サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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サトシ達がニドキングを
救おうとしている頃、ヒカリとタケシ達は、、
マルマンにて
♪〜♪♪〜♪!!(轟音)
タケシ:「さてっ、どの台にしようか♪」
ヒカリ:「ちょっとタケシっ、
遊びに来てる訳じゃないのよ?」
タケシは台選びをしていた。
ヒカリ:「シルフの社員を見つけて
張り込まないとっ」
タケシ:「わかってるさっ。でも、
偵察するなら客のフリをしないと
怪しまれるだろ?」
ヒカリ:「うーん、まぁそうだけど、、。
でも、あたし達のお金はカツラさんが
賄ってくれてるんだから、
そこは理解しておいてよね?」
タケシ:「大丈夫だ♪バイトで貯めてた
貯金もまだ残ってるから♪」
スッ(タケシの財布)
タケシ:「ほらっ、ヒカリもこれで
好きな台を打てばいいぞっ」
タケシはヒカリに3000円を渡した。
ヒカリ:「打てばいいって、あたし
パチンコとかやった事ないし、、」
タケシ:「なら、スロットのジャグラーを
やればいいんじゃないか?あれなら
初心者向けだから安心して打てるぞっ?」
ヒカリ:「うーん、、でもなぁ〜」
ヒカリは想像していた偵察と
違う感じになり少し戸惑った。
タケシ:「とりあえず、俺はパチンコの方に
居るから、何かあったら連絡をくれっ」
ヒカリ:「うーん、、、わかったわっ。
タケシもシルフを見つけたら連絡してね?」
タケシ:「あぁっ♪」
タケシはパチンコの方に行き、
ヒカリはスロットの方に行った。
スロットコーナーにて
客1:「うわっ!はずした〜」
客2:「チッ」
ヒカリは客の間を通り抜け
シルフ社員と台を探していた。
ヒカリ:「ジャグラーってどれかしら、、」
色んな機種が並び、どの台にも客が座っており、
未経験のヒカリは機種どころか
空いている台を探すので精一杯だった。
ヒカリ:「、、、あっ、あそこ空いてるわ!」
スッ(台に座るヒカリ)
空いてる台を一台見つけ、ヒカリは座った。
ヒカリ:「えーっと、、、”ワンリキーの拳”?」
ヒカリ(これってジャグラーかしら?)
機種を勘違いしているヒカリだが、
その台しか空いてなかった為、ヒカリは
ワンリキーの拳を打つ事にした。
ヒカリ:「えーっと、、、
お金ってどこに入れればいいんだろ、、」
ヒカリが入札に困っていると、、、
おっさん客:「姉ちゃんスロット初めてかい?」
隣の中年おじさんが話しかけてきた。
ヒカリ:「あっ、、えぇまぁ(困笑)」
おっさん:「その上んとこだよっ」
ヒカリ:「えっ?、、あぁ、ここですねっ」
ヒカリはおっさんの指示で入札した。
おっさん:「ま、せいぜい頑張りなっ」
デレレンッ♪
パチッパチッパチッ(ボタンを押すおっさん)
ヒカリ:「あ、ありがとうございます(困笑)」
ヒカリ(なるほどっ、、左から押すのねっ)
おっさんが打っているのを観察し、
ヒカリは”ワンリキーの拳”を打った。
ヒカリ:「ワンリキー、どこ歩いてるのかしら」
画面の中で荒野を歩くワンリキーが
気になりつつも、ヒカリはひたすら
ボタンを押した。
デレレンッ
パチッパチッパチッ
ピコピコッ(左リール)
ヒカリ:「あっ、チェリンボが当たったわ!」
おっさん:「おっ、良かったじゃねぇか」
ヒカリ:「へぇーっ!チェリンボって
いいんですか?」
何気に真面目に取り組むヒカリであった。
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