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『育児Diary』

作者:零那
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『2009.4.4/恐怖』



体重2912g、頭横幅93.3mm、大腿骨64.5mm。
体重だけだと、もう生まれてええよって言いたくなるくらい。
それ以上大きいならんといて。
もう難産なりたあない。
今日もHb注入。

おなかの張りの強さも時間も増えて辛い。
張り止めの薬の回数が増えた。
1日4回。辛い...。
1に安静、2に安静...とのこと。
此処での受診は今日が最終日。

次からは出産施設のある国立での受診になる。
経過をずっと見てくれてる先生の処で産めないのは不安で、やっぱり怖い。

娘の時はずっと同じ病院で、先生が変わることもなかった。
県や地域によるんだと、残念で仕方なかった。
娘の時と同じ処で産みたかったけど、それは叶わない。

経過を見てきた先生が立ち合ってくれない出産てのは、恐怖でしかない。

国立か総合か、出産施設の選択肢は2択だった。
大きいところでしか産めないのは辛い。
確かに、合併症やらなんやら、予期せぬ事が起こった場合など、大きいところだと対応できる。
頭では解っているけど、精神的に追いつかない。
やっぱり住み慣れた処が良い...。
余所は安心感が無い。

でも、私には、帰る家や帰るべき居場所なんてのは何処にも無い。
此処で恐怖に耐えて順応するしかない。


 
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