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ソードアート・オンライン∼the Resurrection Lightning∼

作者:村雲恭夜
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第四刀:翡翠と漆黒

 
前書き
今回はダーク視点です。
久しぶりに二人のイチャイチャが書きたかった。 

 
実質的な議論は無かったものの、士気を上げる効果は在ったらしく、第一層二十階はかつてないスピードで攻略された。
ライト達はそれを聞いてきたらしく、ボス攻略会議に出向きに言った。
俺とミヤビは実質的に留守番である。

「……暇、だな」

「……暇」

俺はベッドに転がっており、ミヤビは俺に捕まり体の上に転がされている。

「……ねぇ。何で私はダークの上に転がされてるの?」

「ん?何となくだ」

俺はミヤビの頭を撫でながら言う。
ミヤビは敢えてその拘束を解こうとせず、俺の思うがままにされている。

「おいおい、いつもの抵抗はどうしたよ?」

「……別に。慣れただけ」

ミヤビは俺といるとき普通に喋る。そこは不思議だが、まぁさして理由は無いだろう。……たぶん、恐らく。

「……そう言えば、ミヤビ?」

「何?」

俺は体を起こしつつ、ミヤビの体を起こさせる。

「ちょっとトールバーナで散歩しようぜ?」

「……」

ミヤビは少し思案したような気がしたが、頷いた。









トールバーナに繰り出した俺達は、まずフランクフルトっぽい物を買って、散歩を始めた。因みにコルは俺出費だ。
まずは武器屋。

「うーん、あんま良い片手剣ねぇな」

「ダーク、こんなもの在ったよ」

「……それ、筋力の要求値が高くないか?」

「あとこんなフードつきコートも」

「……猫耳。俺に着ろと」

「うん」

「………」

「………(ズイッ」


武器屋を出た俺は、背に白い片手剣<テア・フリューゲル>を<アニール・ブレード>と共に装備し、黒い猫耳コートを装備。ミヤビは青い短剣<ベノムレオーネ>を買った。
……いや、コルは余ってるから良いんだけども。そしてお前もちゃっかり新しいケープ買うなよ。



別の武器屋。

「……こっちもろくなもんが……ん?この投剣良さそうだな」

「ダーク。アクセサリーが凄いよここ」

「うお。筋力値の増加にスピード増加かよ」

「多分、裏ショップ……」

「……良いのか茅場」

「……兄さん知らない。私の自作」

「お前が作ったんかい!」

「大丈夫、ちゃんと<鼠>に報告済み」

「……良いのか茅場」


結局、俺達は筋力と速度強化の指輪を購入して装備した。
……もう一度言う。これで良いのか茅場晶彦。



そして、そのままの勢いで迷宮区へ。
ミヤビが言うには試すに持ってこいのmodが居るらしい。

「……で、その敵って奴は?」

「……ん。そろそろ……」

ミヤビはそのまま言うと、俺を止めて俺の右足太股に装備してる投剣を抜いて投げた。

「いや、お前何を……」

と、言い掛けたとき。俺は瞬時に投剣ソードスキル«シングルシュート»を放つ。
すると、地面に何やら欠片が振り撒かれた。

「……。ミヤビ、まさかとは思うが」

「そう。時間限定mod、«ルインコボルド・アーチャー»。頑張れ」

「……もしかしてこれも?」

「……(グッ」

いや、サムズアップすんな。と言うか癖になってる投剣スキル発動がとまんねぇ。

「……後でイタズラな」

俺は背中の<アニール・ブレード>と<テア・フリューゲル>を抜き、遠距離mod<ルインコボルド・アーチャー>との戦闘を始めた。






「……あっぶねぇ」

ソードスキル発動不可の戦いで何とか勝利した俺はミヤビを睨む。

「ミーヤービー?」

「………」

ミヤビはすぐに回れ右をすると、全力ダッシュの体勢を取るが、速攻で服の首根っこを掴む。

「………(フルフルフル」

「首ふりされても俺は許さんぞ……」

俺はミヤビを担ぎながら迷宮区を脱出した。









迷宮区から脱出後、俺達が住みかにしている宿屋に帰還した。すると、ライトとコペルが丁度立ち話をしていた。

「お、お帰りダーク」

「どこいってたのさ、ダーク。ミヤビは……何で担がれてんの?」

「こいつが要らんことしたからだ。暫く自室こもるかんな」

「あいよ、程ほどにしとけよー。明日ボス攻略だからなー」

ライトの言葉を聞きながら階段を登り、俺とミヤビが借りている部屋に入ると、鍵を閉めてミヤビをベッドの上に投げる。

「いたっ!」

「さて、どうしてくれるかなぁ?」

手を十分に動かしながらミヤビに近付く俺。

「ちょ、ダーク……?冗談、だよね!?」

「イッツ、ショータイムだ!」

俺は速攻で詰め寄ると、ミヤビは同様の速度で反転して回避しようとすると、偶然にも俺がミヤビの胸を触る形となる。

「……あ」

「……」

いっきに部屋の温度が寒くなる。

「……えーっと、ミヤビ?」

「……言い残す言葉、(ある)?」

あ、これは駄目なパターンだと察した俺は、装備を解除して、両手を上げて言う。

「……えーっと、女にしちゃそこそこある方じゃねぇか?その体型でさ?」

「……。そう、それが遺言?」

あ、本気で殺しに来てる顔と眼だ。後ろに化身っぽい物も見える。

「ダーク……その罪は重い……」

「え、ちょ……」

有罪(ギルティ)______!」

その時、その宿屋周辺はとてつもなく寒かったそうな。 
 

 
後書き
……うん。この構想しか思い浮かばなかったのさ。
因みにライト達はその時。

ライト「コペル、耐氷ポーション」

コペル「はい(耐氷ポーション差し出しながら自身も飲む」

ライト「サンキュー(ストレージ掃除しながら飲み干す」

コペル「あ、衝撃来たよ(瓶を回収して」

ライト「流石コペルのユニークスキル、<作製>だな。寒いの回避できるだけで全く違う」

コペル「材料は掛かるけどね……」

ということで何故かコペルがユニークスキルを所持してます。
これが後に仕事しますのでここら辺で出したかったのだ。

ライト「次回はボス攻略作戦だぜ!」

コペル「ライトとダークが活躍するから是非見てね!」

次回もお楽しみに!感想お待ちしてます!! 
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