ドリトル先生の名監督
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第九幕その五
「大変なことになるよ」
「頭が悪くなる」
「そうなるから」
「気をつけていかないと」
「騙されるんだ」
「だから気をつけてね」
また言ったトミーでした。
「皆もね」
「うん、わかったよ」
「そこは気をつけるからね」
「何としてもね」
「さもないと自分が馬鹿を見るから」
「スポーツの報道もね」
先生はこちらのことをお話します。
「酷い場合独裁国家の国家元首へのそれみたいだよ」
「そんなに酷いんだ」
「日本のマスコミってそんなに酷いんだ」
「独裁国家って」
「そこの国家元首への報道みたいって」
「これが本当だから。特定の球団や人への報道がね」
それがというのです。
「そのレベルなんだ」
「じゃあそういうの読んで観たら」
「鵜呑みにしたら大変だね」
「そこイギリスの報道と違うね」
「というかどの国とも」
「僕も驚いたよ、これは独裁国家のマスコミなのかってね」
日本のマスコミ、スポーツの報道はというのです。
「そうした国の国家元首への報道と同じだったから」
「日本のマスコミって法律あるのかな」
「変な報道しても問題ないの?」
「嘘書いたり独裁国家みたいな報道しても」
「誰も何も言わないの?」
「だから気をつけないといけないんだ」
先生も言います。
「日本はマスコミについてもね」
「報道の自由って大事ですけれどね」
トミーはその先生に言いました。
「それを盾に自分達の思いのままの報道したら駄目ですよね」
「日本のマスコミはそれがないからね」
「駄目なんですね」
「酷いことになっているんだ」
「そこはイギリスよりもずっと酷いですね」
「学校の先生とマスコミはね」
そして労働組合やそうした人達が作っている市民団体はです。
「ネットでは問題になってるけれどね」
「テレビや新聞はその当事者ですから」
「言う筈がないからね」
「嘘を言っても責任を問われないと」
「そこから何だってするからね」
どんな悪いこともというのです。
「よくないよ」
「そうですね」
「良識って言われている新聞紙がイギリスのタブロイドレベルだよ」
「そこまで酷いですね、確かに」
「もうタブロイド誌はね」
「独裁国家のなんですね」
「そこまでのレベルだから」
先生は首を傾げてさえいます。
「とんでもないよ」
「鵜呑みにするものじゃない」
「僕はそう思ってるよ」
「先生もそうなんですね」
「マスコミの力は大きいから」
「余計にモラルを守らないと駄目ですね」
「スポーツと同じだよ」
それこそというのです。
「マスコミとしてのモラルを守らないとね」
「日本のマスコミみたいになるんですね」
「そうだよ」
「ううん、怖い話ですね」
「マスコミがやりたい放題なんてね」
「学校の先生もそうで」
「そのことはイギリスとは比較にならないよ」
学校の先生、マスコミの酷さはというのです。
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