ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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番外編その3~戦国†恋姫の主要人物達の救済~
京に向かう者達×外史の運命とエーリカを生かす使命
一方滅ぶ直前の外史には、丁度剣丞が五条大橋に向けての総攻撃を開始しようとしていた。
「目標、五条大橋!全軍、押して押して前に進み、鬼達を叩きのめすぞ!」
「鏑矢三本!天高く放ちなさい!」
そう言って長尾衆が先手であってか、毘沙門天と不動明王から聞いた。到着後、手出し無用な状態であり鬼だけなら俺らの役目ではない。対ドウター戦が俺達の攻撃目標だし、目的地に到着するとエーリカと対峙してた剣丞の姿を確認。
来る前に管理者である四人が合流したし、貂蝉が言うには剣丞はフランチェスカ学園の制服を着ていた。分かりやすいし、大気圏突入と同時に京の真上に来ると同時にドウターとエーリカが共に居る事を確認。
「ごきげんよう、北郷に連なる者・・・・」
「北郷に連なる者、か。・・・・その言い方だと、俺の事を俺以上に良く知っているみたいだね」
「全て、とは言いません。私が知っているのは、この外史での貴方の役割だけ・・・・そして私と貴方は、この物語では対となる存在だという事だけを私は知っているのです。同じ舞台を演じる役者同士が、互いの役どころを知らなければ、良い芝居など演じる事が出来ない。それは当然の事でしょ?」
「俺もエーリカもこの舞台の役者と同じなら、物語の終末はどうなる?」
「貴方の死。貴方に繋がる者の死で、この物語は完結となりましょう。そう思ったのですが、どうやら部外者が現れたようですね」
一葉と幽をチラリと見る剣丞。こちらをチラリと見るエーリカだからか、やはりバレてるようだ。俺らの存在を。エーリカが居る場所にゲートから出てくるドウターは、知っている存在だと認知してエーリカはドウターを見ている。鬼と共に剣丞達を見ているが、俺達はいつでも出撃可能だし転移準備も出来た。
「部外者、ねえ。それはコイツらの事か?お仲間なのか?でも俺は死なない!俺は俺だ、さあ命を賭けた大喧嘩を始める為に!一葉!」
そう言いつつ部隊編成に方形陣を組み、鬼と戦っている様子を見てたが鉄砲隊で守りを固めて長柄隊で鉄砲隊を守備に回っている。ほう、アレが戦国最強と言われた本多忠勝か。どれも恋姫フィルターで見るとロリコン共が喜びそうな容姿だな。一番ロリは八咫烏隊と今川か。
『ご主人様、現状はどのように?』
「まだ俺らの出番はない。現段階で見守るだけだが、対ドウター戦をするのなら俺らは動くつもりでいる。だからそれまで待機な、ヴァーリ達も」
『了解した。一真』
「にしても私達の出番はあるのかしら~?」
「恐らくあるのだろうよ。貂蝉と卑弥呼らも援護頼んだぞ、左慈と于吉はどうする?」
「俺達は後方支援に回る事になった」
「ええ、私達の出番はありませんし」
そう言いながら格納庫で待機となる左慈と于吉、貂蝉と卑弥呼は超大型の鬼が出て来た際に溜め技する時に援護するようにしといた。それに剣丞なら兎も角、アイツらの嫁達は漢女を見ると生理的に無理と思うだろう。京は鬼だらけで本能寺には、雑魚から少し強めの鬼と出番待ちのドウター。ま、ドウターが動く時を待つ。こちらに向かう織田信長のセリフを聞いた事で、全員思ったに違いないと。
「『敵は本能寺にあり』と言うセリフを織田信長から聞く事になるとはな」
「本来なら明智光秀が言うセリフだし、ワシらの出番は一真と共に」
