オズのビリーナ
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第四幕その四
「何か洋風な様で和風ですね」
「カツカレーも日本生まれでね」
「そうですよね」
「どちらもアメリカに入ったからね」
「私達もこうして食べていますね」
「そうよ」
まさにというのです。
「それが美味しいわね」
「はい、本当に」
「それじゃあね」
「今晩はこのカツカレーとサラダを食べて」
「ゆで卵もね」
牛乳もあります。
「寝ましょう」
「わかりました」
「デザートはチーズケーキよ」
トロットは皆に笑顔でデザートのお話もしました。
「そちらも楽しんでね」
「わかりました」
ナターシャも他の皆も笑顔で応えます、そしてです。
皆でカツカレーとサラダ、ゆで卵を牛乳と一緒にお腹一杯食べました。そして最後はチーズケーキも食べて。
それから近くの温泉に入ります、まずは男の子が入って。
女の子となりましたがビリーナとエリカも一緒です、そして。
「あんたもなのね」
「ええ、この温泉はガラスも奇麗にしてくれるのよ」
ガラスの猫はお湯の中に入りながらビリーナに答えます。
「だから私も入るの」
「そうなのね」
「このガラスの身体は奇麗にすればする程奇麗になるから」
「その為になのね」
「私も入ってるの」
「そういうことね、まあ私もね」
ビリーナにしてもです。
「水浴びのことが多いけれど」
「お湯に浸かってるわね」
「ここのお湯は身体に凄くいいから」
「それで入っているのね」
「そうよ、入ると疲れが取れるの」
身体からというのです。
「だから入っているの」
「そうなのね」
「あんたとは違う理由ね」
入るそれはというのです。
「それでもね」
「こうしてなのね」
「入ってね」
そしてというのです。
「今日はじっくり寝るわ」
「そうするのね」
「気持ちよくね、そうするわ」
「身体を温めるとね」
エリカも言います。
「よく寝られるのよ」
「そうよね」
「暑過ぎても駄目だけれど」
「適度に温かいとね」
「よく寝られるわ」
実際にとです、エリカも湯舟の中で言うのでした。
「じっくりとね」
「そうよね」
「猫もそうなのよ」
他ならぬエリカ自身もというのです。
「お腹一杯でしかも身体が適度に温まってるとね」
「よく寝られるのね」
「ええ、それにここの温泉はね」
「あんたにもいいのね」
「そうよ、身体も奇麗になるし」
それにというのです。
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