| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『justice//wrong』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『Sometime』



『人を騙して楽しい人は何か何処かが欠落してるんだろう』
それは自分を騙すことも同じなんだろうか。
楽しいわけじゃないけど...。

でも、此の世界に確かなものなんて何も無いでしょ?
嘘だって時には必要でしょ?
綺麗なイタミだって在るでしょ?
隠してなきゃ駄目な事も在るでしょ?

君の全部を解るなんて夢物語。
僕の全部を解るなんて夢物語。
解りたい気持ち、其れだけできっと幸せなこと。

僕等に残された時間は短すぎて、約束した処迄行けそうにないや。
逆境だろうが何だろうが関係なくて、そんなんじゃなくて。
ねぇ、何でかって君なら解るよね。

背負って来たものなら此処で一旦預かるよ。
そんなに重いと潰れちゃうから。
ほら、ね。
一旦でいいから下ろしてみると何か変わるかもしれないよ。

君達が想像出来ないくらい辛かったり悲しかったり、いろんな経験をしてきた。
それでも今此処にいる。
だからこそ君達の重い荷物、足枷になるなら僕が預かる。

いつかまたくだらない話をして、笑い転げてみたいね。


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