長尾勢と森一家は鉄砲音が聞こえたのか、長尾景虎が本能寺に向かう。それと武田もで、音に気付いてはこちらに来ようとする。ほう、鬼共が一箇所に集まっているなー。するとドウターも痺れを切らしたのか、鬼と共に攻撃開始と同時に俺達の出番だと思いながら転移させる。
「不味いぞ、この状況に鬼以外の化け物がこちらに来る。それも俺達の攻撃が効かないとはどういう事だ?」
『これでも喰らえー!』
剣丞は考えていたらどこからかの声と共に、鬼以外の化け物が倒されて行く。何事だ!と、皆は周りを見るとそれは空から声が聞こえたので上空を見る。それはかつて姉と呼ばれた者達と異世界から来た者が居た事で困惑していた剣丞。
「皆の者、心してよく聞け!我が名は関羽!故あって貴殿達の味方となるべく参上した!アレについては我ら達に任せて、お前達は鬼共を倒せ!」
「皆!いっくよー!」
「全員!ドウターに向けて攻撃だー!」
と向かって行く謎集団。そして鬼と戦う者とドウターと戦う者と分かれているが、たまに鬼が来るとすぐに倒す。するとこの外史にいる足利義輝が言った。
「なぜあの者達は、余の三千世界で召喚した刀を持っておるのだ?」
「召喚した刀とはどれの事ですかな?それがしは謎集団で、驚愕している最中なのですが」
「あの赤い刀と青い刀だ。あれは召喚した刀だから覚えておる」
「どういう事?一葉」
「どうにもこうにも分からん。が、これだけは言える。あの刀を持つ者こそが真の持ち主だという事を」
とそういう風に評価していた足利義輝だが、俺らもお家流について今さっき知った。刀を召喚とかゲートオブバビオンのようだが、存在有り無し関係なく呼べる刀剣や槍に斧。ま、俺らもチートだしISチームはエヴォルトシステム搭載機だから無双してるようだ。
「敵、更に追加しましたが」
「逆にこちらが押してますわね」
「一体何者なんだろー。鬼以外の化け物を雀達の武器では効かないのに、あちらは効果があるというのは」
「・・・・」
「お姉ちゃんもかー。マズイどころか優勢だよね」
鬼は地面から空中から出てきたが、恋姫チームと大江戸チームは地面から出てくる鬼も追加として退治中。余裕があれば倒してもいいと言ってあるし、ISチームは空中から出てきた鬼とドウターを倒している最中。それにヴァーリチームと英雄チームも各個撃破に当たっている。
「おらおらおらおらっ!食らいやがれ!」
「この人達は一体何者なんだ?」
「俺達はある者から依頼されて来た者達。お前の叔父である北郷一刀の親友にな」
「叔父さんを知っている?それにあの姉さん達は一体?」
「残念ながら、あれはお前が知る姉ではない。桃香達は俺達の仲間だ」
拳や蹴りを入れるヘラクレスは、爆破しながら鉄砲隊を守備してる。ジャンヌは聖剣創造で聖なる力を鬼に与えながらだし、曹操は剣丞の近くにいては現状把握に努めてるようだな。ヴァーリ達も静観してる。するとエーリカが曹操らを見ていた。
「貴方達は一体何者なのですか?この物語のイレギュラーとしては余りにも」
「そう、お前の言う通り俺達は別世界から来た存在。それにこの外史はもうすぐ滅ぶ運命。ソイツがいる時点でな」
「なるほど。これは外史を滅する者ですか。それも面白い事ですが、私もこの世界での役目を果たす時です。貴方達を贄として、私は本懐を遂げる」
上空から投影された映像が映し出されて、エーリカと曹操達を。それを各自の武将達は見るが、見た事無い者らも居て驚いている様子だな。
「久遠様、空が!」
「あれは剣丞様に知らない人物達が映っている?」
「剣丞君が鬼に囲まれている様子を映してるし、あの人達は誰なの?あれもエーリカさんの術なのかなー?」
