『justice//wrong』
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『Until now』
穏やかな日を過ごした事なんて在るのだろうか。
ゆったりした気持ちで過ごした事なんて在るのだろうか。
何気ない緩やかな1日を不思議なほど気色悪く感じてしまう。
季節外れのミニスカートに君は『寒がりの強がりだ』と言った。
『違うけど...本当の意味なんてない。
唯、女であることが嫌なくせに、ミニスカートは女であることを自覚させてくれるから...』
そんな矛盾した理由を君は笑わず受け止めた。
変な君だと私は笑った。
君は真顔で頭を撫でた...。
君の寝顔を見た日、私は此迄の私を呪ったりした。
あんな事がなければ素直に今、幸せなのかもしれないのに。
そう思うとやりきれない。
幸せと想えない私を君は呪うだろうか。
魂さえ削り合ってるような関係。
解り合うなんて無理に等しい。
それでも解りたいと言う君を私は払いのけた。
私の此処に刻まれた憎悪は君に触れさせない。
触れて欲しくない。
君をケガレさせたくない。
正常な君は正常な美しき女性と共に幸せになるべきだ。
そうすれば私の存在なんて一瞬で消え去る。
虚しいと想うなんて一瞬のこと。
君を想うから離れるってこと、最後の理解を求めて...。
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