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英雄伝説~灰の軌跡~

作者:sorano
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第6話

12月4日、同日7:00――――



~ガレリア要塞跡・第四機甲師団・臨時拠点~



翌朝、エリオット達がベッドで休んでいると何者かが部屋に入り、マキアスが眠っているベッド目がけて飛びかかった!

「ぐは……っ!?」

「朝だよ、アサーッ!あ、その前に久しぶり~、マキアス!早く起きないと、置いていっちゃうよ~!」

マキアスにのしかかった青髪の少女は何度も身体を上下に動かし

「あ、あのな……ミリアム、仮にも君は女子なんだからそんなはしたない真似――――って、ミリアム!?」

「う、う~ん……どうしたの、マキアス……?って、ええっ!?な、何でミリアムがここにいるの!?」

少女――――ミリアム・オライオンに起こされたマキアスはミリアムに注意しようとしたが、内戦勃発時貴族連合軍に囚われない為にバラバラになり、ずっと合流を目指して探し続けていたクラスメイトが自分達の目の前に現れた事に気づくと驚き、一連の騒動によって目を覚ましたエリオットはミリアムを見ると信じられない表情で声を上げた。

「あら、ミリアムだけじゃなく、私達もいるわよ。」

「へ――――」

その時別の女子の声が聞こえ、自分達にとって聞き覚えのある声を聞いたマキアスは呆けた後声が聞こえた方向である扉付近へと視線を向けるとそこには自分達と同じ”Ⅶ組”のクラスメイトの多くがいた!



「おはよう、エリオット、マキアス。」

「フフ、そして”久しぶり”ね。」

「ガイウス、アリサ……!」

長身の男子――――ガイウス・ウォーゼルと金髪の女子―――アリサ・ラインフォルトはそれぞれ口元に笑みを浮かべて二人に話しかけ、エリオットは信じられない表情で二人を見つめ

「ラウラにエマ君も……!一体どうなっているんだ……!?」

「まあ、まずは落ち着くとよい。話はそれからだ。」

「ア、アハハ……とりあえず、お二人ともご無事で何よりです。」

「ちょっと、アタシの事を忘れているわよ!」

驚いている様子のマキアスに青髪の女子―――ラウラ・S・アルゼイドは落ち着いた様子で指摘し、ラウラの指摘に苦笑した眼鏡の女子―――エマ・ミルスティンは微笑み、エマの傍にいる人の言葉を解する黒猫――セリーヌはマキアスを睨んで指摘した。

「ど、どうしてみんながここに……」

「ハッハッハッ!早朝からのサプライズイベントはどうだったかな?」

エリオットが信じられない表情でアリサ達を見回して呟いたその時真紅のコートを身に纏った金髪の青年が緑色の学生服の娘と作業着を身に纏った青年と共に部屋に入って来た。

「あ、貴方は……!」

「オリヴァルト殿下!?それにトワ会長にジョルジュ先輩まで……!」

金髪の青年――――エレボニア帝国の皇子、オリヴァルト・ライゼ・アルノール皇子の登場にエリオットは驚き、オリヴァルト皇子の傍にいる娘―――トワ・ハーシェルと作業着の青年―――ジョルジュ・ノームにも気づいたマキアスは信じられない表情で声を上げた。

「えへへ……二人とも、久しぶりだね!二人も無事で本当によかったよ……」

「色々と聞きたい事はあるだろうけど、まずは船内に入ってくれ。今は一刻も時間が惜しいしね。」

トワは二人に微笑み、ジョルジュは二人に促した。

「へ……せ、”船内”ってどういう事ですか?」

「フッ、それは勿論君達もよく知っている”翼”さ♪」

そしてジョルジュの言葉の意味がわからないエリオットにオリヴァルト皇子は静かな笑みを浮かべて指摘した。その後エリオット達はサラやフィー、そしてクレア大尉と共に臨時拠点に停泊していた高速飛行船―――”紅き翼カレイジャス”に乗り込み、カレイジャスは臨時拠点から離陸するとどこかに向かい始めた。