投影映像を見た者達、謎の人物達よりも剣丞を見ていた。疲労感あったが鬼の数は圧倒的に多い事を知ると同時に、鬼より禍々しい化け物が居てそれを倒す者は無限に出てくる鬼達を粛清される様子。すると山門から音が聞こえた事で、曹操達はやっとかと思った。
「待たせたな、我が夫よ!」
あーあー・・・・信長が現れたのなら始まるかもしれん。本能寺の変。エーリカは全てのピースが揃ったと言って、一瞬で織田信長を拉致して空中へと戻る。気絶させてるからかもしれんが、あんなに簡単だとは。剣丞の役割があるというようにエーリカにも役割がある。
「おやおや。これでこの外史も終幕か。新田剣丞とか言ったな、エーリカが言った言葉の意味をやっと知ったようだな」
「どういう事か!」
「つまりだ。俺達はここにいる新田剣丞と同じように未来から来た者。そしてお前の妻がどうなるか・・・・分かってるよな?」
「ああ。エーリカの目的、言葉の意味がようやく分かった。エーリカは久遠を・・・・っ!」
「殺すというのか」
「ああ。そこにいる人の言う通り俺の居た世界では、エーリカのもう一つの名前である明智十兵衛光秀は謀反を起こして本能寺で織田信長を討った武士の名前。エーリカの果たす役目は史実の明智光秀の役割を果たす事。この本能寺で織田信長を・・・・久遠を殺すという事だったんだ!」
「撤退など考えるなよ?ま、お前らは前だけを見ろ。その久遠とエーリカは本能寺の本堂に行った」
「そういうのもいいが、お前ら。前を見ろ。その久遠というのは本能寺の本堂に行った」
曹操らに言われて撤退を止めた奥方衆、ちょっとテンションが可笑しくなった様子なのかヴァーリ達が冷静にとアドバイスした。おいおい、お前が言うか普通?戦闘狂だったヴァーリのセリフじゃねえが、鬼達を殲滅していく様子を見るヴァーリチームと英雄チーム。剣丞隊と他の部隊は向かうが、妻である久遠を救助しに行く為にね。もし同じ状況になっても拉致前にね。
「状況的には俺の出番はまだまだだな」
「そのようですし、織斑艦長の出番はもうそろそろかと思います」
「エーリカさんが語る偽りの歴史物語だとしても、桃香さん達も本来の歴史とかけ離れた物語です」
「ま、ここはアイツらの様子見しながら出番待ちしとくか」
剣丞は外史の先導者で基点であり終点。本能寺燃え始めたが、俺の役目はエーリカの中にいる明智光秀の鎖と魂を解放する事。今は見守る場面だが、これも次元パトロール隊のルール。しかし外史の管理者からか、救助信号あるなら本来のエンディングとは違うエンディングにしたい。
外史とはとても儚く脆いモノだ。まるでシャボン玉のように割れてしまう外史だが、それプラスにしようと出現するドウター達と外史崩壊の運命を知る愛紗達。やっと久遠という者がエーリカが何をするのかを知った剣丞達一同。
「数は数でも、私達には効かない!」
「全く鬼もドウターも物量で押すのは変わらないようだな!」
そう言ってたけど、確かに鬼もドウターも物量で押すタイプのようだな。綾那と歌夜と言った者は、背中を合わせて戦っているし一葉と幽と名乗った者は笑いながら戦っている。何か一葉という者は頭のネジが緩んでいるのか暴走気味。で、こちらに迫ってる長尾衆。
「御大将、前方に本能寺。硝煙が凄い」
「分かってる!・・・・頼むから間に合ってよ・・・・!」
「甘粕衆、本陣先手を務める。経内に突入後は、脇目も振らず鬼のぶち殺しを始める」
「応っ!」
「・・・・御大将はすぐにスケベの側に」
「ええ・・・・頼むわよ、松葉」
「・・・・(コクッ)」
