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レインボークラウン

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第三百九十二話

                   第三百九十二話  豆乳も
 春奈はこの日学校と塾から家に帰るとすぐに冷蔵庫を開けて豆乳を飲んだ、するとイーとリャンはその春奈に言った。
「豆乳も、ですね」
「ご主人様はお好きで」
「牛乳程ではないですがよく飲まれていますね」
「そうされてますね」
「豆乳も身体にいいし」
 それにとだ、春奈は使い魔達に答えた。
「美味しいからね」
「豆乳は大豆から作っていますね」
「お豆腐と同じく」
「ご主人様はお豆腐が大好物なので」
「お口に合いますね」
「ええ、お豆腐が大好きだと」
 実際にとだ、春奈も答えた。
「豆乳も美味しいわ」
「そうなのですね」
「だから飲まれますか」
「そしてそのうえで」
「味も楽しまれるのですね」
「ええ、じゃあ今日もまずはお勉強をして」
 そしてというのだ。
「魔法の修行もするわ」
「そのうえで汗もかかれて」
「ストレスも解消されますね」
「そうするわ、ただ最近動きが激しいから」
 魔法の勉強のそれがというのだ。
「最初に準備体操もするわ」
「そしてその後で、ですね」
「整理体操もですね」
「するわ、ただちょっと喉が渇いてるから」
 それで、というのだ。
「豆乳もう一杯飲むわね」
「はい、そうされて下さい」
「無理はいけません」
「水分と栄養の補給はしっかりと」
「そうされて下さい」
「そうするわね」
 春奈は使い魔達の言葉を受けてだ、豆乳をもう一杯コップに入れて飲んだ。そうして一杯飲んでからだった。
 ほっとした笑顔になってだ、こう言った。
「さて、喉もほっとしたし」
「それでは」
「今からですね」
「お勉強をするわね」
「毎日しっかりとですね」
「どの教科の予習復習もされてますね」
 二匹は春奈の勉強については安心している感じだった、何しろ学年でも屈指の優等生だからだ。
「どちらも何度もされていますね」
「しかも一度ではなくです」
「何度もされますから」
「ご主人の場合は」
「ええ、どちらも何度でもするわ」
 兄に言われたからだ、春奈はそれでこの日も予習と復習をするのだった。前にそうしたところでもである。


第三百九十二話   完


                     2016・11・4 
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