同日、8:20――――



~カレイジャス・ブリーフィングルーム~



「オーロックス砦まで昨日の内にメンフィル軍に占領されたですって!?」

カレイジャスの会議室でオリヴァルト皇子達から新たな情報を知らされたマキアスは信じられない表情で声を上げた。

「―――はい。昨晩―――いえ、本日の午前3時頃にオーロックス方面に潜伏していた鉄道憲兵隊員が急遽私達の所へと帰還し、報告してくれたのです。」

「オ、オーロックス方面に潜伏していた人が通信で報告せずにわざわざガレリア要塞跡まで帰還したって事は……」

「ええ、オーロックス方面もメンフィル軍によって通信妨害がされていたのよ。」

クレア大尉の話を聞いてある事を察したエリオットは不安そうな表情をし、サラは真剣な表情で頷いて答えた。



「通信妨害と言うと……ノルドにある貴族連合軍が占領した監視塔も通信妨害の電波を出しているが……」

「恐らくそちらの妨害電波とは全くの別物だと思われますわ。」

「メンフィル帝国って、エレボニア帝国を超える大国って言われているけど元々導力技術が無かった異世界の国でしょう?なのに一体どうやって導力技術の通信妨害の電波を開発したのかしら……?」

ガイウスの疑問に対してメイド――――アリサの実家である”ラインフォルト家”にメイドとして仕えているシャロン・クルーガーの推測を聞いたアリサは不安そうな表情で考え込んでいた。

「―――その件については心当たりがある。」

「え………」

「オリヴァルト殿下は導力技術が無かったメンフィル帝国が妨害電波を開発した理由をご存知なのですか?」

その時オリヴァルト皇子は静かな表情で呟き、オリヴァルト皇子の言葉を聞いたエリオットは呆け、ラウラは真剣な表情で訊ねた。

「ああ。メンフィル帝国は”百日戦役”終結後リベール王国と同盟を結んだ事は君達も知っているが……その同盟の条件として導力技術の提供があったらしくてね。ラッセル博士を始めとしたZCF(ツァイス中央工房)の人達がメンフィル帝国に技術提供をしたらしいんだ。」

「リベール王国が技術提供をしたのですか……」

「リベールは小国だけど導力技術に関しては最先端でエレボニアやカルバードより進んでいるからね~。」

「しかもラッセル博士って、あのシュミット博士と並ぶ世界的に有名な導力学者じゃない………」

オリヴァルト皇子の話を聞いたエマは複雑そうな表情をし、ミリアムは静かな表情で呟き、アリサは疲れた表情で溜息を吐いた。

「う~ん……幾らリベールから技術提供をしてもらったとはいえ、メンフィル帝国が妨害電波を開発した事にまだ疑問が残るんだよね……技術提供があったとはいえ、導力技術をゼロから始めた訳だし。」

一方まだ疑問があるジョルジュは戸惑いの表情で考え込んでいた。

「メンフィルが導力技術に明るい一番の理由は恐らくレンく―――いや、レン皇女だと思うよ。」

「レン皇女………?」

「”皇女”だからメンフィルのお姫様だよね……?」

「――――メンフィル皇女レン・マーシルン。裏の世界では”殲滅天使”の二つ名で有名なメンフィル皇女。」

オリヴァルト皇子の答えを聞いたガイウスとエリオットが考え込んでいる中フィーが答えを口にした。



「せ、”殲滅天使”……?」

「何なんだその物騒な二つ名は……?」

フィーの話を聞いたエリオットとマキアスは不安そうな表情をし

「”殲滅天使”は”天使”のような可憐な容姿でありながら、”戦場”では殺人を楽しんで敵対する者達を皆殺し―――”殲滅”した事からついた二つ名で、メンフィル皇族の中で最も残虐な性格をしている皇女と言われている。」

