アカシックストーリーNEO
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アカシックストーリーNEO第5話
第5話「ホワイトナイトの目覚め」
Fと白騎士が激しい激闘を初めてかなりの時間が経ち、セイジョウの法から放たれる極光の光線の効果が白騎士に効き目始めた。その時だった!!荒ぶる白騎士に変化おきた、突如苦しみだしたのだった。
セイジョウの法とはその名の通り敵に狂暴化されたものを元の状態に戻す事の出来る装置であった。一度では効果は無いが、何回も試すと効力が増大する仕組みなるという隠された性能が発揮する・・・・・・・。
「うっうー・・・・・・。ここは何処だ。そして私は一体今まで何をしていたのだ?」
白騎士はFに聞いた。
「そうか・・・・・・。ここは私が生きてきた時代から遥か未来の世界か。通りで街中や学園がない訳だ。そして君はこの時代の人間で私に力を貸して欲しく呼び出したのだな?」
「はい。白騎士さん。この時代には過去の時代に存在していた闇の軍団を遥かに上回る組織が暗躍しているのです。彼らを倒すのには過去の時代の英雄の皆さんのお力が必要なのです。」
とFは白騎士の質問に答えた。
「なるほど。私のいた時代の闇の軍団を超えた組織か・・・・・。確かにあの見たことも無い機体はそうだったかもしれん。」
白騎士は少し考えたのだった。その様子を見たFは驚愕し、白騎士に聞くことにした。
「白騎士さん。貴女は奴らと戦ったことがあるのですか?!」
「ああ。ある。思い出しくはないが・・・・・・。あれは、一夏達が学園を卒業する寸前に襲撃してきた。奴らが襲撃する前に束が瀕死の状態で学園にやってきて、こう言ったのさ。」
「今の時代の科学を遥かに超えた兵器を持つ何者かにゴーレムたちが破壊された。チーチャン達も気お付けてと。それから世界各国にも同じ兵器が同時目撃されたという情報が入った。」
「当然私や専用機持ち達、各国軍隊も応戦したが歯が立たなかった。奴らは何かの装置で私の動きを封じ、専用機持ちのISを強奪しそのまま去っていたが。奴らの仲間に亡国機業のスコール達がいたのを見た。いやそれだけではない!ライダー達が倒したショッカー首領の姿もいた!!」
白騎士とFが話している時、別の場所では反アカシックの幹部達の3人が集まり会議をしていた。
HIGESUがデスアークたちに話かけた。
「アカシックの見習い司書が白騎士を元の状態に戻したそうしゃな・・・・・・・。」
「アララ……なかなかやりますわね?あれでもHIGESU、貴方の狂化手術にして相当強くなったはずですのに。」
「白騎士か?確か運命に選ばれし英雄のなかでは最も新しい英雄だったか?」
「あああ・・・・・・。そうじゃな。」
「では、儂はこれから研究に没頭するので失礼させてもらうぞ?お二人共?」
デスアークとデストリアの二人の問いにHIGESUは答え、会議室を出て行った。出て行ったHIGESUが向かったのは他の幹部達に内密にある兵器を研究している自分の研究室だった。
HIGESUが研究室の扉を開けると、白衣を着た一人の男がきずき、HIGESUを出迎えた。
「HIGESU様、お帰りなさいませ!」
「どうじゃ?例の寄生虫の開発はどこまでいった?」
「はい。50%くらいまで完成しました。」
「50%か……?まずまずじゃな。デスアークに内密に異世界にいってその世界の脅威の存在の一部を手に入れたかいがあったもんじゃな。この寄生虫とあの裏切りものが残した装置を完成させれば、デスアーク達が所属している各上層部の組織に遅れをとることはない。」
白衣を着た男が遠慮がちHIGESUに聞いてきた。
「あの……・HIGESU様。白騎士がアカシックの見習いに元の状態に戻されたという報告が来たのですが?」
「ああ・・・・・。もう報告が来ていたのか?その通りじゃ。だが白騎士の戦闘データはかなり集まった。お蔭で良い時間稼ぎになった。これで封印が一つ解けたということだ。」
「問題は一つ目の封印が解けたという事で、地球に眠っていた戦士達の魂の集合体が目覚めるか、否かじゃ」
魂の集合体とは、この地球を守護してきた英雄たちの魂の一部が合わせってできたイレギュラーな存在である。
その力は強大で運命に選ばし英雄たちの力によって封印されていたのだった。
Fと白騎士との激しい戦闘が終わり、白騎士の能力を手に入れ、デバイスの助言で一旦ライブラリーに帰還しようとしたFだったが、突如異空間に引き込まれたFだった。その異空間でFを待っていたのは、神々しい光を発しているエネルギー体だった。
Fはいきなりの事で驚いたが、少しずつ冷静さを取り戻しつつ、エネルギー体に話しかけた。
「ここは一体何処なのですか。そして貴方は一体?」
「若き司書よ。ここはライブラリーや、ライブラリーに敵対している反アカシックにも知られていない聖域。」
「そして私は過去の英雄たちの力によって生み出された存在。人々は私をこう呼ぶ。ヒーローオブソウルと・・・・・・。」
そしてヒーローオブソウルはFの顔を見てこう指摘した。
「若き司書よ。今のお前には迷いが出ている。」
「そして、今のお前の力では世界を修復するどころか、お前自身の手で反アカシックの手助けをしてしまう恐れがあるだろう。」
そういうとヒーローオブソウルは手を上に翳すと、鏡にようなモニターが上空に出現し、そこに映し出されたのは2つの平行世界の地球だった。そしてFは二つの平行世界の地球の姿を見て愕然としたのだった・・・・・・。1個目の平行世界の地球は過去の悪の組織が復活し、それを止める者達が悪の組織によって十字架に貼り付けれ、そして反アカシックが恐怖によって支配している可能性の世界ともう一つの平行世界では自分に似た司書が見たことのない戦士に姿を変え、悪も正義も関係なく、蹂躙し、破壊つくしている世界だった。
愕然としたFの表情を見た、ヒーローオブソウルはFにこう語った。
「今、この世界のどこかで、古の神の力の一部を所持している者が存在している。」
「その者は世界の不条理に敗北し、ある方法で過去の世界に跳び、その世界に復讐をしようとしている・・・・・・。」
「もし、その者が過去の世界に行き、その者の復讐が成功したらその過去の世界に存在している軍隊などでは歯が立たんだろう。」
Fがヒーローオブソウルに誘われ、異空間にて話をしている時、一方反アカシックではデスアークによる侵攻計画がいよいよ開始されようとしていた。
「今が侵攻計画を開始する時かもしれん・・・・・・。他の奴らは私の出した偽の指令で出撃している。もう私の計画を止めることはない!!元のいた世界からここへきて長い年月が経った。」
「そして、あの世界へ復讐するための手駒もすべてそろい始めた・・・・・・。」
「この時をどれほど待ち望んだか・・・・・・。」
とデスアークは呟いた。
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