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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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進路指導のウィザード
  金属生命体(2)

「アレは一体?」

「レインボージャークと言う事は、コトナのお嬢さんか?」

「そのようだな。何かあったのか?それともお出迎えにでも来たのか?」

「ところでコビーはどうした?『ギガロニア地区からマイクロン地区へ戻った』あのお嬢さんだけには頭が上がらないから、ここに来るのは困る」

アザゼルは今度は何だ?と思って見るが、俺は隣の大陸から来たと言ったらいくつ大陸があるんだ?と質問が飛んできたので三つだと答えた。中央エリア・トランスフォーマーエリア・ゾイドエリアの三つで、ゾイドも金属生命体だがコイツらと違うのは分かると思う。降りてきたらコトナだったので、俺を見つけるや抱き着いて来た。

「一真、この前振り」

「お、おいコトナ。まあいいとして、この前振りだな。どうしたんだ?こんな所に来てさ」

「コトナのお嬢さん、お久しぶりですな」

「久し振りね、フレイムコンボイ。サイバトロン地区にいるギャラクシーコンボイから通信が来てね、外部からの客と共に一真がここにいるって知らせてくれたのよ。今こっちのエリアでは建星記念日として、ゾイドバトル大会が行われているのよ」

「あーそう言えばそんな事があるとロンから聞いてたが、今日やっていたとはな。格闘・射撃・近接・飛行の各部門があり、各部門の優勝者は毎回違うが総合優勝者だけは俺なんだよな」

今日がゾイドバトル大会がやっていた事を忘れていた俺だったんで、全員バスに乗せてからフライトモードとなって飛んで行った。フレイムコンボイらは手を振っていたけど、俺らが見えなくなると作業を再開していたようだ。コトナはレインボージャークに乗っているが、正直言って速度が違うのか俺らの速度に合わせてくれた。

「一ちゃん、何処に行くんだ。元のエリアへ戻るのか?」

「この惑星には三つの大陸がある事は先程話したが、金属生命体には違うジャンルがあるのさ。レインボージャークもそうだが、アレはゾイドと言って人間が操縦する金属生命体だ」

「中央エリア・トランスフォーマーエリア・ゾイドエリアの三つとされていまして、これから向かう所はゾイドエリアの中央地区ですよ」

ゾイド中央地区・ゾイド研究所地区・大会地区・海地区の四つの地区に分かれているが、これから向かう場所は大会地区に向かう。そこは建星記念日の時だけしか行わない大会で、各部門の優勝者を競うけど総合優勝者は結局俺となるけどな。会場付近に着地するとこれから行う種目はレースで、地上を走った後に上空にいる仲間へバトンが渡される仕組みだ。

「今レースがやっているけど、俺も参加してくるからヴァーリ達はコイツらの監視を頼む。総合優勝者の俺が出場しないと不戦勝となってしまうんでね」

「畏まりました一真さん。総合優勝の座を動かす者がいたら良いのですがね」

「格闘も射撃もシード権を持っているが、この後にでもやるのだろう」

「一真君が参加してくるのなら、私達は断然応援させてもらうよ」

「私も出る事になってるから負けないわよ一真!」

観客席に向かうヴァーリ達と選手として待機場所へと向かうコトナと俺、機体はライガーゼロファルコンだから地上も上空もゾイド一の速さを持っている。俺の機体が出て来た事で、司会と観客達が非常に興奮していた様子だな。

『おおっと!毎回総合優勝者である織斑一真様が来た様子だ!』

「一真さんお久しぶりです」

「久しぶりだなルージ。ハヤテライガーらしいが、こちらも負けてられねえからな」

『ライガーゼロファルコンからライガーゼロイエーガーにエヴォルトしましたが、ルージ選手もムラサメライガーからハヤテライガーへとエヴォルトしましたーこれは見物ですねぇ』

『ライガーゼロファルコンでも圧倒的な陸戦機動力を持ちますが、恐らくエヴォルトシステム搭載機として色々と熟していましたからね』

「あのシステムは一体?」

「あれはエヴォルトシステムと言って、一真君が乗るゾイドとルージ君が乗るゾイドにしか搭載されていないシステムの事だよ。詳細については教えてあげないけど」

スタートと同時に背中のハヤテブースターで突っ切るけど、それさえも追える速度を持つゼロイエーガーは大型イオンブースターにて突っ切る。地上からバトンを貰ったレインボージャークだったが、すぐにゼロイエーガーからゼロファルコンへと姿が変わりゾイド一の速度を観衆達に見せつけた。その後格闘・射撃を終わらせて、総合優勝は結局の所俺だけどな。