「ちなみに”殲滅天使”の年齢は確か今年で14歳だよ~。」

「ふえええっ!?じゅ、14歳!?」

「そんな幼い子供が殺人を楽しんでいるなんて普通に考えて信じられないんだけど……」

フィーとミリアムの説明を聞いたトワは驚き、アリサは表情を引き攣らせた。

「あれ?でも、何でその事とメンフィルが導力技術に長けている事と関係があるんだろう……?」

「確か”殲滅天使”はあらゆる”才”に愛された”天才の中の天才”だったはずよ。そんな天才少女だから導力技術も修めているのじゃないかしら?」

「セリーヌ様の仰っている事は事実ですわ。かつて彼女はクロスベル在中に”暇つぶし”にIBCを始めとしたクロスベルのありとあらゆる施設が備え付けた導力端末システムにハッキングし、様々な情報を手に入れていたとの事です。」

「ええっ!?IBCって、確か”エプスタイン財団”から出向しているスタッフによるハッカー対策もされていたって話よね!?」

「そんな所も”暇つぶし”でハッキングできるなんて……」

エリオットの疑問に答えたセリーヌとシャロンの話を聞いたアリサは驚き、ジョルジュは信じられない表情をし

「ハハ、レン君は冗談抜きでチートの塊だからね。導力技術関係も当然修めているから、妨害電波の開発なんて彼女にとっては朝飯前だろうね。」

「オリヴァルト殿下はレン皇女とお知り合いなのですか?」

苦笑しているオリヴァルト皇子の話を聞いたラウラはオリヴァルト皇子に訊ねた。



「ああ、リベールの旅行中に知り合う機会があったんだ。色々な噂がある彼女だけど、普段の彼女は我が妹に負けず劣らずの悪戯が大好きな仔猫ちゃんさ♪」

オリヴァルト皇子の話を聞いたその場にいる全員は脱力した。

「……最も、その我が(アルフィン)がユミルに滞在した事が原因でメンフィル帝国と戦争状態に陥ってしまったと言っても過言ではないんだけどね……」

「殿下……」

その場にいる全員を脱力させたオリヴァルト皇子だったがすぐに疲れた表情で肩を落とし、オリヴァルト皇子の様子を艦長の帽子をかぶった男性―――ラウラの父であり、カレイジャスの艦長でもあり、またエレボニアで双璧を誇る武術―――”アルゼイド流”の師範である”光の剣匠”ヴィクター・S・アルゼイド子爵は辛そうな表情で見つめた。

「――いえ、一番の原因はアルバレア公と遊撃士の癖に貴族連合軍に狙われている皇女殿下が他国の領土に滞在し続ければ”何が起こるか”推測できていながら、”英雄王”達に皇女殿下をユミルで匿っている事を言わないようにシュバルツァー卿に要請した挙句肝心な時にユミルから離れていたそこのバカですからオリヴァルト殿下が気に病む必要はないですよ。」

「ぐっ……返す言葉もねぇ……」

オリヴァルト皇子に対して慰めの言葉を口にしたサラに睨まれたトヴァルは唸り声を上げた後疲れた表情で溜息を吐いた。

「慰めの言葉はありがたいが、シュバルツァー卿に頼る事を最初に口にしたアルフィンだから、この場合一番責任があるのは猟兵達に襲撃を指示したアルバレア公とユミルに避難する事を提案し、自分が貴族連合軍に狙われている身であると理解していながら他国領であるユミルに留まり続けていたアルフィンだよ。今回の戦争がどのような形で終結する事になるかはわからないが……アルバレア公だけじゃなく、アルフィンも責任を取らなければメンフィル帝国だけじゃなく、エレボニア帝国の民達も納得してくれないだろうね。」

「………………」

「ア、アルフィン皇女殿下が責任を取るって………」

「一体どのような責任を取れば、メンフィル帝国は納得してくれる事になるんだ……?」

疲れた表情で呟いたオリヴァルト皇子の話を聞いたラウラは重々しい様子を纏って黙り込み、エリオットは辛そうな表情をし、ガイウスは不安そうな表情で疑問を口にした。



「まあ、戦争勃発の原因になってしまったんだから良くて身分剥奪―――アルフィン皇女をエレボニア皇家から追放並びに絶縁して身分を平民に落とす事で、最悪の場合自害じゃないかしら。」

