ドリトル先生と沖縄の蛇達
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第二幕その十二
「戦争を知ってね」
「最低でもだよね」
「そのうえで考えないと」
「平和平和ばかり言って騒いでも」
「基地をなくしてもね」
「何にもならないよ」
まさにというのです。
「それに基地ばかり言って沖縄の他の部分を見ないことは」
「先生がいつも言ってるよね」
「それだけで全体を判断したらいけないって」
「考えてもいけないって」
「他のあらゆるものを見て考える」
「そうしないといけないよね」
「そうだよ、沖縄料理も他の文化もそうで」
それにというのです。
「生きものもね」
「そのヒャンとかハイとか」
「そうした蛇とかもだね」
「ちゃんと見て考える」
「そうしないといけないね」
「そうだよ、こんな魅力的な場所なのに」
沖縄という島はというのです。
「基地だけを見て考えることはね」
「よくないよね」
「だから先生はそうした人達とは違うんだね」
「そうした考えなんだね」
「そうだよ、沖縄は基地だけじゃないんだ」
このことを強く言う先生でした。
「このお料理にしても凄く美味しいじゃない」
「そうそう、何でもね」
「本州や九州のお料理とはまた違うけれど」
「いい味だよね」
「とても」
「そうだよ、蝉やウミヘビも食べようね」
こうしたものもというのです。
「是非ね」
「よし、それじゃあ」
「そうしたものもね」
「食べてそして」
「楽しもうね」
「是非ね、明日は学会に出て」
先生はお仕事もちゃんとしています、イギリスにいた時はお仕事自体がない状況でしたが今は違います。
「そしてお仕事の後で」
「うん、どうするの?」
「また観光?」
「そっちに行くの?」
「首里城に行こう」
皆もそこに誘うのでした。
「そうしよう」
「うん、じゃあね」
「明日は首里城に行こうね」
「そうして明日も楽しもうね」
「是非共」
「明日も楽しみだよ」
先生は泡盛を飲みつつ上機嫌になっています。
「首里城に行くのもね」
「それじゃあ今日は明日の学会と観光に備えて」
「そしてだね」
「たっぷり食べて」
「それからだね」
「ゆっくりと寝ようね」
「そうしよう」
先生はお箸を動かしつつ皆に応えました、そのうえで沖縄料理を全部食べてでした。皆とホテルに帰って気持ちよく寝ました。
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