Blue Sea 『空と海の境界線』
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Operation 01
異変と彼女の心
Mission4「迎撃~彼女の初陣~」
前書き
※Mission3のあとがきにあるように、アルペネタが使われます。艦橋内部についてはほぼ不明のため想像で描いてます。すみません。後ストライクウィッチーズのキャラが出ます。
ACVD、ハードコアクリアできないなぁ…(ギャンブラーでミッション9まで全部クリアしたけど増援のスカベンジャーで無事死亡→最初からやり直しになり絶望→11/30、とうとうクリア)
「こっちだ!」
セレンに言われるがまま走り続ける。
流石に息が切れてきた。ココまで長く走ればそうだ。
必死になりながらも食らいつき、セレンが足を止める。
「これだ。」
そこには駆逐艦が1隻佇んでいた。しかし僕は一瞬で判断する。
(艦のシルエット、主砲、あの高射装置は…間違いない)
僕はその駆逐艦を瞬時に『照月』と判断した。
「照月、これを動かせるのか?」
「動かせる。」
彼女は甲板に飛び乗る。すると、
「…動いた?」
不思議な光景が広がる。彼女が考えてるように動いていると推測した。
「乗って。お願い」
「わかった…」
僕は一気に甲板に飛び乗ると、艦橋へと向かう。
「急げ!時間があまりないぞ!」
セレンが通信越しで僕を急がせる。
艦橋に入った時には甲板に飛び乗ってから30秒しか経過していなかった。
「照月、機関全速で目標地点まで向かえ!」
とっさに指示を出す。今は迎撃する、それだけを考えている。
「そっちに駆逐艦2隻の位置情報を送った。射程内に入り次第攻撃しろ!」
艦橋内はレーダーなどで明るく、目に悪そうだったがそれほどでもなさそうだ。
すぐに位置を確認する。
照月は何も言わない。
駆逐艦の2隻はこちらの射程内に入る。だが相手のほうの主砲もこちらが射程内に入ってる。
「今!」
タイミングをはかった照月が前方の主砲2基で、突撃してくる片方の駆逐艦を一瞬で撃沈した。
僕はこの|艦<<照月>>が持つ火力に、少し恐ろしいくらいの感情を抱いた。
だが、それを考えてる暇はない。
しかしそのわずかな思考の間にも後方の主砲で駆逐艦を撃沈していた。
桁違いの駆逐艦だ…少なくとも、想定以上の戦闘力を持つことを確認できた。
「他の敵影はないようだ。御苦労」
セレンは伝える。しかしその直後不可解な現象が発生する。
「大型航空機?見たことない形だ」
艦橋から見えた大型航空機は異型の形をしていたが、なぜかその大型航空機は一切動かず、それに応じた墜落もなく落下もなく、ただ平然と静止していた。しかし、すぐに異変が起きる。
「消えた…?」
自分の目で確かめた。確かにさっきまであった大型航空機は消えてなくなっている。
「いや待て!誰かわからんが2人大型航空機のところから落下してるぞ!回収急げ!」
照月もセレンの言葉に反応する。艦橋内のレーダーにはUnknownと表示された航空機2機が同じところに重なって高度が下がってることが確認できた。まずい!見失うと捜索が困難に…!
「照月!見失う前にたどりつけるか?」
思わず叫ぶ。この艦ではどうしても時間がかかってしまう。航空基地のほうから捜索隊が出てくればいいのだが、今はそんな暇がない。
「行けます。」
そう言って照月は艤装を展開し甲板から飛び出した。
一般的に艤装は人命救助は臨時戦闘などに用いられるが、攻撃力自体は全く同一である。つまり、暴発させると酷いことになる。
照月side
人命救助と聞いて展開した艤装で何とか間に合った。
「ここはどこなんダ…?」
1人、目を覚ましたそうです。
「大丈夫ですか?何やら見かけない装備をしているようですけど。お名前は?」
私は質問する。
「エイラ・イルマタル・ユーティライネン、連合軍第501統合戦闘航空団「STRIKE WITCHES」所属ダ。」
そんな航空団は聞いたことない。いかんせん私たちとは全く違う装備である以上、何か怪しい。
「出身は?」
「北欧スオムス」
「ごめん、この世界にはその国はないの」
side out
「1人は起きていますがもう1人は気絶してます。それに、出身がどこの国にも当てはまりません…」
照月はそう伝えてきた。
どこの国にも当てはまらない?じゃあどこから来たんだとふと疑問が浮かぶ。
「もう1人もつれて艦に戻ってこい。あとは基地に帰ってからなんとかしよう」
少し呆れたが伝えた。
この日、空を飛び、戦う。見知らぬ少女2人がこの世界に現れた。
後書き
アーガイブNo.4「艦娘について」
年代は指定されており、「大陸戦争またはそれ以前」に建造・就役した艦のみ確認されている。
深海棲艦への対抗では切り札と呼べる存在であり、以前より物量に身を任せている深海棲艦を押し返した存在であるが、艦娘の扱いについてで論争が紛糾。現在でもその論争は絶えない。
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