「流石ね、地上や上空でも貴方に勝てる者はいないわ」

「まあな。総合優勝者である俺はいつも通りだし、他の皆は各ゾイドを改造したとしても勝てる訳がない。あとは実力のみとされている・・・・それより今日はラ・カン来てるのかコトナ」

「管轄長がこの大会の主催者だし、今日はルージ達の家で祝勝会をするそうよ。良かったらウチ来る?」

「そうさせてもらうし、今日は疲れた。主に俺が活躍後、コイツらはゾイドを見て目をキラキラさせていたからな」

ここの管轄長に会ってもらう為、ゾイド中央地区へ行く事にしたけどアザゼルらの頼みで俺のゾイドに乗りたいとか言ってた。パイロット席は埋まっているが、マイクロンのように一部のパーツのようにした。バスを乗せたまま上空を飛ぶライガーゼロファルコンで、地上では色々なゾイドが走って住居地区へとな。

『速度計を見るとどんだけなのやら』

「しょうがねえだろアザゼル。大会地区から中央地区は凄く遠いんだからな」

『それに今回の優勝者と総合優勝者を祝うパーティーが行われますし、ここの管轄長にも会えるので丁度良いかと』

『惑星アースにいる管轄長は三人で、一番偉いのが創造主である一真君と言う事かね』

「ここを創造したのは俺だが、ゾイドやトランスフォーマーの創造主は他にいる。俺はあくまで破滅した異世界にいた住人らを救ってきただけだ。見えてきたぞ、ゾイドエリアの住居スペースが」

通信機で会話をしていたが、西洋風の城に高層マンションが沢山ある。無論ラ・カン管轄長とレ・ミィ副管轄長は城に住んでいて、ルージ達の家族や他の仲間達は近所のマンションにな。城門前に着地後、ゾイドを空間にしまってからバスを降ろして駐車場へ向かう。と言っても小型ゾイド専用にな、ここはゾイド以外の乗り物が無いに等しいから。

「到着したんで全員降りろ」

「ここが地下駐車場ですか?どう見ても小型ゾイドしか置いてありませんが」

「このエリアは基本的にゾイド以外の乗り物は無い。だから今回俺達のバスもここに置く事となった」

「確かに大型ゾイドは外に置いておりますし、小型ゾイドと一緒に入れる場所はここと言う事ですか」

全員降りた所でショートワープにて一気にパーティー会場へと向かう。丁度優勝パーティーを始めようとしていたのか、ラ・カンが俺を見るやマイク越しで呼ばれた。そして乾杯をしてからゾイドバトル大会に出た選手と外部から来た客、始めは緊張していたようだがコトナや朱璃の仲介によって何とかなった。俺は各選手に乾杯しながらここの管轄長であるラ・カンに紹介する事にした。

「ラ・カン管轄長にレ・ミィ副管轄長、久しぶりだな」

「これは一真さん、毎回総合優勝おめでとうございます。私とミィも一緒に見てましたが、流石ですなぁ」

「一真、最近そっちではどうなのよ」

「二人共元気で良かったが紹介するけど、コイツらが三大勢力トップの三人だ。左から天使長ミカエル、四大魔王の一人であるサーゼクス・ルシファー、堕天使総督のアザゼルだ」

「なるほどね。中央エリアにいる種族のような感じだけど、何かオーラが違うような気がするわ」

ミィは相変わらずだが、ここからは三人と喋っていたので俺は離れてルージ達の所へ行くとセイジュウロウやガラガもいたので格闘と近接でのトップ2。ルージはヘマさえしなければ強いんだけどやはり中距離遠距離攻撃は苦手のようで、レースでも俺と大差なかったがまあまあ頑張った様子。海地区に行っていたファミロン家やミロード村出身の奴らが獲った魚料理があった。

