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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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それぞれの思惑が動く中、
時刻は夕方の6時を回った。




PM18:00


研究所(広間)にて




ヒカリ:「クサイハナ!エナジーボール!」



クサイハナ:「クサ〜」



バシュゥッ(エナジーボール)




ヒロシ:「エレク!”ひかりのかべ”だ!」




エレク:「ビリっ」



ヴゥウゥン(ひかりのかべ)







ヒカリはクサイハナと関わっては
トイレに行き、関わってはトイレに行きを
繰り返し、何とかクサイハナに
指示を出せるまでに成長した。



サトシ:「ちゃんとバトル出来るように
なったじゃないか!!」



パシューン(モンスターボール)(エレク)



ヒロシ:「おめでとうヒカリちゃん!」



ヒカリ:「みんなありがとう(半泣)」



クサイハナ:「クサ〜〜」



ヒカリ:「クサイハナも、こんなあたしと
向き合ってくれてありがとう!
あなたはあたしの大事なポケモンだわ!
ゆっくり休んで!」




クサイハナ:「クサ〜っ」(喜)


パシューン(モンスターボール)





ヒロシ:「なんか、ヒカリちゃん痩せたね」




サトシ:「俺、感動したよ!!
特訓の途中で何回トイレに行っても
必ず戻ってくる、ヒカリの熱い想いにさ!」








4時間前、、、




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




ザザッ、、、(地面を這うヒカリ)

ヒカリ:「クサイ、、ハナ、、」(接近)



ドサッ(倒れ)




サトシ:「ヒカリ!!」




ヒロシ:「サトシ!水だ!!」



ザパァァ(水)




サトシ:「ヒカリッ!しっかりしろ!」




ヒカリ:「う、、、ん、、、はっ」




ヒロシ:「ヒカリちゃん大丈夫かい!?」




ヒカリ:「ん、、うっぷ!、、トイレ、、」





ダダダダダッ







サトシ:「、、、俺たちはもう慣れたのに、
なんでヒカリだけ、、」



ヒロシ:「ヒカリちゃんの苦手な
”におい”なのかも知れないね」








サトシ:「、、あっ戻ってきた」




ヒカリ:「、はぁ、、、はぁ、、」





サトシ:「ヒカリ、大丈夫か?」




ヒカリ:「はぁ、、あはは(笑顔)
だいじょうぶ、、大丈夫よこのくらい、、」






クサイハナ:「クサ〜ッ」(心配)



ヒカリ:「大丈夫よクサイハナっ。
、、、あなたは何も悪くない、、、。
あなたはあたしの、、大事なポケモン、、。
だからあたしが、、あたしがこの手で
抱きしめてあげるんだから、、」(接近)



クサイハナ:「クサ〜」(待)




ドサッ(倒れ)




サトシ:「ヒカリーーー!!!」



ヒロシ:「サトシ!水だ!」



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




ヒカリ:「あの時は無我夢中だったから、
あまり記憶がないのよっ」




ヒロシ(あの下り、同じく何回もあったのに)




サトシ:「俺たちは感動したぜ!?なぁヒロシ!」





ヒロシ:「え?、、あ、あぁ!
とにかく、クサイハナに
気持ちが伝わって良かったよ」





ヒカリ:「本当に、みんなありがとう!
これでシルフと戦えるわ!!」





サトシ:「あーあっ!なんか
4時間も見守ってたら腹へったぜ!」



ヒカリ:「あたしも!そろそろ
栄養とらないとなんかヤバいわっ」



ヒロシ:「そろそろ戻ろうか」




三人はリビングに戻る事にした。









 
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