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Blue Rose

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第二十八話 長崎での生活その三

「そうかもね」
「でしょ?男はそうしてくるから」
「流石に親兄弟だとないけれどね」
「クラスの男子は見てくるからね」
「そこはわかっておいてね、ただね」
 ここでこうも言った女子連中だった。
「こっちはもう気にしないことよ」
「あちこち見られてもね」
「そもそもミニスカの時点で見られるから」
「脚をね」
「そういえば」
 ここで優花は自分の脚を見た、短く折ったスカートから白い形のいい生足が出ている。
 その脚を男の自分だったらどうしていたか、優花はこのことから言った。
「見られて当然ね」
「でしょ?というか見せるものだからね」
「ある程度はね」
「水着なんかそうよ」
「流石に彼氏でないと見せられないけれどね」
「体操服だってそうだしね」
 こちらの服もというのだ。
「まあ体型位はね」
「見せてあげるわよってことで」
「ブルマは無理だけれどね」
「あれは恥ずかしいわね」
「あっ、ブルマね」
 かつてあった体操服についてはだ、優花はこう言ったのだった。
「あれはね」
「あれは無理よ」
「あんなの穿いて体育とか普通に人前にいるとか無理だから」
「あれ下着だから」
「もうそれこそね」
 女子達は一様にこう言った。
「あんなのよくお母さん達穿いてたわよね」
「あんなのコスプレでしょ」
「下着とどう違うのか」
「全然わからないわ」
「ブルマはね」
 優花も自分が穿いた場合を想像してから言及した。
「私も無理よ」
「あれ穿けって言われたら無理よ」
「私もよ」
「というかあんなのよく本当に皆穿いてたわよね」
「お母さん達もね」
「何か急になくなったらしいけれど」
「あんなの穿いて男子の前に出ろとかね」
 それこそという口調でだ、女子達も言っていく。
「今じゃ怒られるわよね」
「変なことして下さいって言ってる様なものじゃない」
「普通の体操服でも結構見られるのに」
「あんなの穿いたらね」
「先生だって変な人多いし」
「絶対におかしなこと起こるわよ」
「というか昔起こってたでしょ」 
 さらに言っていく女子生徒達だった。
「揉み消されてただけで」
「学校の先生のやることって普通にそうなるみたいだし」
「それでどんな悪いことしても学校にいられるんでしょ?」
「だったら絶対に何か起こってたわよ」
「あんな格好でいてたら変なことされた娘多かったわね」
「そうよね」
 優花もまた言った。
「私も体操服は半ズボンとかスパッツの方がいいわ」
「そうそう、そっちの方がいいわよ」
「蓮見さんもそう思うわよね」
「女の子だったら大抵はそうよね」
「穿くのは私達だし」
「そうよね、というか私もね」
 どうかとだ、首を傾げさせて言った。
「よくあんなのあったわって思うわ」
「先生とか保護者の趣味とか?」
「変なことしたい人達の」
「うちの学校も前そうした先生いたらしいしね」
「セクハラしてクビになった」
「そうした先生もいたの」 
 この話にはだ、優花は驚いて問い返した。
「この学校に」
「そうみたいよ、生徒の胸触ったり押し倒そうとしてね」
「その生徒さんが教育委員会とかマスコミに言ってばれたみたいよ」
「ネットでも言ってね」
「というかネットで言ったのが一番よかったみたい」
「ネットで言わないとね」 
 こうしたことはという娘もいた、髪の毛を少し茶色にして派手な感じにした今時のギャルといった外見の娘だ。 
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