こんなチートでもありですかい?そうですかい。
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第4話。変人とお金。
前書き
今回は言うことはないが、あえて言うとしたら・・・・
ヒャッハァアーーーーー!!
我が得物を作ってからはや2カ月程が時が経とうとしていた。親父と暮すようになって早くも約1年と3カ月も経つ。
時の流れとは速いものだ。俺もこの2カ月でチートボディを駆使したバットさばきは様になってきた。が、いまだに道場の外で使わせてくれない。
まぁ当たり前っちゃ当たり前なんだが・・・・
ちなみにシロちゃんは魔術回路を作ることに成功したらしい。親父はもっとかかると思ってたらしく、とても驚いていた。
シロちゃん曰く、はやくニイちゃんに追いつきたかったから頑張ったって言っていた。ふっ、ついてくるがいい弟よ!と言ってみる。
最近の変わったことと言えば、親父から魔力放出は外では絶対に使うなって言われた。どうやら普通、魔力は簡単に放出できるもんじゃないらしい。
捕まってモルモットにされたくないならば、よほどのことがない限り使うなって言われた。まぁ、ほとんどの魔術師が返り討ちにあうと思うがね?とも言われた。
ちょっと嬉しかったりする。
そして明日、俺は使えると判断されたらしく、姉ちゃんが捕まっていると思われる所に行くんだと。
多分、本国・ドイツにある城にいると思うんだけど、まず日本にある別荘から行くらしい。
・・・・さっき城って言ったよな?キャッスルバラの花。アルカリ土類金属ですねわかります。
シロちゃんはお留守番。まだ魔術回路しかつくれてないしね。親父から強化の魔術を教えてもらったので、それを修行するんだってさ。
つうか魔術か。あれか、魔法の前にまず魔術を習得せいへんと行けへんのか。いきなりメラゾーマはできへんってことか。
でもバーン様みたいにメラを極めるのもカッコよくね?ってシロちゃんは言ってた。アレですね。
今のはメラゾーマでない。・・・・メラだ。
やべぇシロちゃんマジかっけえ。
ちなみにたいがーに親父がシロちゃんの面倒を頼んでた。・・ガンバレシロちゃん!たぶん世話するのはシロちゃんだろうがガンバレ!!
んで、別荘とやらに来たのだが・・・・
「親父。」
「なんだい晋吾?」
「アレはな・・別荘やない。城や。キャッスルや。つうか何でこのご時世に城を二つも持ってんねん。魔法使いって何なん?アホなん?」
とってもいい城が立っていました。シロちゃんに伝えてくれ。アレは良い城だー!!
「ここら一帯にはね。結界が張られているんだよ。」
「結界?」
「何かを守ってるようで怪しくてね。罠の可能性のほうが大きいけど・・・・」
どこにアンの?っと目凝らしてみると・・なんか光の壁みたいのが見える。なんやこれって思いながら触れてみようとするも、手は空を切る。
「ほ?なんやこれ?」
「アハト爺特製の迷宮結界さ。それを超えると絶対に奥に辿り着けない迷宮に入ることになるから気をつけてね。出るのにも一苦労さ。」
マジか。うーん。結界かー。よく漫画とかで魔力で結界を壊す的なのやってたから、それに習ってみるか。
よし、それじゃ得物だそう。得物。
「エス○リボ○グ~~」
「・・・・その名前やめない?」
「その要望は却下だ。」
ゴルフクラブケース(バットケースだと釘がつっかかる)から取り出した
釘バットの聖剣・エス○リボ○グを構え、魔力を覆い、硬化する。
「ブェー、ブェー、ブェーブェーブェー、ブェーデブェンデデデデブェーブェーブェー。バースかっ飛ばせバース!ライトへレフトへホームラン!!」
と、結界に向かってフルスイング。チートボディによって振られたその一振りは、小さな暴風と化し、城を覆う木々を薙ぎ払い。
そして結界に当る瞬間、晋吾はリストに手ごたえを感じる。
こいつは行けるで!場外や!!
的外れなことを思いながら、下半身から腰、腕、リストを連動させたそのスイングは、世界のイチローを見つけた三輪田スカウトにして
「100年に一度、いや1000年に一度の逸材」
と言わしめるのであった・・・・妄想だけど。
結果として、結界は壊れた。親父はなんか納得してない様子だったが
「過程なぞ、結果がついてくればどうでもいい。」
といったら、そうだね。と妙に納得していた。・・・・可笑しいな、詭弁のつもりだったんだけど。だれかツッコミ役が欲しいっす。
でも俺の勘が姉ちゃんはツッコミ役だと言っている。よ~し!さらにヤル気出てきたわ!待ってろ姉ちゃん!!
side イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
びくっ!!
なんかすごく嫌な予感したんだけど・・・・
すっごい幸せなんだけど、すっごい頭が痛くなりそうな何かが来るようなそんな予感。なんだろうこの感じ・・・・
・・・・キリツグ?なにかあったのかしら?
まぁ、スッゴイ変な家族ができたのだが、予知能力のない彼女は知りえるはずがないのであった。
SIDE OUT
んで、結界を壊して中に入れるようになったが、姉ちゃんはいない様子。やっぱり罠だったらしい。マジか。空振りかよ。
手ごたえ場外やったんやけどな~。
「親父、姉ちゃんは結局ドイツいるんやろ?いつ行くん?」
「そうだね。今すぐ行きたいところなんだけど・・・・」
?なんかあるんかい?
「実はね。お金がないんだ・・・・」
それはなんとも切実な話しで・・・・
「・・・・密航でもするか。」
「何こいつ怖い・・・・」
ついていく相手間違えたかも・・・・
親父曰く、お金はいつも現地調達で、なくなったら稼ぐが基本らしい。今までは奥さんの家が支援する形だったが、もう給金が止まっているとのこと。
「現地調達って・・なにするん?」
「そうだね。僕は専ら・・・・」
そういって親父は懐に手を忍ばせ・・・・
「これで稼いでいる。」
ゴトリッ・・・・
・・・・知っている。俺は知っているぞっ。このフィルム・・高校の時に友人に見せてもらったことがある。こいつは・・
キャリコM950
サブ・マシンガンで、稼いでいる。
汚物は消毒だーー!!ヒャーーハァーーーー!!
↑切嗣がやってるのを妄想している。かなりハマっていて二重の意味で危ない。
うん。とりあえず殴ろう。
「しっ・・晋吾っ。どうしたのかな?いきなり魔力放出始めて・・」
「人の命を食い物にする屑が!そこになおれ!!こんな大人ぁ・・修正してやる!!」
「ダメだよニイちゃん!こんなところでやったら色々とび散っちゃうよ。外でやってよね。」
「舞弥助けてっ!」
「・・残念ですが否定できません。」
このあと舞弥姉ちゃんの「お前が全力で殴ったら修正もくそもない。むしろデリート。」
との言により、出力2割での北斗残悔拳にしてやった。指はメリ込まなかったけど、めちゃくちゃ痛そうにしてた。
はっはっはっ、ザマァナイゼー。
後書き
ヒャッハァアーーーーー!!キリツグ様のお通りだぁあーー!
死にたくなけりゃカネだしなぁ
な話でした。ネタ話ですいません
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