「もしくはメンフィル帝国がエレボニアの帝位継承者の一人であるアルフィン皇女殿下に利用価値を見出し、メンフィル帝国の皇族や政府、もしくは軍関係者と皇女殿下を政略結婚させる事かもしれませんわね。ただ、セリーヌ様が仰った責任の取り方と比べればまだ良い方かと思われますが……」

「セリーヌ!」

「シャロン!」

セリーヌとシャロンが推測を口にするとエマとアリサがそれぞれ声を上げて二人を睨んだ。

「ハハ、どれも考えられるね。まあ、何にしてもアルフィンの命運を握っているのはメンフィル帝国と言う事さ。―――それよりも今はアルフィンよりも明確に命の危険が迫っているユーシス君だ。」

昨日(さくじつ)にケルディックとオーロックス砦がメンフィル帝国によって占領されてしまいました。これらの事を考えるとメンフィル帝国は近日中にバリアハートを挟撃するかと思われます。」

一方セリーヌとシャロンの推測を否定することなく疲れた表情で呟いたオリヴァルト皇子だったがすぐに気を取り直して表情を引き締め、クレア大尉がメンフィル帝国の動きの推測を口にした。



「もしかして今この艦はプリネ皇女と面会する為にケルディックに向かっているんですか?ケルディックにはケルディック制圧を指揮していたメンフィル帝国の皇女の一人であるプリネ皇女がいる可能性が高いですし。」

「”剣帝”は”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”と面会したければ、エレボニア皇族か四大名門の当主やマキアスのお父さんを連れて来いって言ってたから面会できる可能性は高いだろうね。」

「ううん。ケルディックとオーロックス砦が制圧された事を考えると多分メンフィル帝国は今日にでもバリアハートに進軍すると思われるから、メンフィル軍がバリアハートに侵攻する前にプリネ皇女に面会を申し込んでいる猶予はないの。」

「そ、それじゃあ今どこに向かっているんですか……?」

エリオットとフィーの推測をトワは辛そうな表情で否定し、トワの言葉を聞いたマキアスは戸惑いの表情で訊ねた。

「―――決まっているじゃない。バリアハートに直接乗り込んでユーシスをバリアハートから連れ出すのよ。」

「ええっ!?バ、バリアハートに!?」

「幾ら何でもそれは無茶じゃないですか!?バリアハートはアルバレア公の本拠地なんですから、貴族連合軍の守りも凄いでしょうからこの艦も貴族連合軍に見つかってしまうんじゃないんですか……?」

サラの答えを聞いたエリオットは驚き、マキアスは信じられない表情で声をあげた後不安そうな表情で訊ねた。



「”メンフィルがバリアハートに攻めてくる前”なら危険だけどね~。」

「メ、”メンフィルがバリアハートに攻めてくる前”って………」

「―――あっ!ま、まさか……!」

「なるほどね。メンフィル軍とバリアハートの防衛部隊がぶつかり合っているどさくさに紛れてバリアハートに潜入してユーシスを連れ出す作戦なんだ。」

ミリアムの言葉を聞いたエリオットが困惑している中ある事を察したマキアスは声を上げ、フィーは静かな表情で呟いた。

「ああ、危険な賭けになるが現状ユーシスを救えるとしたらその方法だけだ。」

「―――私だ。―――!そうか………ああ……ああ……わかった。前もって指示した通りの距離を保った状態でメンフィル軍を追跡してくれ。殿下、観測からの連絡です。北クロイツェン街道と東ケルディック街道の境目にメンフィル帝国軍を発見。バリアハート方面に向かって進軍中との事です。」

フィーの言葉にトヴァルが頷いたその時通信機の音が聞こえ、アルゼイド子爵は通信相手と通信し、アルゼイド子爵がオリヴァルト皇子に通信内容を報告するとその場にいる全員は血相を変えた。



