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提督はBarにいる。

作者:ごません
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提督のお手軽‼イタリアンクッキング~本格ピッツァ編~

 
前書き

 さて、前回の続きです。今回はパスタに並ぶイタリアンニ大巨頭、ピッツァ編です。 

 
 さてと、先ずはピザ生地から行こうか。
材料(20cmサイズ3枚分)

・薄力粉150g

・強力粉150g

・イースト3g

・塩5g

・オリーブオイル2g

・砂糖3g

・水150cc

・ぬるま湯30cc

 先ずは強力粉、薄力粉、塩をよく混ぜ合わせる。この時イーストは入れないように注意な。塩とイーストは相性最悪、生地が膨らまなくなるからな。次はイーストの準備。ぬるま湯にイーストと砂糖を入れてかき混ぜる。イーストが発酵して細かい泡がたくさん出始めたらOKだ。水は入れない。イーストが発酵しなくなるからね。ここまで来たら、先程の薄力粉にイーストと水を加えて捏ねていく。ある程度纏まって来たらオリーブオイルを加えて更に捏ねる。水分が多いと感じて来たら、少しずつ粉を足す。ベタつきがなくなって生地に粘り気が出てきたら完成だ。使う分量毎に1枚分ずつに切り分けて、ラップでくるんで一晩冷蔵庫で寝かす。これは明日の分の仕込みだ。今日使う分は昨日の内に仕込んである。



 次はソースだ。先程作って残っているアラビアータソースが勿体無いから、使いきってしまおう。それとド定番、トマトソースも作っておく。

 トマト缶をベースに玉ねぎとニンニクのみじん切り、そこにクレイジーソルト。味見をして物足りなかったら、コンソメの顆粒を足しても良い。これだけでお手軽なトマトソースが出来る。

さて、生地を延ばすぞ。良くピザ生地を回して延ばすパフォーマンスがあるが、アレは流石に出来ん。ピザピール(ピザ窯の中でピザを回してるアレ)の上にピザ生地を載せて丸く延ばす。延ばした生地にトマトソースを塗り、フレッシュバジルとモッツァレラチーズを千切って載せたら、窯にそのままIN。中は妖精さんが薪で温度管理してくれている。報酬は後でスイーツ食べ放題で手を打った。

後は焼け具合を見ながら2枚目も準備していく。別のピザピールに生地を広げ、そこにアラビアータソース。更に具材にツナ缶とアンチョビを載せたら、此方にはゴーダチーズを使う。ご家庭でやるときは市販のピザ用チーズが良いと思うぜ。

そろそろ1枚目が良い感じだろう。ピザピールで窯の中のピザをクルクルと回して焼きムラを無くして、ピールに載せたら一気に引き抜く。

「お待ちどう様、ピッツァマルゲリータだ。」

ナポリピッツァの代名詞、ピッツァマルゲリータ。マルゲリータは昔のイタリアの女王の名前だな、カクテルにも同じ名前がある。3人がマルゲリータを熱々の内に堪能している間に、俺は2枚目の焼きに入る。

「どうだ?美味いか。」

「最高だよ提督~!日本でこんなに本格的なピッツァが食べられるなんて‼」

リベッチオはご満悦のようだ。イタリアとローマも黙々と食べている。気付くと、イタリアはグラッパを一瓶空けている。コイツ、いつの間に……。良く見ると、ローマのカンパリソーダのグラスも空だ。

「どうするローマ?まだ飲むか?」

「そうね、赤ワイン頂けるかしら?」

 見ると、少し頬に赤みが差して少し酔って来たのだろうか?目がトロンとしてきている。

……っと、2枚目も焼き上がりだな。

「ほいさ、ツナとアンチョビのピッツァ……トンナータだ。」

「~♪アンチョビの塩気が良い感じにお酒に合いますねぇ。」

 さてさて、結構腹もみたされたであろう御三方。まだお腹の方に余裕はあるのかな?と尋ねてみた。リベッチオは流石に苦しそうだが、イタリアとローマはまだ余裕があるようだ。

「じゃあ、ここからは日本人の特技のご披露の時間と行きますかねぇ。」

 次回に続く! 
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