KAIXA
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fate/zero編
間桐家到着
聖杯戦争。それは魔術師同士の願望によるための戦い。
唯一の願望器なのである。
玲side
俺達が黒い渦に突っ込んで送られた場所は間桐の家の近く。ここは聖杯戦争の行われている世界だ。
今アイリがあの家を霊体化してどんな人が入っているかを見ようと先に行ったが、遅すぎる。
少なくとも霊体化してマスターや霊体化した物を感知できる英霊は俺達の知る以上いない。
余りにも遅いので俺達は
「あの家は見覚えがある…」
サイドパッシャーをカードで回収した後、俺達は住む場所が無いので間桐の家に住むしかない。
もし、五次ならランサーは別のランサーだし、それこそこの場でライダーに俺たちが現れた数分後に襲うだろう。どのマスターでサーヴァントかは分からないが、もしそうだったら第四次聖杯戦争ではなく第五次聖杯戦争であるかもしれない。原作を知っているからって油断しては駄目だ。俺達にもサーヴァントを持っているため無関係とは言えないし、この世界も油断していると死にかねない場所なのだから。
そして聖杯戦争で例えれば今俺達は敵の拠点にいきなり突入することになるのかもしれないからだ。
なぜなら住むあても場所分からずあるのは間桐家しかない。そこにサーヴァントがいるなら襲ってくるのは間違いない。
ランサーが俺達の前方で構えてサーヴァントとの正面衝突に備えている。
「お、お邪魔しま…」
美香が別荘に入る時につぶやいたが、黒い鎧のした騎士いや…真名で言えばサー・ランスロットが正門から急に出て襲いかかってきた。すぐさまランサーが助けてくれたが、ランサーもバーサーカーの猛攻に防戦一方だった。
「どうやらここは聖杯戦争の行われている世界だな!」
バーサーカーについては英霊の中でも強力なサーヴァントだ。結構有名でもあり、かなり強い。
もしランサーが防いでくれなかったらやられたかもしれない。
出てきたサーヴァントは黒い鎧。
ここで俺は確信した。
「間違いない…ここは第四次聖杯戦争の世界だ…」
アイリside
は〜っ。ここについてこの別荘を巡ってたら全く広いですわね。
「一応あの学校からは使える物は持っていきましたし…それに私の世界にある物までそこにあるとは」
それにあの変異した木が渦の近くにあるとは思わなかったけれども…今思えばあの渦は近くにありましたわね。とりあえず念のために回収してと。それにしても何なのでしょうか?何か緑色に光っているものがあるけど。
間桐家内部
「うわー。ドン引きですわねこれは。」
何この虫の量は?
虫風呂でも作る気ですか?
気持ち悪い。
「雁夜が聖杯を手に入れるとは思えんが、手に入れた聖杯で不死身になればワシは」
「ふーん?不死身になりたいと?」
ここには長居したくないですがとりあえず引き返したほうがよろしいですわね?私の姿は見えてませんし。まぁこれといった物を持ってきたものだなんてあるはず…メナスに教えてもらいのですがこれであってましたっけ?なんか副作用があるとかどうとか。
こんな悪趣味な年寄りと話したくもないのだけれど…まぁ試してみましょうかしら。
「話は聞きましたわ」
これを飲んだ人は不死身になれるというのを聞いたのですがこれでよろしかったっけ?
「多分この水を飲めば不死身になれるはずですわ。」
「呵々々ッ‼まさか聖杯を頼る以前に不死身を手に入れるとはな‼」
確か不死身にはなるけれど確か呪いがあったって言われていたような…えーと?どうでしたっけ?