「そうか………」

「何とかちょうどいいタイミングで追いつけたようだね……トワ?どうしたんだい?」

アルゼイド子爵の報告にオリヴァルト皇子は頷き、静かな表情で呟いたジョルジュは心配そうな表情で黙り込んでいるトワに気づき、声をかけた。

「みんな……ユーシス君を助けたい気持ちはわかるけど、今から行くところは今までの”特別実習”とは比べ物にならないとても危険な所だよ……?それでも行くの……?」

「………………」

トワの心配に対してⅦ組の面々はそれぞれ黙り込んでいたがすぐに互いの顔を見合わせて決意の表情で頷いた。



「それでも私達は行きます。」

「共に学び、高め合ってきた仲間の命の危機に背を向けて逃げるのはアルゼイド家の名折れですゆえ。」

「絶対に無理をせずユーシスを助けるつもりだ。」

エマはⅦ組を代表して答え、ラウラとガイウスもエマに続くように答えた。

「ハハ……学院が襲撃されたあの日の教官達の助太刀に行った時の顔と同じ顔だね……」

「……みんな………わかったよ。でも命が危ないと思ったら絶対に、絶対に無理をしないこと……!逃げるか、相手に投降するか……とにかく死んじゃダメなんだから!ちゃんと約束できますかっ!?」

エマ達の答えを聞いたジョルジュは苦笑し、トワは心配そうな表情でⅦ組の面々を見回した後真剣な表情でⅦ組の面々に問いかけた。

「はい……っ!」

トワの問いかけに対してⅦ組の面々は力強く頷き

「ま、今度はあたし達もいるから安心しなさい。」

「微力ながら俺も協力させてもらうぜ。」

「私も協力させて頂きます。先日のケルディックの件も含めて”Ⅶ組”の皆さんには本当にお世話になりましたから、その恩を少しでも返させてください。」

「うふふ、当然第三学生寮の”管理人”である(わたくし)も加勢させて頂きますわ。」

「サラ教官……トヴァルさん……」

「クレア大尉まで……」

「シャロン………」

サラとトヴァル、クレア大尉とシャロンの加勢の申し出にエリオットは明るい表情をし、マキアスとアリサは驚いてそれぞれクレア大尉とシャロンを見つめた。

「―――子爵閣下、頼めるかい?」

「元よりそのつもりです。今回の救出作戦……私も加勢させてもらおう。」

その時オリヴァルト皇子はアルゼイド子爵に視線を向け、視線を向けられたアルゼイド子爵は頷いた後Ⅶ組の面々に加勢を申し出た。



「父上も加勢してくださるのですか……!」

「子爵閣下もいてくだされば、とても心強いです。」

「クレア達に加えて”光の剣匠”もいたら怖いものなしだね~!」

アルゼイド子爵の加勢にラウラは驚き、エマは微笑み、ミリアムは無邪気な笑顔を浮かべた。

「恐らくメンフィル軍と貴族連合軍はもう間もなくぶつかり合うだろう。時間は短いと思うがそれまでに準備を整えておいてくれ。」

「はい!」

そしてオリヴァルト皇子の言葉にⅦ組の面々は力強く頷いた。



こうして……”Ⅶ組”を乗せたカレイジャスはバリアハートに進軍するメンフィル軍を追跡しつつ、バリアハートへと向かった―――――






 
 

 
後書き


と言う訳でユーシスとクロウを除いたⅦ組が勢ぞろいし、更にユーシスを助ける為に豪華メンバーで救出に挑むことになりましたwwなお、バリアハート襲撃作戦時メンフィル陣営からある人物達とこの豪華メンバーがぶつかり合う戦いを予定しています!その人物達が誰なのかはその時が来るまでお待ちください♪なお、アリサ達が登場した時のBGMは閃Ⅱの”灰色の戦記”で、トワの心配に対してⅦ組が決意の表情になったあたりは閃Ⅰの”世の礎たるために”か閃Ⅱの”目覚める意志”のどちらかだと思ってください♪
 
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