アイツの事は、長尾勢ではスケベと呼ばれてる自体が爆笑だな。流石は一刀の血筋だけの事はある。本能寺では綾那と歌夜の者が戻って、武具の手入れと水を飲んでいた。一葉というのは元気が有り余っている子供かというくらいだったな。CB側はドウター達を空に誘導しているし、鬼は鬼でやっているようだった。
「後ろも左右も鬼とは・・・・でもお前を導く為にもここは守るぞ!聖槍よ光輝け!魔を滅せよ!」
「ほう。ここでお味方が来たようだ」
「あれは丸の内に万の字・・・・あれは甘粕衆!」
「援軍がさらに来た!ころちゃん援軍が来たよ!」
曹操は聖槍を真上に向けたら数百はいた鬼を光の毒で終わらせた。今の内に部隊を整えさせる。甘粕衆と連携して鬼を倒す者達。そしたら何とまあ、あの越後の龍が乙女になるとは。
「ウチの旦那に何て事してくれんのよーっ!絶対に許さない!絶対によ!・・・・おいで、帝釈、毘沙門!私の可愛い妹達!この神州を穢し、悪業の限りを尽くす異形の妖!不浄なる鬼共が、我が光に触れる事能わず!我らは御仏の子となり!一重に如来大悲の本誓を仰いで不二の浄信に安住し、菩薩利他の行業を励みて、法身の慧命を相続し奉らん・・・・!おんさまやさとばん!我が光を守る為、護法五神に三昧耶形を降ろす!顕現せよ!天の力!この日の本を守る為に!三昧耶曼荼羅!」
わーお、あれが護法五神とそれを使役する長尾景虎かー。でも俺の仲間まで蒸発させようとしてたが、聖槍で何とかした様子。まあいい、まだ俺の出番はなさそうだ。神仏の力とか言いながらも、護法五神は俺をチラリと見ているな。俺の事を創造神と分かって見てる様子だし。ま、救援信号を発した者らは外史にて見守る管理者。神仏達の願いでもある事を俺は知っている。
「おいおい、俺らまで蒸発させるなよなー」
「あ、あんたは誰よ!というか神仏の力を持って蒸発させたのに!」
「俺達は異世界から来た者だ。俺らはこの聖槍で守られている。それよりすぐに体制を立て直せ!来るぞ」
と曹操が言った直前に地震が起きた。立ってられないくらいのだったけど、あと先程の美空と言うセリフはあとで使わせてもらう。対峙していた鬼達が消えたと思ったら静けさが包まれた。
「お・・・・に・・・・」
「おいおい何て大きさだよ。ヴァーリ、何とかならないか?」
「俺に言われても困る事だな」
いつの間にヴァーリチームと英雄チームは集結、確かに何という大きさだ。あれはまるで大型ドウターだし、地面から現れた鬼は数十mあるからトレミー3番艦は少し離れる。鬼が丸太のような腕で嬲り殺しを開始しようとしてた。
「お前ら!すぐに退け!」
「その人の言う通りです。剣丞隊、すぐに退きなさい!」
「浅井衆も一度退け!すぐにだ!」
ヴァーリ達によっての牽制しながら鶴翼の陣での飛び道具攻撃。その間に近接戦をしてたヴァーリ達は兎も角、普通の兵には近接戦は無駄な事だ。すると小夜叉と名乗る者がお家流を使ったが、あれはまるでライザーソードだな。巨大鬼を両断したかに見えたが回復した。どうやら自己修復機能でも付いてるのか?ヴァーリ達は様子見。
「何でですーっ!?あれだけ沢山斬ったのに、もう傷が治るなんてズルいですー!」
「むぅ・・・・これは厄介ですな」
出鱈目とも言うが、アンタらのスペックも相当可笑しいと思うのは俺の気の所為?景虎はまた三昧耶曼荼羅を使おうとしていた。でも神仏の力が通用しないと言ったがそれは違う。確かに奴には効いていたが、数千の命を持っているらしいが俺の力なら浄化できる。
槍でも鉄砲でも神様の力でも倒せない、と思った今川の嬢ちゃんでしかも空中と地面から鬼が這い出てきた。すると呼子が聞こえるが、果たして味方か敵でも来たのか?
