲艦との関わりが増えて来ることと、提督と加賀さん達がイチャイチャしたりしますが白い目で見守って下さい(笑)
後、レベリングってキツイっすね。
大湊から出て数時間、そこに広がる海域の名は北方海域
この海域は攻略しづらいことで有名な場所である。
その海域を二人だけで進み続ける宮本と加賀。
加賀には伝えられていないが宮本がこの海域にいるは、大湊に流れ着いた駆逐艦山風が深海棲艦のスパイかもしれないと思われたからだ。山風は現在特別な海域だけでの邂逅となっているが今現在その海域は発生していないからだ、上の組織からも行方不明の艦娘山風はいないと言われている。宮本は北方海域にいる知り合いを頼ろうとして出撃したのだ
「何度来ても、ここは寒いな~。なあ、加賀?」
宮本は頭に雪を積もらせながらそう言った
「そうですね。ところで、提督は前にもここに来たことがあるのですか?」
「まあな、昔から困ったことが有ったらここに来ていたからな、来るのは憲兵時代以来かな」
宮本は顔を少し上に上げてそう言った
「昔から、ですか?よく来れましたねあの装備で」
「本当、そうなんだよな。憲兵の時は"アレ"の使用に制限かけられてたからな」
「今、私と同じ船速でいられるのもすごいと思いますが。」
「これは、能力じゃないよ。妖精達につくって貰ったんだよ」
「そうですか。」
宮本は体の一部を深海棲艦に変化させる能力を持っているが、憲兵として勤務してた時は沢山の制限がかかっており、始末時の処理や、暗殺といった業務以外では使用すら出来なかったのである
「さて、この辺りにいるはずなんだけど」
「近くには何もありませんが、本当に人がいるんですか?」
「人とはちょっと違うかなぁ」
「提督、それってどういう事ですか?」
「ソレハコウイウコトデスヨ~」
海の中から人の形をしたなにかが出てきた、だが艦娘にはそれが、深海棲艦、さらに姫クラスだと言うのがハッキリ分かった
「提督、危ないので下がって下さい。ここは私が行きます」
「アラアラ、サイキンノコハコワイワネェ」
「加賀、俺が待ってたのはその人だよ。」
「えっ、この人?なんですか」
「貴方も中々でしたが気配で分かりましたよ。ですが、普通に話してくださいよ、聞き取りにくいんですよね その声」
「そうよね、人や艦娘には少し聞き取りにくいらしいって前にも言われたわね。あと、さーさんって呼んでもいいのよ?」
「普段なら言うところですが、今回はマジメな話をしに来たので控えさせてもらいます。」
「そうなの?なら、二人とも、私についてきてそこで話をしましょう」
移動しながら加賀は宮本に
「あの、まだ話の整理が出来てないのですが。」
と言った。宮本はそうだろうなと思いながら
「加賀には少し分かりづらかったかな。」
と一言言った
「あら、私の事をこの子に教えてなかったの?」
謎の女性はそう言い、宮本は話を続けた
「話したところで、混乱してしまいますからね。」
「遅れたが、紹介しよう。この人は戸賀 沙良さん。加賀達に分かり易く言えば深海海月姫だね、俺が子供の時から世話になっている人だ。一応艦娘としての技能と資格も持ってる。あだ名はさーさん」
「ふふ、宜しくね。加賀さん」
「よ、宜しくお願いします沙良さん。ところでなぜあだ名がさーさん何ですか?」
戸賀はニヤニヤしながら
「聞いちゃいますか?」
宮本は顔を赤くしながら
「聞かないでくれるかな、かなり恥ずかしいから」
絶対に知られたくない事なのはすぐにわかる
「それでは、また今度二人だけのときに伺います」
加賀はまた弱みを握ってやったぞと言わんばかりの顔で宮本のほうを見ながら言った
「まぁ、その辺にして下さいよ。今回は任務ですから」
「それはさっきも聞いたわよ。あら、もう着いたわ、二人も上がって上がって。」
「ここは家か何かですか?」
「家の敷地って言うのかしらね。」
「かなり広いですね」
「でも、外は寒いから後は中で話しましょう。」
「ここに来るのも何年ぶりかな」
「お邪魔します」
戸賀は二人をつれて屋敷の中へ入っていった
後書き
さて今回から深海潜入編としましたが実際に深海には潜りませんし、シリアス要素もほとんどありません。
それにプラスで新しい登場人物の戸賀 沙良さんが登場しました、この人は宮本提督の頼れる相談相手をイメージしたキャラです。名前から何の艦娘かは解ると思いますが、深海棲艦も出来るかなり器用な人です
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