とりあえず渡しましたが。
「あ…一生氷で生きるっていうのを忘れてましたわ。」
「これでワシは不死身に…は?」
不死身になるかと思ってましたけど、その前にくたばりますわね。
確か氷河の温度を20秒で耐えれたら不死身になれると聞きましたわね。あら?この爺さんには耐えられませんわね?それはそれで欲を早く出し過ぎた貴方がちゃんと待たずに動くのが悪いのですから。
「貴方が不死身になりたいからその願いを叶えてあげただけですわ?」
「き、貴様‼図ったな‼‼」
図ったも何も何も企んでないですし、私は貴方に何の恨みもありません。その物に何の疑いもなく本当に自分にとって安全なのかを確認しない貴方が悪いだけですわ?私はなにも悪くなんてありませんわよ。
「では、ごきげんよう。下劣な蛆虫の飼い主さん。」
「おのれぇぇぇぇええ‼」
氷ずけになってしまいましたけれど、まぁ私に罪は無いですもの。そもそもフェニックスの生き血とか無かったですし。
「さて。玲達のところに戻りますか」
雁夜side
バーサーカーを召喚してまだ数分しかたってないぞ⁉もうサーヴァントと戦わなければいけないのか‼ただでさえ他の陣営とは戦うのを避けたかったのに!でも俺はこの聖杯戦争に勝ってぞうけんに聖杯を渡して桜ちゃんを助けないといけないんだ‼まさか来たマスターはわざわざここまで襲ってきたのか⁉不味い‼こっちは憎い時臣の陣営を倒してなんかないんだぞ‼
「お、お邪魔しま…」
「やれ!バーサーカー‼」
躊躇なんてできない…
ここでリタイアなんてごめんだ‼
「ちっ!その荒れよう…貴様バーサーカーか⁉」
青タイツに赤い槍…こいつがランサーなのは分かる…けれど。
こんな少年少女達がランサー陣営なのか?
「待ってください‼私達は雁夜さんと話がしたいんです。殺そうとする気はありません‼」
こいつら…本当に戦う気があるのか?そもそもこいつらがここを襲ってきた理由が分からない。
俺達の情報がばれて弱いということがわかったから襲ってきたのか?違う。それならとっくに俺を奇襲しているはすだ。しかし、バーサーカー相手で真っ正面から立ち向かおうとしている。もし同盟の話とかだったらここで無駄な魔力を消費しないほうがいいか…
「…分かった。攻撃をするなバーサーカー」
玲side
とりあえず話を聞いてはくれた。
俺達が何者であるのかと、この聖杯戦争の間桐雁夜の最後の果て。
そのことについてをゆっくりと長く話し、そして、この聖杯戦争には俺達は皆無だったことを言った。
聖杯は汚れている。
災厄しか生むしかできないもの。
そんなものをにわたされたらとんでもないことになる。
雁夜は俺たちに臓硯を倒すことを頼んできた。
けれど無理だろう。
まずを倒すのに協力することは今現時点で無理だ。サーヴァント二体いるため勝てるだろうとは思えない。
第五次聖杯戦争の桜ルートで真アサシンを呼んでランサーを倒し、最優のクラスであるセイバーを持って帰った敵。ここでぞうけんと対決して介入するのは俺たちにとってもだいぶ被害が及ぶが、
「あら?あのおじさんのことでしょうか?氷の彫像になってくたばってしまいましたわ?」
遅く帰ってきたアイリが臓硯に不死身の水を飲ませて、氷ずけに耐えられず不死身になる前にくたばってしまったというのをアイリから聞いた。
「…は?そんなあっさりと?」
「あの糞爺…いつの間にくたばったのか⁉」
それを聞いた時は唖然だったよ。
ホントにアイリのいる世界って摩訶不思議な物は何でもあるんだな…。
けれど解決というわけではない。
桜の身体には刻印虫が入って、その刻印虫には臓硯本体の心臓がある。
どうにかするのは不可能だし、多分アイリの持っている瓶はその液体を健全な状態にする瓶なのだろう。…ジー
「な、何を見てるのですか‼」
つまり唯一桜を完治させることができる物といえば。
ジージージー
美香も一緒にガン見している。
苦しいと思うが…アイリ…頼みます。
「だ、駄目ですわよ‼これは沼地の魔女様のために持っていくものですわ‼」
やっぱり二度は無理か?
