ダンジョンに人生を求めるのは間違っているだろうか
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ファミリア
前書き
主人公のファミリアの主神を誰にしようか迷いましたが、敢えて登場してない神にしました!
(ここ…どこ?)
白い光に包まれた後、多分俺の願望通り
異世界についた。…しかし問題は色々ある。
(…まさかファンタジーとはな)
街には、人、獣人、エルフ、ドワーフ等、
かなりの人数が行き来している。しかも
極端に強い気配と弱い気配で別れるから
戦闘もあるのだろう
こんな事を考えても変わらない、と思い
現実で自分が異質であった所以の1つ、
【鑑定】を使う。
この鑑定は、自分のステータスやら、物質などの詳細など、広い範囲で知る事ができる。
試しに、範囲をこの街全体にかけてみた。すると
《迷宮都市 オラリオ》
と出てきた。これでこの街がオラリオという名前だと理解できるのだ。
(しっかし…迷宮都市か…さっぱり分からん
もう少し調べてみるか)
常識という概念について鑑定すると、色々な事が分かった。簡単にまとめると
神々が地上に降りてくる
神力 【アルカナム】を封じる
地上の子を眷属にして恩恵をかける
それにより成長に促進がかかる
そいつらは冒険者となりダンジョンを攻略して金を稼いだりする
…と、まあこんな事だ。つまり…当てがない俺は絶望的。
うわぁぁ、本当にどうする、この世界に来て俺の力かなり制限かかったっぽいし俺積み?
「あれ?君も困ってるの?」
そんな俺に声を掛けてくれたのは、お世辞にも大人とは思えない背だが、圧倒的な美を感じるほどの美少女だった。それに、普通ではない気配を感じる。
「私はアテナ。戦女神だよ。ついこの間地上に降りてきたのはいいんだけど、眷属ができなくて…」
「そうか。俺もついさっきオラリオに来たんだが、ファミリアの当てがなくてな」
そう言うと、アテナは戦女神とは思えないほどの、太陽と見比べても大差ない笑顔でこちらを見つめてくる
「だったら私のファミリアに来てよ!初心者同士仲良くいこう!」
「ああ…俺なんかでよければ、貴女のファミリアに入れてくれ」
俺は何故だか、彼女のためなら頑張れる、彼女となら、2度目の、しっかりとした人生を送れると本能が感じ取った。
「うん!ようこそ、アテナファミリアへ!…えっと、今更だけど君の名前は?」
…俺の…名前…この新しい人生で、前と同じ名前を引きずってていいのか?それで本当に生まれ変わったと言えるのか?俺は…俺は…
「…俺の名前は、シンゲツだ」
貴女が太陽の様に輝くなら、俺はそれにふさわしいように、似合うような月になりたい。…この名前に恥じないように
「シンゲツか。いい名前だね!これからよろしくね!」
「ああ…例え1からでも、このファミリアを最高にしてみせる」
俺は、自分を救ってくれた神に対する恩返しとして、このファミリアを不動不滅の存在にしてみせる。アテナが安心して暮らせるように。
そう、硬く決心した
後書き
アテナのイメージ図としては、パズドラの進化前です。異論は認めません
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