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ドリトル先生と沖縄の蛇達

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第四幕その十

「近くにイルカが出る場所がありますが」
「今度はですね」
「イルカを観に行きますか?」
「はい、それじゃあ」 
 先生は真喜志さんの言葉に応えました。
「宜しくお願いします」
「今から行きますね」
「わかりました」
「それとですが」
 ここで真喜志さんは先生にこうも言いました。
「そろそろティータイムですね」
「あっ、そうですね」
「何を飲まれるんですか?」
「はい、ミルクティーですが」
 先生が第一に好きなお茶です。
「アイスで」
「ああ、アイスミルクティーですか」
「それとです」
 さらにお話した先生でした。
「アイスクリーム、カステラにです」
「それにですか」
「よく冷やしたフルーツです」
「三段で、ですね」
「頂きます、真喜志さんの分もありますので」
「僕の分もですか」
「はい、あります」
 そちらもというのです。
「ですから一緒に楽しみましょう」
「悪いですね」
「悪くないです、では三時までに」
「イルカ達のところまで行って」
「彼等を観ながら」
 そしてというのです。
「お茶を楽しみましょう」
「では」
 こうしたことをお話してでした、ヨットはイルカ達がいる場所まで向かいました。そこは岩場から少し距離がありました。
 ですが三時にはです、ヨットはその場所に着いてティータイムとなりました。
 お茶とお菓子が出されてです、真喜志さんはよく冷えたミルクティーを飲んでにこりと笑いました。
「やっぱりです」
「暑い時はですね」
「冷たい飲みものですね」
「そうですね」
「暑い時に暑いものもいいですが」
「しかしですね」
「冷えたものもです」 
 それもというのです。
「いいですね」
「本当にそうですね」
 先生も笑顔で応えます。
「本当にいいですね」
「それにお菓子も」
「アイスクリームいいですね」
「実はアイス大好きです」
「あっ、そうなのですか」
「どのアイスも好きです」
「ではお抹茶のアイスも」
 先生はこのアイスの名前を出しました。
「お好きですか」
「あのアイスですね」
「どうでしょうか」
「勿論です」
 これが真喜志さんの返事でした。
「あのアイスもです」
「お好きですか」
「はい、それにです」
 真喜志さんはよく冷えたオレンジやパイナップル、メロン等も食べつつ言いました。 
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