「お、一真か。大会では相変わらずだったが、俺らはいつも争っているよな」

「ガラガか。まあな、こちらは格闘から射撃まで出来るしね。それよりセイジュウロウも惜しかった」

「・・・・うむ。やはり我が師には敵わん」

「相変わらずだな。ま、今では体も調子良いと聞くし剣術に関しても前より腕を上げたようで」

「こちらとしては研究し甲斐があるさ」

「ロン、大会中どこに行ってたんだよ。どこにもいないから心配したぞ」

「ごめんごめん、研究所にて今やっているゾイドコア及びゾイド開発に携わっているからね。すっかり忘れていたよ」

ガラガ達は同じマンションに住んでいるが、皆の職業は色々とある。コトナとルージは学校の教師で、ロンは研究員でガラガやセイジュウロウは広いゾイドエリアを巡回しながら仕事をしている。ラ・カンとレ・ミィは管轄長としての仕事をしていて、ディガルド討伐軍の者らは新人育成教師として日々ゾイドに関して教えている。ゾイドと言っても小型から超大型があり、操縦方法もそれぞれ違うからな。

「そろそろパーティーが終わるみたいだからウチに来ない?一真」

「そうだな。たまにはコトナと一緒に寝たい」

「俺らも帰るけどアイツらはどうするんだ?」

「ミカエル達を忘れてたぜ・・・・俺はアイツらをホテルに案内したらそっちに行くわ」

「了解したよ。二次会は僕らのマンションでね」

宴が終わる頃には皆も眠そうだったので、全員集合してから地下にあるバスへ乗った。その後、ミカエル達三人は貴重な意見が聞けてよかったらしくまた連れてって欲しいとか言われたが即却下。ここは本来外部からは来れないようにしてあるし、来るとしたら蒼い翼関連の者らしか来れない。コトナ達がいる高層マンション付近にあるホテルに止まって、ゼロを空間に入れてから受付へと行く。

「こんばんは織斑オーナー」

「急遽悪いが空室あるか?外部から来た者なのだが」

「はい空いております。ラ・カン管轄長から連絡がありまして、泊まるならここだろうと言っておりましたし」

「なら頼む。カードキー配布はグレイフィアと朱璃、俺はコトナらがいる高層マンションにいるから」

「畏まりました一真さん。ところでコトナさんとどう言う関係なのですか?」

「グレイフィア、コトナさんと一真様の関係はここではちょっと秘密なのよ『俺の伴侶であり、側室の一人だ』そう言う事よ」

グレイフィアは納得してもらってから、カードキーを配布してもらい皆はホテル外から出るなと言ってからコトナらがいる高層マンションへと向かう。元々コトナとは伴侶で、初めて会った時は丁度アイアンロックから飛んでいたレインボージャークを発見。レッゲル切れとなったので、ゼロファルコンの上に着地させてから知り合った。しばらく旅をして、セイジュウロウと勝ってしばらく師として居た。

「私との出会いを思い出していたのかしら?」

「まあな。コトナとの出会いとセイジュウロウとの出会い後、一人旅をしていたがまた会えるとしたら一緒に旅をすると約束していたからな。で、その間に伴侶となって真名を教えてもらったが今まで通りに呼んでいた。一人旅してた時にラ・カンとレ・ミィとの出会い後、ルージらと出会ってからまた会えるとは思わなかった」

「まあね~でも私としてはガラガが厄介だったけど、その時に伴侶がいると教えてなかったしね。ディガルド討伐軍になってからは、エヴォルトに関して色々と知ってたみたいだったし最終決戦時に私達を導いてくれたお陰で今に至るわ」

「それが俺の任務だった訳だし、二次会終わったらコトナの家に泊まらせてもらうわ」

と言う事でガラガ達と二次会を始めたが、生活に関しても最初来た時は驚きの一杯だったみたいだけど酒の力を借りて色々と喋っていた。二次会終了後、明日は休みなので三次会を始めようとしたが全員解散となった。俺はコトナの家に行き、風呂も入ってから量子変換機でパジャマに着替えてからベッドへ行く。

「久しぶりだけど襲ってこないの?」

「んな訳ないだろうに・・・・今日は朝まで野獣となって襲ってもいいか?最近シてないんだ」

「いいわよー私で良ければ何発でも構わないわ」

「情事に関して最近御無沙汰だが、最後は双方共に納得行ってから寝るか」

キスしてから情事後、ちゃんと浄化を使ってから寝た。行為自体は久し振りで、コトナとの関係は問題ないしガラガが羨ましがっていた事はここに来る前からな。俺と伴侶になった事を知ったのは、サシでの勝負後に言った事で強制的に納得してもらった。

本来だと月中基地本部にいるはずだが、トランスフォーマーやゾイドと言った金属生命体が互いの力を知り合った仲となった。明日は『魔』へ行くが、あそこに行くと自動的に搾られそうと思いながらハメを外した俺とコトナだった。 
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