学校の近くにアイリが欲しいと思っていた物があって、とても喜んでたけど…
雁夜さんどんだけ必死なの。
まさにそれは頼み込みの中で最強を誇るDO☆GE★ZA。
「お願いします‼俺は何をされてもいいです‼桜ちゃんを助けて上げてください‼」
魔術を身につけてない状態で命がけで聖杯戦争に介入したもんね。
まぁ。必死だったし。
ガンガンガンガン‼
「お願いします‼」
「そ、そんなに頭を下げなくても⁉」
雁夜さん⁉頭出血してますって‼
「ハァ…わかりましたわ。その代わり私達の大部分を協力すること。あと私のあの液体回収も含みますから。いいですわね?」
「救えるのか…桜ちゃんを!」
その液体は前に美香を救ってくれた物だ。それが、桜の体内に効くかどうかは分からないが…桜はその液体を飲んだ。すると死んだような目が少しずつ明るくなっていた。
「雁夜…おじさん?なんか身体が軽くなったんだけど」
「桜…なのか?」
桜の体内にある刻印虫が無くなったのだ。あの液体はどうやら本当になんでもなおしのような薬だな。
「雁夜おじさん…?」
「もう大丈夫だよ…!」
これなら雁夜さんの刻印虫を消すことは容易いが、大量に魔力を消費するバーサーカーの件があり、魔力がある以上はそう簡単に消せれない。前の拠点にあった魔力を大量に含まれた魔石を手に入れて、それをサーヴァントに繋げれることができる魔石たという。
それを明日付け替えて、雁夜さんは令呪を持っているようにしておいた。とりあえず俺達は1日をこの間桐家で泊まり過ごした。
次の日
「約束通り、あんた達に協力する。」
こうして俺達は桜を助けて完全な協力関係となった。昨日までまだ問題があっが、それも解決した。
昨夜
「時臣め…教会と手を組んでいるのか…!なんて奴だ‼この聖杯戦争だと違法だぞ⁉ふざけるな‼
やはり俺は時臣を復讐しないと気が済まないんだ‼」
それは時臣に対する復讐。
娘である桜をこんな酷いことにさせたのがよっぽど許せなかったんだろう。更に教会側と遠坂家が手を組んでいるということである。こんなことがばれたら、他のマスターも黙ったものではない。時臣のやっていることは俺も許さないし、どうであれ双子である桜と凛、妻の葵さんを苦しませた。
時臣のやっていることに雁夜は怒り浸透であった。しかし、それは急に動くことではない。
「落ち着いてくれ雁夜。仮に時臣を殺したとしてその妻である葵はどうなる?それだけじゃない。凛や桜は時臣が死んで葵は置き去りか?復讐してもその先は無残な結果だぞ。妻である葵さんの心を黒く染めるだけだからな。」
その後雁夜さんはもう少し考えさせてくれと言い。雁夜は俺達の言っていた情報を整理して、他はここに泊まって寝ることにした。
そして今日。
雁夜は殺すのはしないということを決心してくれた。その代わり桜が苦しい思いをさせた時臣を潰すというのは否定しなかった。
俺は殺さいなら問題ない。原作で復讐をしたその先は無残過ぎる。
それに、バーサーカーを仲間にするのは結構頼もしい。セイバーと最初の激突は避けられないが本当の決着はまだ先にしておいた方がいいだろう。
「当然、頼まれたあの液体の採取に協力してもらいますわ。」
雁夜の体内にあった刻印虫は消え去って、もう聖杯戦争には興味はないが一応令呪を持ち、魔力を魔力石に繋げマスターとして参加して欲しいという俺達の頼みを聞いてくれた。寿命が縮まっているかどうかは分からないが元気になっているのは何よりだ。
聖杯戦争のサーヴァントが襲ってくるだろうし、ここでもオルフェノクが現れるのかもしれない。
けれど俺達はまず生き延びることに必死になることを一番にした。
こうして第四次聖杯戦争の介入が始まった。
目的は冬木市内に変異した木の液体と黒い渦と世界を無理やり繋げた原因だけでなく、大量に作られた武器などのあの学校あったの以外で新しい情報を探すことである。
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