「ご主人様、お味方を連れてきました」
「お味方って?」
「旗掲げぇぇーーーーっ!」
「甲信の覇者、武田衆推参なり!空に掲げるは、孫子が語りし風林火山の軍陣旗!」
「見よや鬼共!甲信の覇者の実力を!」
「武田衆先鋒!赤備えの山県たぁ、あたいの事!行くぜ者共、突撃だぜーーーーっ!」
ほう、武田が来たか。ヴァーリ達も隅に見学してるが、味方なのに鬼と間違われると困るし。って言うか武田のお家流も凄い、源氏の精霊と言うか新羅三郎がこちらを見ているな。
やれやれ護法五神に続き源氏の祖も俺を見ているのか。ここを創造したのは俺ではなく他者であり、本堂に火が付いた事をやっと気付いた様子だな。正直遅いと思うが、剣丞隊は剣丞を本堂へ行かせる為の道を開かせた。
一葉と名乗る者が三千世界を発動させたら、何故か愛紗達が持っているのと同じ剣や槍が召喚された事に驚きではあるが、愛紗達は空中にいるドウター達で忙しいくらいに働いている。
「おいおい、あれはどういう事だ?なぜ愛紗・蓮華・華琳・桃香・恋の武器が召喚されるんだ?」
「さあな。俺達の出番はこれからという事だ、一真曰くあれはお家流と言うらしい。三千世界で、実現有り無し関係なく剣とかを召喚するんだとさ」
「まるで私や祐斗さんが使う聖剣創造や魔剣創造ですね」
「ジャンヌか。他のはどうした?」
ジャンヌに軽く報告聞いていると味方を隅に寄らないと、敵認識されてしまうそうだ。
大型の鬼はドウターであるゼットンを取り込もうとしている。剣丞も懐かしいようで姉の持つ武器。剣丞は走りながら本堂へ向かうし、後方援護をする鉄砲隊と仲間達によって無事に本堂へ入ったようだ。さてとそろそろ俺も動くとしようか。
「フェルト、ここは任せた。俺は俺の使命を果たしに行ってくる」
「了解です。お気を付けを」
空間切断によりすぐに本堂へ入り込み、本堂は燃えているが俺付近に居る場所だけ燃えないようにする。そろそろクライマックスだし、いくら運命だとしても俺の使命を果たす為には二人の一撃を掴むしかチャンスがない。
エーリカは言う名を背負って自由意志はないと言うし、物語の筋に沿って動く駒。物語を何度も繰り返すのが外史の始まりと終幕としてな。俺はそう思う。外史を否定するようなエーリカは明智光秀という名の元で動いてるに過ぎない。
呪縛、か。そう思うと剣丞と信長は、剣丞の持つ柄を持ち光輝く刀をエーリカに向かって貫こうとした時。
「エーリカぁぁぁぁぁぁ!」
「おっとそこまでだ」
『!!!!』
「それはタンマだな」
「なっ!邪魔者か!ってその翼は!」
「よう、初めまして。新田剣丞に織田信長、コイツの命を散らすのはまだ早い!」
光輝く刀を親指と人差し指で掴むと同時に、輝きを無くした刀。刀を弾いてエーリカの前へ立つとこで、空間切断をエーリカの腹辺りに手を突っ込む。エーリカもだが剣丞と信長も呆然と見てたが、やがて俺の手が何かを掴んだと同時に引いた事で理解し微笑んでた。
「そうですか。貴方が私を解放しに来たのですか」
「解放であってそれは違うと断言しておく。俺はこの魂とそれを繋ぐ鎖を破壊しに来ただけだぁー!」
そう言いながら掴んだ明智光秀の魂とそれを繋がらせる鎖を断ち切った。と同時にエーリカは気絶したが、命に問題ないし邪悪なのを浄化したに過ぎない。残りは周辺一帯に炎を消すだけ。
「水の精霊よ、我に力を貸せ!ハイドロカノン、フルバーストモード!」
「凄い!一瞬にして炎を消した去った」
「にしてもアイツは何を言ってたのだ?我は前半しか聞き取れなかったが」
「久遠に分かりやすく言うと水を使った消火をしただけだよ」
火を消してエーリカを運ぶ俺と剣丞と信長と共に脱出。すると俺達を待ってたのは、剣丞隊ではなく巨大鬼が待ち構えていた。本来なら消えるはずだが、俺がエーリカの悪しき魂を滅したからか大きな拳を降り注ぐ。守護結界により護法五神や源氏の精霊らが守ってくれたし、運びながら仲間が居るとこまで走った。
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