サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ヒカリside
サトシとヒロシが他の場所に
行っている頃、ヒカリはシルフの活動を
調査する為ヤマブキシティに入り込んでいた。
ゲート警備員:「認証パスはお持ちですか?」
変装ヒカリ:「はい」
(作業着)
ピピッ(認証中)
ゲート警備員:「、、はい、大丈夫です」
ヒカリ:「はーい」
ヒカリはカツラが作った偽造パスで
ヤマブキシティに進入した。
ヤマブキシティにて、、、
(歩き電話)
シルフ社員A:「はい、、無人発電所の
件でしたら電力の回復に成功しました」
シルフ社員B:「ふぅ〜。計画まで
あと3週間弱、、。以前にも増して
上からの指令が多くて大変だ、、」
シルフ社員C:「俺の製造部もだよ。
まぁその代わり、計画実行後は
夢のような暮らしが待ってるんだ」
(通りすがり)
ヒカリ(夢のような暮らし?、、何かしら、、)
ゲートを閉ざれたヤマブキシティでは
一般人が誰一人おらず、
以前に増してシルフ社員が街に出ていた。
シルフ社員D:「おい!”あれ”がもうじき
完成するらしいぞ!」
シルフ社員E:「本当か!?見に行こう!」
タタタッ(走るシルフ社員)
ヒカリ(”あれ”って何かしら、、、)
タタタッ(ヒカリ)
ヒカリは社員の後を追っていった。
5分後、、
ヒカリかまシルフ社員の後を追うと、
広い空き地についた。
空き地には作業着で働くシルフ社員と、
何かが作られていた。
シルフ社員D:「おお〜、、」
シルフ社員E:「すごい、、、」
(コソコソ)
ヒカリ(どれどれ、、、えっ!)
空き地でヒカリを見た物、それは、、、
リーダー:「その部品はこっちだ!」
作業員B:「両腕、装着完了!」
シルフ社員D:「想像以上のスケールだな」
シルフ社員E:「あぁ、、、」
ヒカリ(、、、レジギガス、、)
ヒカリが見た物は、シルフが人工で
作ったレジギガスだった。
シルフ社員E:「あれじゃ誰も勝てねーよ」
シルフ社員D:「ホウエンから輸入した
鉄とホウエンのデータを基にして
作られた”シルフの護り”か、、、」
ヒカリ:「、、、」
人工のレジギガスは30メートル程の
スケールであり、ヒカリは見上げたまま
言葉が出なかった。
リーダー:「おい、、、」
ヒカリ:「、、、」
リーダー:「、、、おいっ、そこ!」
ヒカリ:「、、はっ」
ヒカリはシルフ作業員のリーダーに見つかった。
リーダー:「サボらないで手を貸せっ!」
気づいた作業員は
ヒカリの元に歩み寄ってきた。
ヒカリ(やばいっ、顔見られたらバレるわ!)
リーダー:「なんで動かないんだ?」
逃げるにも逃げられないヒカリは
その場に立ち竦んでおり、
気づくと作業員はヒカリの目の前まできた。
ヒカリ:「、、、」
リーダー:「何故顔を隠す?」
ヒカリ:「いや〜、太陽が眩しくて
それどころじゃないんだよな〜」(男の声真似)
ヒカリは男の声真似でその場を凌ごうとし、
リーダーと顔を合わせず横を見ていた。
リーダー:「安心しろっ、
お前の担当は内部だっ。」
ヒカリ:「いや〜、内部に連れて行って
何をするつもりだい?」
リーダー:「冗談かましてる暇が
あったら働けっ!来いっ!」
ギュッ
リーダーはヒカリの腕を掴んだ。
ヒカリ:「は、離して下さい離して下さいっ」
リーダー:「うるせぇ!来いっ!」
ヒカリ:「離して下さいっ」(焦り)
リーダー:「来い!」
ヒカリ:「離して下さいっ!」
リーダー:「来い!」
ヒカリ:「離して下さい!」
リーダー:「来いっ!」
ドンッ!(尻蹴り)
ヒカリ:「痛っ!、、、何すんのよ!!」
バッ(腕を振り払うヒカリ)
リーダー:「来いっ、、あ!」
ヒカリ:「あ、、、」
ヒカリは蹴られて素にもどり、
リーダーと顔合わせしてしまった。
ヒカリ(まずいわ!バレちゃった!!)
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