おぢばにおかえり
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第三十七話 三年生なのでその一
第三十七話 三年生なので
私も高校三年生です、進路が問題になっている頃なので進学か就職かという問題に直面しています。
それでクラスの友達にそのことを聞かれました。
「ちっちは進学するのよね」
「うん、天理大学にね」
友達の問いにすぐに答えました。
「進学するつもりよ」
「やっぱりそうなのね」
「宗教学科に進みたいわ」
細かいことは自分から言いました。
「私が教会継ぐから」
「三人姉妹の長女だったわね」
「そう、だからね」
本当にそれが理由です。
「進学してね」
「おみちを勉強して」
「将来は、って考えてるの」
「専修科とかは」
友達はこの進路を出してきました、おみちの専門学校みたいなもので二年間詰所に寝泊りしながら通っておみちのことを勉強する過程です。
「考えてないの」
「特にね」
そちらについてはです。
「何か違う感じがして」
「違う感じって?」
「私の勉強したい方向と」
何となくそう思うのです。
「どうにも」
「そうなのね」
「何でわからないけれどね」
自分でもです。
「そう思うから」
「専修科はかなり真剣に勉強出来るけれどね」
おみちのことをです、この辺り専門学校と一緒です。
「けれど私的には、なの」
「天理大学に行ってなの」
「それでおみちのこと勉強したいの」
四年かけてです。
「そう思ってるの」
「まあ天高から専修科行く子って少ないわね」
「そういえばそうね」
言われてみればです、教校学園高校から行く人は多いですけれど。
「天高からは少ないわよね」
「大抵天理大学行くか天理教のお仕事に就くわよね」
「ええ」
天理教のお仕事も色々あります、本部勤務と言われていますが神殿の警護や海外布教部でのお仕事、他にも色々あります。
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