サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
314
それぞれの思惑が動く中、
時刻は夕方の6時を回った。
PM18:00
研究所(広間)にて
ヒカリ:「クサイハナ!エナジーボール!」
クサイハナ:「クサ〜」
バシュゥッ(エナジーボール)
ヒロシ:「エレク!”ひかりのかべ”だ!」
エレク:「ビリっ」
ヴゥウゥン(ひかりのかべ)
ヒカリはクサイハナと関わっては
トイレに行き、関わってはトイレに行きを
繰り返し、何とかクサイハナに
指示を出せるまでに成長した。
サトシ:「ちゃんとバトル出来るように
なったじゃないか!!」
パシューン(モンスターボール)(エレク)
ヒロシ:「おめでとうヒカリちゃん!」
ヒカリ:「みんなありがとう(半泣)」
クサイハナ:「クサ〜〜」
ヒカリ:「クサイハナも、こんなあたしと
向き合ってくれてありがとう!
あなたはあたしの大事なポケモンだわ!
ゆっくり休んで!」
クサイハナ:「クサ〜っ」(喜)
パシューン(モンスターボール)
ヒロシ:「なんか、ヒカリちゃん痩せたね」
サトシ:「俺、感動したよ!!
特訓の途中で何回トイレに行っても
必ず戻ってくる、ヒカリの熱い想いにさ!」
4時間前、、、
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ザザッ、、、(地面を這うヒカリ)
ヒカリ:「クサイ、、ハナ、、」(接近)
ドサッ(倒れ)
サトシ:「ヒカリ!!」
ヒロシ:「サトシ!水だ!!」
ザパァァ(水)
サトシ:「ヒカリッ!しっかりしろ!」
ヒカリ:「う、、、ん、、、はっ」
ヒロシ:「ヒカリちゃん大丈夫かい!?」
ヒカリ:「ん、、うっぷ!、、トイレ、、」
ダダダダダッ
サトシ:「、、、俺たちはもう慣れたのに、
なんでヒカリだけ、、」
ヒロシ:「ヒカリちゃんの苦手な
”におい”なのかも知れないね」
サトシ:「、、あっ戻ってきた」
ヒカリ:「、はぁ、、、はぁ、、」
サトシ:「ヒカリ、大丈夫か?」
ヒカリ:「はぁ、、あはは(笑顔)
だいじょうぶ、、大丈夫よこのくらい、、」
クサイハナ:「クサ〜ッ」(心配)
ヒカリ:「大丈夫よクサイハナっ。
、、、あなたは何も悪くない、、、。
あなたはあたしの、、大事なポケモン、、。
だからあたしが、、あたしがこの手で
抱きしめてあげるんだから、、」(接近)
クサイハナ:「クサ〜」(待)
ドサッ(倒れ)
サトシ:「ヒカリーーー!!!」
ヒロシ:「サトシ!水だ!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ヒカリ:「あの時は無我夢中だったから、
あまり記憶がないのよっ」
ヒロシ(あの下り、同じく何回もあったのに)
サトシ:「俺たちは感動したぜ!?なぁヒロシ!」
ヒロシ:「え?、、あ、あぁ!
とにかく、クサイハナに
気持ちが伝わって良かったよ」
ヒカリ:「本当に、みんなありがとう!
これでシルフと戦えるわ!!」
サトシ:「あーあっ!なんか
4時間も見守ってたら腹へったぜ!」
ヒカリ:「あたしも!そろそろ
栄養とらないとなんかヤバいわっ」
ヒロシ:「そろそろ戻ろうか」
三人はリビングに戻る事にした。
ページ上へ戻る