サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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シルフカンパニー(社長室)にて
サトシ達が特訓している頃、
シルフもナツメを筆頭に
幹部達が集結していた。
ナツメ:「みんなそれぞれ準備の方は
進んでいるかしら?」
キョウ:「私から報告しよう。
各地方の情勢だが、ジョウト地方は
シルフの支社が取り締っている為
特に問題はない。
但しホウエン、シンオウ、イッシュ、カロスの
4地方は我々の行いに疑問を抱いている様子だ」
エリカ:「あら、それは好ましくない
状況ですわね。
やはり急にポケモンの回収や
ゲートの封鎖なんていくら何でも
急ぎ過ぎですわ、、、。もっと
落ち着いて行動するべきじゃなくて?」
ナツメ:「問題ないわ」
エリカ:「?」
キョウ:「他の地方がカントーに
疑問を抱いたところで、何も出来はせん。
ポケモンを回収した我々にはな、、」
ナツメ:「貴女が一カ月間
ジョウトに遊びに行っている間、こっちは
色々と進んでいたのよ、、、」
エリカ:「あら、”遊びに行っている”とは
失礼ですわっ。これでもちゃんと任務の方は
済ませて来たつもりですのよ?
カントー新時代計画ジョウト支部の
立ち上げにね、、。勿論、周囲は疑うどころか
変化にすら気づいてなくてよ?」
マチス:「へっ、さすがエリカだぜ。
いい女はいい仕事をする」
キョウ:「そういう貴様はちゃんと
準備に取り掛かってるのだろうな?
シルフ社員のバトル育成を、、、」
マチス:「なめんじゃねぇよ。
奴ら(社員)ならちゃんと俺様が
鍛えてやってるぜ、、。ポケモンバトル
だけじゃねぇ。奴らには兵隊としての
心得を仕込ませてある。計画を実行する時には
誰にも負けねぇ最強の軍隊になってるぜ」
エリカ:「最強のポケモン達に最強の使い手、
考えただけで身も心も疼いて
しまいますわ」
マチス:「なら、俺が鎮めてやるぜ。
エリカのbodyをな!」
ナツメ:「それで、あなた達は?」
ワタル:「はい、、。ジョウトは
もはや我々の配下当然。直に
ジョウト地方のポケモン達も送られてきます。
但し、他の地方はこちらでポケモンを
管理する事を拒む姿勢を保っており、
しばし時間がかかるかと」
マチス:「テメェ何やってんだよ!
さっさと全地方のポケモンを奪ってこい!」
ワタル:「、、申し訳ありません。
次回は一カ月後のサントアンヌ号で
交渉に当たります」
マチス:「ったく、元四天王の癖によぉ。
リーグ以外じゃ役に立たねぇってか」
ナツメ:「他は?」
シバ:「元孵化施設の職員に
我々が作ったポケモン育成マニュアルを
渡した結果、通常で育成する倍の早さで
ポケモンが育っております」
カンナ:「あと一週間、、いや、
3日以内には育成が終わるかと、、」
ナツメ:「そう、、、。なら、
あと一カ月で第二段階を終わらせるわ。
ジョウトのポケモンが送られてきたら
一カ月で育成を終わらせてちょうだい」
シバ:「かしこまりました」
ナツメ:「それともう一つ。
”あと一カ月以内”にホウエン、シンオウ、
イッシュ、カロスのポケモンを回収
出来なかった場合、第三段階を開始にするわ。」
全員:「!」
ナツメ:「第三段階を実行するか否かは
サントアンヌ号、クルージングパーティーまでの
交渉次第。それ以上は待てないわ」
ワタル:「、、かしこまりました」
ナツメ:「以上、解散よ」
シルフのカントー新時代計画の実行は
着々と近づいていた。
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