未来への架け橋って何ですか?
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私立先魁学園祝!入学!
前書き
私立先魁学園に入学した奴らの運命とは・・・。
未来って誰が決めるんですか?
よく「未来は自分の努力次第で変わる」というけど、どこまで努力したら変わるの?
努力するだけで良いの?俺はそう思う。
努力がすべてと言うやつは俺は嫌いだ。具体的な根拠を示して欲しいと思う。
じゃあ、未来って何?
私立先魁学園。全校生徒1140人。日本有数の大学校である。
頭の良い奴らだけかというとそういうわけではない。頭が悪くても部活動で優秀な成績を残したから入れたやつもいる。まあ、普通の高校だ。・・・人数以外は。
今年度、この学園に入学したのは380人。今までと何ら変わりない。しかし、とんでもないやつが一人いた。榊原海翔。
入試成績5教科500満点中500点。それはこの学園に入学した者の中で歴代最高得点だったのだ。
過去最高は478点。それを軽く上回りトップで入学したのだ。ちなみに、仁位の得点は421点。あり得ない差ができたのだった。
「~~~~~~~~~~~諸君。この学園ですてきな学園生活を過ごしてくれ。以上」
学園長の挨拶が終わり今度は生徒会会長の挨拶だ。
「私がこの学園の生徒会会長を務める海藤晄だ。今後ともよろしく」
生徒会長海藤晄。一昨年の入試トップの成績をおさめた人だ。
「~~~~~~~。えー最後に一つ。この学園は生徒達自身が活動する場であり、教職員はほとんど手出しをしませんので、そこを注意していただきたい。以上」
会場がざわめいた。確かに教職員はなんのためにいるのかわからないだろうな。
「これで入学式を終わります。新入生は速やかに退場してください」
アナウンスが響いた。
「なお、榊原海翔さんはこの場に待機してください」
何で俺が・・・。まあ大体は想像つくけど。
しかし、それは榊原が想像していたものを遙かに超えるものだった・・・。
(第一章 完)
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