提督はBarにいる。
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6月第3日曜日・3
どうも、引き続き青葉です!今回は夕雲型の皆さんの所に潜入しちゃいます!
~夕雲型選抜のお料理【戦艦のような凄い料理】~
清霜「やっぱり戦艦になるにはお料理が出来ないとね!」フンス
朝霜「脈絡が無さすぎんぞ、オイ……」ハァ
夕雲「まぁ、清霜さんですからね」
巻雲「むぅ、世話の焼ける妹ですねー」プクー
清霜「ねぇねぇ、何がいいと思う?やっぱり七面鳥とか焼いちゃう?それともおっきなステーキとか?」ワクワク
朝霜「七面鳥は七面倒だから却下だ、色々と面倒なんだよ、色々とな」
夕雲「ステーキと簡単に言うけれど焼き方で随分美味しさが変わるわ。私達よりも料理上手な戦艦や空母の方々に任せた方が美味しいのが食べられるわよ?」
巻雲「餅は餅屋ですー、清霜も憧れるだけじゃなく現実をみなさいっ!」ブンブン
おー、見た目末っ子ですが流石次女。巻雲ちゃんもお姉ちゃんしてるんですねぇ(シミジミ)。
清霜「それでもっ、私はっ、戦艦へのっ、夢をっ、諦めないっ!」
巻雲「それ料理と全然関係ないよねー!?」ガビーン
夕雲「わかりました、では提供する料理はピースサイズピッツァという事で」
朝霜「あぁ、そうしようぜ」
巻雲「あれぇ!?意味がわかってないのって巻雲だけ!?」
清霜「よーっし、レッツクッキング!」
【調理開始!】
~ワンピースがつかみやすいミックスピザ~
材料:小麦粉、油、調味料、チーズ(+トッピング)
朝霜「夕雲の姉貴は清霜とトッピングを、巻雲の姉貴はアタイと生地の準備だな!」
夕雲「わかったわ、清霜さんこっちよ」
清霜「はーいっ!」トテトテ
朝霜「よっしゃこっちもやるぞー!姉貴、まずは強力粉とドライイーストをふるいにかけてくれ」
巻雲「あ、うんーートントントンと……こんな感じ?」サラサラ…
朝霜「うん、上出来上出来。えっと次は……ぬるま湯とオリーブオイル、塩を入れて…」メモガンミ
朝霜「あ、ドライイーストの為に砂糖もちょっとだけ入れるんだった。んで、これをよく捏ねる……っと!」グニッグニッ
巻雲「んっ、しょ…んっ、しょ…ふえぇ、結構辛いぃ……」グニッグニッ
朝霜「美味い飯の為だ、頑張ろうぜ!」グニグニ
巻雲「そういえばさぁ、さっきの、メモは何?」グニグニ
朝霜「あれか?へへ、司令にピザ生地のレシピ貰ってあったんだー♪」※詳しくは第28話のレシピにて!
巻雲「ほんと、司令官様は万能ですねぇ~……耳たぶ位の柔らかさだけど、これでいい?」フニフニ
朝霜「オッケー、後はこいつを一口サイズに丸くするのがアタイらの仕事さ!」
巻雲「よーっし、頑張っちゃいますよぉ~!」
夕雲「……という具合に朝霜さん達も頑張ってますから、私達も頑張りましょうね?清霜さん」
清霜「うんっ!で、で、で!何にするの?」
夕雲「あまり種類が多すぎてもアレですから、3種類位にしましょう。ウィンナーと玉ねぎ、ポテトベーコン、シーフードでいいかしら?」
清霜「どれも美味しそう!」キラキラ
夕雲「ふふっ、そうね。じゃあまずは、ウィンナーを適当な大きさに輪切り、玉ねぎを櫛切りにして、バターとガーリックで炒めて1品」トントントン
清霜「次はジャガイモだね~。えっと、5ミリ位の厚さに切ってじっくりホクホクに茹で上げたジャガイモと、カリカリに炒めたベーコンを混ぜ合わせて1品」マゼマゼ
夕雲「最後はシーフードね。塩水に浸けて解凍したシーフードミックスを、オリーブオイルとオールスパイスで炒めて火を通す……と」ジュワッジュワッ
清霜「具は出来たよー!」
朝霜「こっちも準備出来てるぜ!」
夕雲「二人共ありがとうね。後は、生地にトマトソースを塗って具とチーズを載せて焼き上げるだけよ」
清霜「出来上がりが楽しみだね!」ワクワク
朝霜「ひとつなぎの大秘宝じゃねぇけど……夢を追いかけるのは良い事だよな!」
巻雲「お料理だから一つまみの美味しさだと思いますけどね~」
朝霜「お、巻雲の姉貴上手い!座蒲団一枚!」
アハハハハハ!
やれやれ、夕雲型は盤石の手際のよさでしたね。さてさて、駆逐艦の調理班はあと1チーム……白露型の様子を探りに行きましょう!
~白露型のお料理【話の弾むお菓子】~
時雨「申請、出してきたよ」
春雨「ありがとう、時雨ちゃん。では早速、何を作るか決めましょうか?」
ありゃりゃ、白露型でも決まってなかったんですか。駆逐艦の皆さん見切り発車多すぎません!?
村雨「異議なーし。……でも、五月雨居なくて決めちゃって良いのかなぁ?」
白露「大方どこかでずっこけて気絶したりしてるんじゃない?(適当)」
夕立「……否定してあげられないのが恐いっぽい」
春雨「……で、何にしましょうか?」
時雨「そうだね。皆お酒を飲む娘の方が多いだろうから、出来ればお酒に合うお菓子の方がいいと思うな」
村雨「ポッキーとか?」
白露「なんか村雨が言うと卑猥に聞こえちゃうなぁ」
村雨「なんでよっ!?」
すいません村雨さん、フォロー出来ません……www
夕立「じゃあ、ポップコーンはどうかな?沢山作れるし、色んな味も作れるっぽいよ!」
白露「おぉ!夕立ナイスアイディア!」
春雨「私もいいと思います!」
時雨「じゃあ、ポップコーンの材料を買い出しに行こうか」
白露型「おー!」
~しばらくして~
白露「とりあえず、シンプルに塩味とバター味を試作してみようか」
【調理開始!】
~ココロも弾む!ポップコーン~
春雨「まずはお鍋やフライパンに油かバターを熱してやるんですよね」
時雨「そうそう。そうしたらそこにポップコーンの種を入れるんだよ」ザラザラ
夕立「スイートコーンじゃポップコーンにならないから、間違えないように注意するっぽい!」ザラザラ
※ポップコーンに使うトウモロコシは爆裂種と呼ばれる種類で、所謂スイートコーンは甘味種と呼ばれる別物のトウモロコシです。家畜用の馬歯種(デントコーン)でも一応ポップコーンにはなります。美味しくないですが。
白露「でもって、蓋をしてお鍋やフライパンを揺すりながら加熱して、中の種が弾けるまで待つんだよね!」ガシャガシャ
村雨「あら?随分と鍋が重そうね、姉さん」ガシャガシャ
白露「当然!一番沢山作りたいから、鍋一杯にギッシリ入れたもん!」ガシャガシャ
時雨&夕立「え゛っ」
白露「何?何か変な事言った?」ポン…ポンポン……
白露「あ、弾け始めたみたい!」ポンポン…ポポン……
時雨「春雨」ガシッ
夕立「村雨姉さん」ガシッ
時雨&夕立「逃げるよ!」ダッ
白露「ちょ、ちょっと!?他のお鍋焦げちゃうっt……へぶっ!」ガイン!
うわぁ、ポップコーンが弾けた勢いで吹き飛んだ蓋が白露ちゃんの顎を……痛そう…wwwって、そんな場合じゃないです!ポップコーンのお鍋が火山みたいに噴火しちゃってます~!私も一旦待避します!
~10分後~
え~、あのポップコーン噴火から10分経ちました。最初は爆竹を大量に炸裂させているような音がしてましたが、今は大分静かになりました。時雨ちゃん達に接近して、正面から堂々と突入します!
青葉「おや時雨ちゃん、どうしました?」
時雨「あ、青葉さん。じつはね、パーティ用のメニューを試作してたんだけど……」
青葉「お、何かトラブルですか!?お片付けとかは手伝いますから、是非取材を!」
村雨「人手は多い方が良いだろうし、お願いしましょ?時雨」
時雨「……そうだね。じゃあ、中に入りましょう」
これは爆笑スクープの匂いがしますよ!失礼しま~……うわ、凄く香ばしくて良い匂い!じゃなくて、足元にポップコーンが溢れかえってますよ!
夕立「白露~!大丈夫っぽい!?」
白露「」キゼツ
うわぁ、気絶した白露ちゃんがポップコーンの山に埋もれてますよ……なんですかこれ、面白すぎますよ!www他の白露型の娘達も膝から崩れ落ちちゃってますよ笑いすぎて!
※ポップコーンは一粒の種の体積が10倍~30倍程に膨らむとも言われています。ご家庭で作る際にはくれぐれも分量に気を付けましょう。
時雨「と、とりあえず床に散らばったポップコーンを片付けようか……」
夕立「うん、片付けないと他に何も出来ないっぽい」
五月雨「ごめ~ん!遅れちゃった~!……あっ!」カツッ
白露型「あっ……」
五月雨さん、流石です。見事なポップコーンへのダイブで、オチをかっさらって行きました。これ以上この空間にいると私の腹筋が死んでしまいそうなので、わ、私はこれで失礼します……!
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